「Re:CREATORS(レクリエイターズ)」第22話 最終回

ReCREATORS

そして物語は終わり、未来へ向けて新たな物語が紡がれる

「世界の修復」がいよいよ活発となり、登場人物たちはもとの世界に戻らなくてはならなくなった。メテオラが開いた門を通って、ひとりまたひとりと還って行く。

そこがどんなに悲惨な場所であっても、自分が生きると決めた物語なのだから・・・。

こうしてひとりひとり見送る光景はなんとも寂しいものがありますね。今ではすっかりどのキャラにも愛着が湧いてしまいましたからw

最終回は1話まるごと使ったエピローグでした。

別れ際に交わされる言葉。それは創造主と被造物が交わす最後の会話となるもの。短いけれど、そのどれもが慈愛とこれからの希望に満ちたものであったように思います。

彼らには現実世界に残るという選択肢もあったのだけれど、それを選ぶものはほとんどいなかった。それは彼らが設定に縛られているからではなく、自ら生きる場所を決めたからでありました。

この最終回ではまた、創造主たちの創作にまつわる苦悩と言ったものも語られました。

アルタイルとの最終決戦ではセレジアとアリステリアが退場している。これらの物語を書いた作者は、その2人ともが自分のキャラクターたちに報いるような、そんな素晴らしい物語が描けているのか不安を露わにしておりました。

それから中乃鐘さんに至っては、最終決戦におけるシナリオが結局アルタイルの物語に勝てなかったことを悔いていたこと。どの物語が面白いかファンの間で議論になることがある。しかしそれは視点が違うし、そもそも別々の物語を比べることなんて出来ないため、結局は不毛な言い争いになるのが関の山と言えます。

しかし文字通り「物語の衝突」が起こった戦いにおいて、物語そのものの胆力が示される結果となったのは、中乃鐘さんにとっては忸怩たる思いがあったに違いないでしょうね(笑)

それだけアルタイルが強力だったということ。しかしそれはひとえに、彼女の創作者であるシマザキセツナへの想いの強さの表れではなかったかと思う次第。アルタイルは被造物でありながら、自ら力強い物語を創作することが出来たからと言えましょう。

そんなアルタイルに負けないほどの意地を見せたのが颯太だったと言えましょうか。シマザキセツナを被造物として甦らせた彼。しかしメテオラさんは言います。もしかしたらあれは被造物ではなく・・・。その真偽を探るのは野暮ってものでしょうw

さて、しかしもとの世界に戻らなかった者もいる。それがメテオラさんでありました。結局、帰還の門を開くには誰かが残らなくてはならなかったからです。既に原作者を亡くしているメテオラさんとしては、ある意味で達観したものがあったのも確かでしょう。

自分も物語を書いてみたいと言ったメテオラさん。お役所を辞めた菊地原さんは現在出版社に勤めており、そう言った意味ではサポートは厚いと言える状況があります(笑)

新居への引っ越しも住み、ひと段落したところで颯太へ連絡を入れたメテオラさん、その内容は?

「そろそろ完成しそうな小説、またタイトルがありません。何か良い案はありますか」と。

様々な想いと、様々なキャラクターが入り乱れたその物語に、颯太はひとつのタイトルを送りました。

ReCREATORS

それは今の私たちが既によく知る物語でありました。

<総評>

クリエイターと作品。創造主と被造物が一同に会すメタ的構造を示した本作。宿敵アルタイルにを中心として描かれた物語は、バトルアニメのごっちゃ煮を実現し普通ならあり得ないような対戦の数々を我々の前に提示してくれました。

まるで二次元最強王者を決めるような戦うは、それ自体がとても楽しいものであったと言えます。

しかしはやりこの作品の根底にあったのは、これまでも再三語って来たように、実際に創作に関わる作者あるいはアーチストの心の声を発信すると共に、彼らによって創作された作品の側から原作者への批判や非難を浴びせかけるという、創作の根本というかその在り方、もしくは理想像を描いていたのではないかと言うのがひとつの感想としてあるわけです。

好きだから書く。仕事だからやる。それぞれ事情はあるでしょう。作品こそが我がアティチュードとする向きもある一方で、職人として励むのもまた美学であると言える。しかしそのどちらかが正しくて美しいかと問うわけではない。

「あんたら。ちゃんと俺たちのこと考えてくれてんだろうな!?」

作品の側から向けられる言葉に対して、果たしてどれだけのクリエイターが胸を張って「もちろんだ!」と答えることが出来るだろうか。もちろん、皆さんがんばっていらっしゃると思います(笑)

このアニメのシナリオを書いているのも当然クリエイターであるわけですが、自らが自らに向けた叱咤激励と言うか、「喝!」といれると言った側面があるのではないか?「俺たち、ちゃんとやってるかな?」それを確認すると言いますか、自問するような形でこの作品の企画が進行して行ったのではないか。そんな雰囲気すら感じられると言いますか。

自らの仕事を振り返る。そう言った意味では別にアニメやアートに限らないと思うのです。何かね、働く社会人への賛歌ではなかったかと。いまならそう思えなくもない。

それを踏まえ、あえて誤解を承知で言うならばこれもある種の「お仕事アニメ」ではなかったか思う所存。特に物を作っている人なら見につまされるものがあったのではと、老婆心ながら労いの気持ちを抱いたりなんかして(笑)

そういったこともあるのだが・・・

2クール継続ではありましたが、今期アニメの中ではとても思い入れを込められる作品でした。なんかもう、みんな好き!

やはり愛されて生まれたキャラたちですから、彼らが受ける愛、そして彼らに向けられた愛・・・それは原作者しかりファンからの指示しかりで、それを実感させてくれるような作品の構成になっていたように思います。

特にアニメオリジナルであり「原作は継続だから最終的な感想は据え置き」って状況でなく、これで完結であるためにその想いもひとしおなのですわ。

それを思うとほんとに最終回を向かえて悲しい。いま思えば、まみかの送別会に言っておけばよかったと!(いやその黒歴史を再燃させるなってw

ただひとつ苦言を呈すとすれば、主人公である颯太の印象が薄かったこと。もっともラストでは重要な役割を担っていたわけですが、それでも裏方という印象はぬぐえなかった。

その代わりにこの物語の真の主人公はやっぱりメテオラさんだったなと。それはそれでメテオラさん大好きなので・・・ってか、このアニメ見ててメテオラさん嫌いな人っていないんじゃないかって思うほどなのですが?世論はどうなんでしょうねw

ほんと、メテオラさんがいてくれてよかったと!

途中、挟まれた総集編がメテオラさん視点だったのがこのラストにつなげる伏線だったと思うと、シリーズ構成がすごく計算されていて、そこがまたメテオラさんが主人公だったという印象を強くするものがありますねw

そしてみんないなくなっちゃいましたが、メテオラさんが残ってくれたのが嬉しかった。いやもちろん、これがアニメだってわかっていますが、メテオラさんの生活感をリアルに残した感じがあってボクら視聴者にとってはそれが救いになっている気がするのです。

メテオラさんだけはまだ同じ空の下にいると思えるから、オレはまだこの世界でやっていける!そう思えるのです(どんだけw

そうそう。忘れちゃならない我らが天使マガネちゃん。彼女ももとの世界に戻ってないのですよね。どうなったのか?ちょっと気になるというか、これだけが回収されないじゃんか!とか思うのですが、まさかマガネちゃんヒロインで第二期とか・・・?さすがにないかw

メテオラさんとマガネちゃんという大いなる遺産をこの世界に残してくれたことに感謝して感想を締めくくりたいと思います(おい

創作の創作はリアルだ!大好きなキャラと素敵な物語に浸れて幸せでしたw


@ムハンホウちぇっそ@

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