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「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」第1話 第2話

JIGSAWEDJIGSAWED Ⅱ

それはどの「イド」?


犯罪者の深層意識に潜り込み捜査する。そこは「イド」と呼ばれ常軌を逸した世界が広がる。そんな世界へ「名探偵」となって飛び込む男がひとり。

あおきえい監督。脚本に舞城王太郎を向かえてお送りするオリジナルアニメ。

人の「犯罪係数」を測って裁き、事件を未然に防ぐという設定の「サイコパス」なんて作品があるのはご存知でしょうか。

それに対しこちらは犯罪者の深層意識へ入り込んで逮捕へつなげるというお話。

先ずもってフロイトの「イド」を持ち出してくることからも分かるように、専門用語であったり言葉遊び的なギミックを用いて視聴者を煙に巻くような展開があります。

ぶっちゃけ分かりづらいし、かと言ってこれら用語を調べてみたところでそれが物語とどんな関係性を持つのかも判然としない。

または古事記からの引用も多用されるなど。

第一印象としては見る人を選ぶ作品だなぁと。

これは脚本の舞城氏による独特な言語SFが展開しているからだと思われます。

言語SFって何?と言われても定義に困りますが、時にダジャレに過ぎないこともあるし高度な言語実験を行っている作品もあるし。

その辺りは「ゼロ年代」の日本SFを読めばなんとなく掴めるでしょうか。かくいう私があんまし読んでませんが。

フロイトによれば「イド」とは人間の精神構造を指すものだという。本作の主人公はそこへ飛び込んで犯罪捜査を行うわけですね。

既にこの時点でよく分からない!となるでしょうね。それは分かりますっ(ダシャレではない

作中でも述べられていたように「イド」には色んな「イド」がある。「井戸」だったり「緯度」だったり、はたまた「移動」となり果ては「インド」に続く・・・最後のは明らかな間違い

ここにも言葉遊びがありそうですが、何を隠そう主人公の名前こそが「酒井戸」と言うからこれちょっと狙ってないですか?という(何を

酒井戸。まるで酒浸りの飲んだくれを表しているようでもあり(言いたかっただけです

もっともこれは主人公の「イド」内での通称でありリアルでは鳴瓢(なりひさご)と言いますが。読み方ムズカシイな。

それは今回登場した犯人にも当てはまるもので、彼も通称「穴空き」と呼ばれている。頭に穴が開いているから「穴空き」。

「アナーキー」ってことか!とすぐ連想してしまうのはロック好きの悪いクセです。

恐ろしいのは犯罪者のそのぶっ壊れた深層意識が作り出す世界よりも、彼らが自分は正常で普通だと思い込んで日常で暮らしている事実である。

確かに普段の「穴空き」は知的な雰囲気を漂わせて完成された人間に見えもしましたが・・・

しかし深層意識は他人が見たら明らかに歪なのです。

ある意味では犯罪者の精神を映像として具現化する目的がこの作品にはあるのかも知れません。

さて、これらの犯罪者が司る「イド」の世界。そこには必ず「カエルちゃん」という少女が存在するのですね。

しかし彼女はいつも必ず死んでいる。これは何故なのか?

どうやら酒井戸はこのカエルちゃんと何らかの繋がりがある模様。彼がイドに飛び込むのはもしかしたら事件解決のためだけでなく、彼女に会いに行くこと自体が目的であるかも知れない。

カエルちゃんは酒井戸がリアルへ「帰る」ために必要なトリガーであるかも知れないし、あるいは酒井戸がイドへ「帰る」ための指標となっているのかも知れない。

そして犯罪者たちを実際に犯行へ導く謎の男ジョン・ウォーカーも存在も気になるところ。

片手間に見ているとすぐに内容が追えなくなる親切設計(?)

真剣に見て行きたいアニメでございます。



@ムハンホウちぇっそ@

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タグ : ID:INVADEDイド:インヴェイデッド

2020/01/06 23:55 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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