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「ゴールデンカムイ」第19話

【カムイホプニレ】

新しい時代の女として


杉元一行に合流した谷垣たち。そこで谷垣はアシリパにフチのことを伝えた。アシリパの気持ちを案じた杉元がフチに会いに戻るか?と聞いたが彼女はそれを断るのだった。

夢で見たことを信じるのはアイヌの思想。自分の娘の死を夢で見て、間もなくそれが現実となったフチにとって夢は間違いなく真実であると信じるに足るものでありました。しかし「新しい時代の女」それを名に冠したアシリパさんにとしては、そんな古い慣習に縛られることなど到底受け入れられないと言った次第で。

伝統を重んじつつも、そこから一歩先へ向かおうとするアシリパさんのポジティブさには実に救われるものがあります。だからこそ杉元が行動するに当たっての原動力となっている気がします。アシリパさんを見ていると元気になりますからね!

その頃、鶴見中尉との会見を戦々恐々として待っていたのは鯉登少尉。先の作戦失敗を咎められるのではないかと恐れていたのですね。そんな鯉登少尉の気を紛らわすため?月島軍曹が鶴見中尉の昔の写真を見せてあげました。

それはまだ鶴見中尉が頭部を負傷する前・・・なんとも凛々しい面立ちではありませんか。こりゃ確かに男も惚れるというもの。その傍らに立っている兵士の顏に自分の顔写真の切り抜きをアイコラして喜んでいる鯉登少尉と言ったら・・・

やっぱり変態や~!

尾形の過去。自分と母を捨てた父親に対する復讐劇が語られることに。ショックのあまり狂ってしまった母、父の正妻との間に生まれた嫡男。双方を殺すことになった尾形の心境とはいかに。

尾形は確かめたかったのだと思います。母を殺せば父が帰って来ると。嫡男を殺せば父が悲しみ怒りに震えるはずだと。そして自分の存在を確認し、自分もまた確かに望まれて生まれて来た存在だと確認するために。

結局、尾形はその父も殺すことになりますが、これを仕向けたのが鶴見中尉でありました。谷垣と同様、鶴見中尉は尾形の話も聞いてやってこの復讐劇を実現させたのでしょう。これが鶴見中尉による人心掌握の手管だとしたらなんと恐ろしいことか。

しかしどうにもここにあるのはただの策謀、あるいは悪意だけではないような気がします。相手の自我を解放させるための手段、あるいは理性のタガを外させるためのイニシエーションのようであり。

その目的は当然、自らに忠実に仕える部下の育成にあるように見えますが、ただそれだと出来上がるのはどこまでも狂った部隊にしかならないような気がするのですが・・・。しかしそれこそが鶴見中尉の本願であるように思います。

狂った部隊の結成。自分と共に狂ってくれる狂った仲間を募集しているマッドな指導者。それが鶴見中尉の正体なのかも知れません。

さてアイヌの仲間の元へ世話になることになったアシリパさん。そこへ二瓶鉄造の愛犬であるリュウが合流。どうやら谷垣が二瓶から受け継いだ古い銃の臭跡を追って来たらしい。

その忠犬ぶりに感動した杉元がリュウを抱きしめようとすると、ガブリ!さすがは忠犬。二瓶の敵として立ちふさがった杉元のことを忘れていなかったようです。

二瓶の銃が兵士からマタギへ戻してくれた。この谷垣の言葉はまんま先回の杉元の干し柿の話とリンクしていました。戦争より前の自分に戻る。二瓶との出会いが谷垣をそうしたように、杉元もいつか穏やかであった日々の自分に戻ることが出来るのでありましょうか。


@ムハンホウちぇっそ@

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タグ : ゴールデンカムイ

2018/11/20 21:25 | 自己紹介COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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