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「進撃の巨人 Season3」第44話

償い

王家が王家である理由


エレンを救出しに地下礼拝堂に潜入したリヴァイ以下、調査兵団。そこに立ちはだかるは切り裂きケリー率いるならず者の憲兵団。一方、礼拝堂では儀式が続く。ヒストリアに迫るロット・レイス。なぜ自分たちこそが正統王家であるのか。フリーダの秘密。そして世界の真実を語るその口から何が聞かされるのであろうか。

ケリーがレイスに加担したのはエレンを喰えるからだったようですね。それが取引条件。つまり彼もまた巨人で、エレンの力を継承しようと考えていたということでしょうか。ただ生きるだけではつまらない。力を得て「有意義に」暮らしたい。それがケリーの願いであったと言えましょう。

しかしその夢もあえなく断たれてしまうことに。ロット・レイスの口から語られたのは正に世界の真実に繋がる話でありました。

この世界が生まれた経緯。それを知る、それがレイス家が唯一であると。そしてそれは巨人の能力を使って代々継承されて来たこと・・・。巨人化する薬を用い、人類創世の記憶を受け継いで来たという驚愕の事実!

それは今やヒストリアの身にも迫るものでありました。ロット・レイスから巨人化薬を摂取を促されるヒストリア。一時はそれが自分の使命であるとさえ思う瞬間もあった。しかし彼女の中に生まれたのは葛藤。自分は結局、ただ自らの出自に囚われ続けるだけなのだろうか!?と。

「世界の敵になる!私は悪い子!」

そう言ってエレンの鎖を外したヒストリア。彼女に喰われることで自らの贖罪を果たそうとしていたエレンを「この泣き虫!」と一蹴して、ヒストリアは自分で道を決めたのでありました。

正統王家。それは正に人類創世の記憶を司る血族でありました。だからこそ人類がどこへ向かい、どのような形で救済されるべきであるかを知っている。しかしそれが本当に正しいものなのかどうか。

この辺り、エルヴィンの生き様とリンクした感があるでしょうか。人類としてでなく「人としてどう生きる」のか。漫然と壁の中に暮らすだけが「生」と言えるのでしょうか。それはこの騒動に加担したケリー自身も感じていた思いであったと言えます。

ただこれはどちらであるとは一概に言えない気もするのです。レイス家が代々受け継いできたやり方。そこにもまたある種の「真」があるのではないか。「何をやるのか」ではなく「何をやってはいけないか」という選択。

人類を救済するにあたって本当の意味でタブーとされることだってあるのかも知れない。それは歴史の真実を知った者しか分からない事実であるとしたら・・・。

ある意味ではヒストリアもまた、エルヴィンと共に人類にとってより「厳しい」選択を決断したのかも知れません。記憶の継承を拒絶し、これまで培ってきたのとは別のやり方で生き抜く手段を探る道・・・。

それは一筋縄ではいかないのでしょう。どうやって生きるのかではなく、いかに生きるのか。一見似たような響きがある一方で、実は全く逆の生き方を示していると言える。

人類に残されたのは厳しい道か、それとも更に厳しい道のどちらしかないだとしたら。


@ムハンホウちぇっそ@

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タグ : 進撃の巨人

2018/09/04 22:04 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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