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「プラネット・ウィズ」第8話

力、己にこそ宿る

復讐の終わり


封印派に就いた鷹取紅華。警察官だった彼女が経験した悲劇。自分に力があったならそれは防げたのかも知れない。しかしそれを実際に手にした今、自らを恐れるようになる。力とは正義とは何なのか。封印されるべきは自分自身であるとさえ・・・

かつての先輩を救えなかったことから、鷹取はグランドパラディンとなることを了解したという。あ、竜造寺がダウジングによるスカウトに来たのだね。

鷹取が捜査に当たった事件では、普通の少年が銃を手にしたことにより自分はなんでも出来る!と勘違いして犯行に及んだという経緯がありました。この状況にリンクするのは正に竜造寺その人ではありませんか。いくら正義漢が強くとも力に溺れやがて暴走してしまう様子は、人間ならばどうしても抗えないカタルシスなのかも知れません。

しかしそれを放置しておいてはいけない。全人類が力を手にしたとき、それは手に負えない暴徒となる・・・。封印派の恐れる事態は正にこれに尽きるでしょう。これを理解した鷹取が自らも含めて封印すべく閣下の配下に就いたのは理解できる話であります。

ただ、鷹取以下、サイキッカーたちに配給された「小瓶」・・・竜の力が込められた粉は単なるきっかけに過ぎず、そのおおもとは自らに意志によるものであったという事実。

今や全人類がこれに目覚めようとしている。もはや小瓶すら必要なく、高次元へとアセンションした人類が自然と自らの力を発揮する、そのときがそう遠くない未来にやって来るのも不思議ではない状況がここにあると言えます。

鷹取の言葉にヒントを得て、既に小瓶を失った虎居が鷹取の暴走を止めに入るという場面。人類の進化は既にここに見てとることが出来るでしょう。

さて、そんな風にして虎居が出撃せざるを得ない状況になったこと。ここには黒井少年の絶望が関係しているというお話。竜造寺を倒したことでもはや復讐は終わったと言う黒井少年。自分は全てを失った。滅んだ故郷は、亡くなった家族はもう戻らない。だから戦う理由などないと訴えるのですね。

ところが再び現れた「楽園の民」の言葉によると「まだ竜は生きている」と言うではありませんか。ネビュラによって処刑されたとされる竜は月の裏で眠っていると。これが事実であるとすれば黒井少年の復讐はまだ完遂されていないことになる。

とは言え、これはある意味さらに残酷であるとも言えます。もはや戦う意志を失った少年にもう一度立ち上がる気力などあるのでしょうか。「地球のことは地球人に任せればいい」それも一理ある。ただしかし、高天原のぞみとの出会いが黒井少年に何か影響を与えるものがあったとしたら・・・

今回のエピソードに於いて、白石こがねの誘惑に揺さぶられた黒井少年の様子からひとつの事実が浮かび上がりました。それは・・・

彼はまだ童貞だった!

だとしてたらこのまま死ぬわけにはいかないし、なんかこう、自分の生きた痕跡?例えば子種を残して逝くとか(こらこら

守るべきもの。それは種族を超えて普遍なのだと言うことに気付いたとき、黒井少年は新たに戦う意味を見いだすことが出来るのかも知れません。



@ムハンホウちぇっそ@

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タグ : プラネット・ウィズ

2018/08/27 21:30 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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