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「銀河英雄伝説 Die Neue These」第5話

【第十三艦隊誕生】

全力でも善処でもなく


アスターテ星域会戦慰霊祭が開催。この戦いで自由惑星同盟は100万人の犠牲を出した。この尊い命を慰める為の式典である。敗北は指揮官の無能によるものだと嘯くヤン・ウェンリー。合理的な彼の考え方は軍内部の反発を呼ぶことになる。

戦争孤児を引き取る風習があるようで、どうやら前回ヤンの家を訪ねて来た少年はそれのようですね。名をユリアン・ミンツといい。とてもよく出来たショタ・・・もとい。端正な顔立ちの少年であります。

ヤンと一緒に暮らしているからでしょうか。ユリアンも合理的な考え方を抱いている様子。ただヤンよりは(「よりも」か)空気を読むことに長けているようで・・・どっちが面倒を見ている側か分からない()

自由惑星同盟。自由を重んじる国家、それを端的に示した名称は一見すると体裁が良いように思えます。ところがこの国も、その政治の在り方に問題を持った国家であることが分かりました。

銀河帝国が独裁的あるいは封建的な社会であるのに対し、自由惑星同盟は全体主義的な傾向があるように見えます。少数の意見を許さない。数の多い方が正義とする風潮。多数決こそが正しいとする考え方、その最終到達地点が自由惑星同盟の現在の在り方と言えましょうか。

しかしヤンはこれに賛同できない。ひとり着席したままシュプレヒコールを回避しました。これをよく思わない者がいる。後の事件の引き金となることに。

この慰霊祭で起きたもうひとつトラブル?が。ヤンの学友であったジェシカがトリューニヒト国防委員長に対し答弁したのですね。彼女はヤンの婚約者であり、そのヤンはアスターテ会戦で戦死している。これに対して物申すためでありました。

戦死した兵士の家族の多くは口をつぐんでいる。それは世間の風潮がそれを許さないからであります。数の論理がこうした雰囲気を作り出している。果たしてそれは正しいのか。ジェシカは世間体を気にして本当のことを言えない遺族の代弁者となって矢面に立ったと言えます。

勇気ある行動でもありましたが、同時に危険でもある。案の定、ヤンに車で送り届けてもらうとき、トラックで後ろから追突されました。アイリッシュシチューなどを供すところを見ると英国がモチーフになっているのでしょうか。となると、どうしてもダイアナ妃の事件を思い起こさずにはいられません。

自由惑星同盟はこうした隠蔽する体質を持っていると言えましょうか。そしてそれはヤンのところへも刃を向けて来ました。慰霊祭での彼の行動に反感を覚えた保守的な組織が家を襲撃に来たのですね。

右翼と言うよりは左翼的な勢力が実力行使に出る。そんな社会情勢も相まっているからこそ、民間人は声を大にして真実を叫ぶことが出来ないでいるのかも知れません。

さて、ヤンの昇進が決まりました。しかしこれは大敗を喫したからこそ与えられる勲章である。キャゼルヌ少尉からそう言われるまでもなくヤン自身も気づいていたことではありましょう。

英雄をでっち上げて敗北から目を逸らす。まあ国家としてはそうするのが定石だと言えますけどね。

そして組織編成の変更も告げられ、新たに編成される第十三艦隊の館長にヤンが任命されることが内定したというお報せ。あまり乗り気でないヤン。軍人である以上、言われたことには従うしかない。

「微力ながらがんばります」

そこはせめて「全力で!」くらい言っておかないと、だから家を襲撃されちゃうんだよ~。

本音と建て前を使い分けることが大事!現在同居中の少年、ユリアン君(もうユリアンきゅんでいいよね?ぇ)に諭されているようじゃ、大人としていかんと思うよ、ヤンおじさん!



@ムハンホウちぇっそ@

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タグ : 銀河英雄伝説

2018/05/04 15:06 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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