「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」第13話 最終回

自動手記人形と「愛してる」

自分の言葉で綴った初めての手紙

和平条約は無事に締結した。反乱軍による襲撃をヴァイオレットが見事防いだからである。これで戦争は終わった。真の平和が訪れたのである・・・本当に?

ヴァイオレットが辿った運命。それは果たして彼女に人間としての感情を取り戻させてくれたのでしょうか。

彼女はここに至るまでに多くの犠牲を払ったと言えます。最愛の司令官を失い、そして両腕まで失った。それがヴァイオレットがこれまでに倒して来た敵兵に対する贖罪だとしたならば、まだまだ支払きれたとは言い難いかも知れない。

ただヴァイオレットが生き続けている以上、戦争はまだ終わったとは言い難い。つまり彼女はこれからも、自分が死ぬまで背負った罪への対価を支払い続けて行くのでしょう。

それがヴァイオレットにとっての戦争なのですから。

命令を受けるだけが自分の本懐だと思っていた少女がやがて、自らの言葉を持つまでの物語。それは借り物の腕が本当に自分の身体の一部となるまでを描いていたと言えるかも知れません。

言葉を知るまでヴァイオレットは人ではなかったのか。言葉を知ってようやく人になれたヴァイオレットはしかし、少佐がいたからこそ人になれたと言えるのではないか。

言葉が先にあったのではない。気持ちを伝えたいから言葉を知りたいと思った。ただそれこそが、ヴァイオレット自らが人になりたいと思わせた理由だったのではないでしょうか。

言葉というツールでしか気持ちが伝えられない。そんな縛りさえなければ、ヴァイオレットはもっと簡単に生きられたのかも知れません。

<総評>

どこまでも悲哀に満ちた脚本。気品漂う美麗な映像。ドラマをよりドラマチックに魅せる演出が何より秀でていたこと。画を見ただけで涙が溢れてしまう。そんな感動的な物語でございました。

これほどのクオリティ。ルーブル美術館に収蔵してもらいたいと思わせる芸術的な作品であったと思うほど。

もはや多くは語りませんが、今期最も泣けた作品として記憶に残るものでした。

はい。といったところで早速、新作の予告がありました。これがテレビシリーズとなるのかそれとも劇場版となるかは分かりませんが物語はまだ続くようです。

気になるところですが、一先ずはこれにて。


@ムハンホウちぇっそ@

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タグ : ヴァイオレット・エヴァーガーデン

2018/04/08 15:20 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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