FC2ブログ

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」第12話

【    】

命令ではなく


南北との和平条約を結ぶため特使が派遣されることとなった。しかしそれを阻止しようとする反対派が襲撃を仕掛けにかかる。この窮状に際し、ヴァイオレットは自らの意志で立ち向かうことを決意する。ただしそれはとても困難な方法で。

ここへ来てまたブーゲンビリア少佐の兄であるディートフリートと再会することになったヴァイオレット。「命令が欲しいだけなのか」と迫る彼に、ヴァイオレットは「違います」と否定するのですが、この時点では彼女自身まだどちらともつかない様子があるのですよね。

命令に従うということが習慣になってしまっているヴァイオレットは、やはり具体的な命令がある方が行動を起こしやすいのだと思います。更には自分の意志で行動することに自信がないと思っていること。馴れないことに対する免疫のなさがどこか躊躇を生んでいるように見えました。

反対派と戦闘に至ったヴァイオレットはそこで相手さえ殺さずに場を収めようとしましたが、さすがにそれは厳しいものがあった。負傷して窮地に陥った彼女を救ったのはディートフリートでありました。

不甲斐ないヴァイオレットを見たディートフリートは彼女を攻める。「だからお前は弟を救えなかったのだ」と。

ヴァイオレットに対するディートフリートの不遜な態度はこれが全てだったと言って良いでしょうね。結局、彼はなんだかんだ言って弟を大切に思っていた。なのに最強の道具だと思っていたヴァイオレットは弟を救えなかった。

もしかしたら始めからディートフリートは弟のボディガードとしてヴァイオレットを付けたのかも知れません。だからこそ納得が行かなかった。それは裏を返せば、ここまでしても弟を守ることが出来なかった自分への戒めもあったように思います。

もちろんヴァイオレットととしても少佐を助けたかったという気持ちに変わりはない。ディートフリートも当然それを分かっていたのでしょうが、弟の死を誰かのせいにしないと居ても立っても居られないものがあったのだとしたら。ディートフリートの弟に対する思いはこのように裏腹なものを孕んでいることが伺えます。

まだ息のある反対派の兵士が反撃を仕掛けたとき、ヴァイオレットは身を呈してディートフリートの前に立ちはだかりました。誰も死なせたくない、その想いは全ての人に適用されるのです。

やはりどうしても戦場へ戻って来てしまうヴァイオレット、その運命。彼女が戦争に関わることでそれは拡大するのか、それとも収束するのか。彼女の在り方ひとつで結末が変わるとしたら。

もう命令を待つだけの道具ではない。

ヴァイオレットが導き出す答えはどのような形になるのでしょうか。



@ムハンホウちぇっそ@

スポンサーサイト




タグ : ヴァイオレット・エヴァーガーデン

2018/03/29 21:21 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP | 
FC2 Blog Ranking