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「魔法使いの嫁」第23話

Nothing seek, nothing find.

蘇る痛み


ヨセフの過去を見たチセ。そこに広がっていた光景はどこまでも残酷で、どこまでもおぞましいものであった。忘れていた記憶を呼び覚まされ、身体中の痛みを再び感じ始めているヨセフ。この痛みは誰のせい?

墓掘り人の子供として生まれたヨセフは周囲から蔑まれて生きて来たようです。そんな折、カルタフィルスを助けたことから彼の運命が様変わりして行くことになる。

ヨセフはカルタフィルスと融合したことで不死の身体を手にいれましたが、それこそは呪い。足りない部分をつぎ足しながら生きる定めを背負うことになりました。

ただそれがどんなにおぞましいことであっても、ヨセフがいくらカルタフィルスを忌み嫌っていたとしても、翻ってみれば結局ヨセフが最も信じられるのはカルタフィルスのみであるというパラドックスに帰結してしまうわけですね。

それは大きなジレンマと言えますが、ヨセフを初めて認めたのがカルタフィルスであった以上、彼は結局カルタフィルスから離れることが出来ないと言えましょう。いわば運命共同体。

しかしそれとは逆に、ヨセフが行っている実験はむしろ人を造るための試行錯誤であるように見えます。つまり人であることを辞めたヨセフですが、あろうことかまた人へ還ることを夢見ているのではないかということ。

ヨセフが抱える矛盾はそこにあるのではないでしょうか。

片や生まれながらにして人でも獣でもないエリアスは、妖精たちの誘惑よりももっと大事なものに気付きはじめている。チセと一緒にいたい、それは何故なのか。エリアスが自分の本当の気持ちに気付いたとき、ようやく自らが何物になるのかが見えてくるような気がします。

チセを救出に向かった一同。むしろ彼らの方が、チセとエリアス本人たちよりよほど2人のことを分かっているような気がしますが()



@ムハンホウちぇっそ@

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タグ : 魔法使いの嫁

2018/03/19 21:44 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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