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「魔法使いの嫁」第15話

There is no place like home.

病は気から


人間に使ってはいけない魔法をかけたチセ。身体に掛かった負担は大きく、そのせいで吐血してしまう・・・

妖精王のオベロンが瀕死のチセを妖精の国へ連れて行ってあげました。そこで療養しなさいというわけです。

ここにいたのが治療師のシャナハン。彼女は人間と取り違えられ、人間に育てられた妖精なのだとか。そうなるといつか人間との差異が出てくるのは当然。結局、気味悪がられて妖精の国へ戻って来たようですね。

この経緯を踏まえると、シャナハンとチセは境遇が似ている気がします。物腰も柔らかいし、よき理解者を得たなと思った瞬間でした。チセの首を絞めて池に沈めたシャナハン!?

これに抵抗して起き上がったチセをシャナハンは褒めました。それは「生きたい」と思っている証しだから、だと。

魔法によって被った傷や病は、どちらかというと外科的な治療よりも精神的な面でのダメージが大きいということでしょうかね。先ず「気持ち」がないと回復しない。シャナハンの言葉を汲むならそんな意味にも取れた気がしました。

でもよかった。シャナハンがほんとにいい人でw

後半は妖精の国へ行ってしまったチセとエリアスを待つシルキーの回想でした。ここへ来てようやく!シルキーの過去を見るのは初めてですねw

彼女はかつて仕えていた家が滅んでしまい、途方に暮れているところをあの岩みたいな顔した妖精に別の家を紹介してもらったのですね・・・うん。リクルートスタッフ!(違っ

家というのはいつか滅びる。しかし人が生きている限りその暮らしは続いて行く。今現在、シルキーがエリアスの家にいるのは、そうして巡り巡って辿り着いた場所であったと言えます。

この作品のテーマのひとつとして「家」ということが挙げられるでしょうか。それは「帰る場所」であったり「心の拠り所」であったりする。もっと言えば、「居場所を失った者を受け入れてくれるところ」それがこの作品で言う「家」になっているのかも知れません。

そう言った意味ではチセもシャナハンも、そしてシルキーもまた同じ。彼女たちは言わば「必要とされなくなった者」たちであること。何らかの理由によって居場所を失ってしまった。そうなってしまったとき、世間と隔絶する方法を取る者もいるかも知れませんが、彼女らは自分を受け入れてくれる場所にたどり着くことが出来た。

それは運が良かったと言ってもよいでしょうが、彼女ら自身に温かな場所を求める気持ちがなければ叶うことのなかったことかも知れません。そうした気持ちが「自分がいて良い場所」を引き寄せたとも言えるでしょうか。

それに対しエリアスの場合は、そもそも「いなくていい」存在であったと言えましょうか。彼自身、自分の素性すらわかならない。なぜこの世にいるのか。自分は何をしたいのかもわからない。

本来、エリアスが誕生する理由はなかったのだとしたら。だからこそ彼は誰にも共感することが出来ないのかも知れません。エリアスにはもともと「帰る場所」などなく、誰かと共に生きることが想定されてないと仮定すればの話ですが・・・

だけどチセとの出会いによって少しずつ変わって来ている。エリアスは成長はしないかも知れない。だけど変化することは可能である気がします。エリアスを変える存在、それがチセだとすれば、いつかエリアスにも「帰る場所」を見つけてあげられるのかも知れません。



@ムハンホウちぇっそ@

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タグ : 魔法使いの嫁

2018/01/21 20:32 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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