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「少女終末旅行」第9話

「技術」「水槽」「生命」

生命ってなんだろ

真っ暗闇を進むチトとユーリ。その施設ではまだ機械が機能している。ふと「生きているってなんだろう」と疑問に思う2人なのでした。

巨大な機械が徘徊するこの施設。ここはいったい何なんだろうという疑問に答えてくれたのは、もうちょっと小さい機械でありました。どうやら人工知能を搭載しているみたい。

「彼」が言うにはここはかつて食糧を生産していた施設だったとか。そして彼は現在、たった1匹残った魚を管理していると。そしてその魚を食べたそうにしているユーリという図(笑)

今回チトとユーリが直面した問題は「生命」とはなんだろうというものでした。かつてはたくさんの人で溢れかえっていた地上。しかし今では人間以外の生物は存在しないと言われている・・・チトのこの知識はやはり本で得たものなのでしょうか。だとしたら文献になるほど前から動物はいなくなったということでしょうか。

施設が機能していた当時、都市は生きていて都市そのものが生き物のようであったとか。これはSF的な考え方になるでしょうが、人間の活動そのものを捉えて「生命体」と言うことは出来るでしょうね。

宇宙的視座から見たら人間の活動を「個」で捉えるようなミクロな解釈はしないはず。我々人間がミジンコを観察する気分でトータルな視点から人間は観察されることでしょう、恐らくは。

試験管の中のミジンコが「生きてる」と定義するとき、それは例えその中の1匹でも生きていれば「生きてる」と報告されるものだとしたら、それは「ミジンコは生きている」となります。「どのミジンコが」はここでは重要でなくなります。

しかしそれも「止まったら」終わり。すなわち「死」を意味します。

不測の事態があり、暴走を始めた「おっきいヤツ」をユーリが停止させたとき、それは「死んだ」と言えます。例えそれが機械であっても。

止まったらそれが「死」。止まった機械は死、止まった人間は死。そして施設が死に、都市が死に、最後に地球が死ぬ。

果たして「生命」の定義とは何か?

生きているものには必ず終わりが訪れるもの。動いていたものが止まる。止まることは死。それは人にも機械にも、都市にも地球にも等しく訪れる。

終わりがあるもの。それが「生命」であるという定義。少女たちはそんな境地に達したようであります。

哲学的で思弁的な思考実験の様相を呈した一方で、プールで泳ぐチトとユーリのサービス回?が展開したそのギャップが良いのですw



@ムハンホウちぇっそ@

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タグ : 少女終末旅行

2017/12/02 22:01 | アニメ感想COMMENT(2)TRACKBACK(0)  

コメント

subject

詰め込んでいるにもかかわらずまとまっていて、とても良い回でしたよね!
思わず涙腺が緩みました…w

No:766 2017/12/13 09:04 | あさい #7RorUgFk URL [ 編集 ]

Re: subject

あさいちゃん>

うむ!連作短編のような濃厚さがあったと思う!
最後まで見てみないと分からない部分はあるけど、この話は物語全体の大きなテーマを示していたように思うねw

No:767 2017/12/14 21:38 | ちぇっそ #- URL [ 編集 ]

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