「プリンセス・プリンシパル」第5話

case7 Bullet & Blade's Ballad

いたいのいたいのとんでけ


条約改定のため英国を訪れた外交特使・堀河公。しかしそれを追って暗殺者が渡って来たという。ロンドンへの移動中、何者かが乗り合わせた。アンジェが見たのは黒装束を身にまとった少女であった。これが噂に聞く殺し屋・十兵衛?しかしそれは少し違った・・・

今回はケース7。前回が9だったので少し遡りますね。日本から来たくのいち?ちせがプリンシパルに合流するまでを描いたお話でありました。

ちせは十兵衛を追って来ていたのですね。つまり彼女は十兵衛じゃない。何よりいたいけな容姿にしては名前がイカツ過ぎるからw

日本の風習。土下座やかしこまった所作に少し困惑する英国少女たち。このカルチャーギャップが妙におかしいのですw

彼女らにとってはまだまだちせは理解不能だと言えますが、転んで膝をすり剥いた子に「いたいのいたいのとんでけ」と言って元気づける様子からは、ちせが悪い子には見えなかったはずです。

ちせが十兵衛を追って来た理由。それは父を殺されたからだと言います。仇討ちとは日本古来のしきたりであることは周知でしょう。それをここ英国で果たそうと言うのが、ちせの想いであると。

十兵衛をけしかけたのはノルマンディー公でありました。日本の条約改定が好ましくないと思っているのでしょう。そこで堀河公の暗殺を企てたという次第か。

しかしこれには更に裏があって、この暗殺が上手く行こうが行くまいがかまわない。争いにプリンセスを巻き込み、あわよくばもろとも・・・と画策していたようです。

列車での移動中に十兵衛をが乗り込んで来ました。これを迎え撃つちせ。繰り広げられるは死線を彷徨う剣戟。

その最後は、ちせの刃が十兵衛の身体を貫いて決着と相成りました。

「強くなったな・・・ちせ」

十兵衛の最期の言葉。それはまぎれもなく父が娘に手向ける言葉でありました。そう。十兵衛こそはちせの父。

「裏切った」

ちせの言葉を借りるならそう。父が裏切ったのは日本、そして自分であると。つまりノルマンディー公に乗せられた父を止めるため、ちせははるばる海を渡って来たのですね。

「いたいのいたいの・・・でも、この胸の痛みは消えないの」

父の墓標を前に涙するちせ。この慟哭。父と子の刃傷沙汰はかくも悲愴なる決別を生んだのでした。

諸行無常を感じさせる切なさに思わず頬を濡らしてしまったワタクシがおります。

今回のお話のモチーフ、汽車と侍と鉄砲。この3種が揃って思い出されるのは、ハリウッドの渋い盟友チャールズ・ブロンソンと日本の人気俳優であった三船敏郎が共演した映画「レッド・サン」であります。

正に侍とカウボーイが一同に会したような作品で、ブロンソンらしいハードボイルドと三船らしい豪快さの同居した名作・・・というかカルトな映画でございます。

なにかそれを思わせるような、もしかしてオマージュがあったのかな?なんて個人的には思いました。

いやぁ、西洋の中で展開する人情物語ってのもまた乙なものです。



@ムハンホウちぇっそ@

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タグ : プリンセス・プリンシパル

2017/08/07 22:11 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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