「ID-0」第12話 最終回

【実存人格 STILL HERE】
我思う。ゆえに我あり!

遂に口を聞いたアリス。しかしそれはアリスではなく、その母ジェニファーだった!彼女によるとアリスは「近くにいる」と。それを聞いたアダムスはラジーブへのマインドトランスを試みる!

ジェニファーはオリリアンとなった娘のアリスを追って自らマインドトランスしたのだ。しかしそれはシステムの限界地点でとどまってしまった。

こんな悲劇があって良いものだろうか。イドは提案する。それを受けてグレイ隊長は軍に要請を請う。オリハルトの供給を!

そしてイドもまたオリハルトそのものへマインドトランスする。かつての有栖川ケインは「イド」として妹アリスと対峙することなった。

しかしそこにいたのはアリスだけではない。先にトランスしたアダムスもいた。2人の目的の違い。それは既に戦いにもならないものであった。

イドとアダムスの間に起こる摩擦。そこへ現れたのはジェニファーだった!

遂に実現した母娘の再会。イドの最終目的は2人を会わせることだったのだ。

アダムスとの決別。しかしそれは決して憎悪に満ちたものではなく・・・

ラジーブの撤退。人類の勝利!

文明は守られたのであった。


<総評>
なんだか最後は怒涛の展開で煙に巻かれたようなよくわかんない感じで終了した感が無きにしもですが・・・w

とにかく!

スペースオペラとか大冒険活劇を楽しむと言った向きでは大変レベルの高い娯楽を享受できたのではないでしょうか。

物語のスピード感とか、テンポの良さ。ジェットコースター的な勢いに身を委ねるタイプの作品だったように思われます。

正直、好きですw

細かいことは抜きにして、頭空っぽにして楽しめる痛快な1本であったと。

また「AI」を通して「人とはなんぞや?」と説いた作品であったとも。

自分を自分たらしめるのは自分ではなく、他者からの「認識」であると。

SFの命題のひとつでもあるアイデンティティの問題にひとつの回答をもたらしたことは非常に有意義なことであったと思います。

他者からの認識であるとはこれまた受動的な結論だとお思いでしょうが、ただこれもまた面白い理論だというのも確か。

他者が存在してこその「自分」であるとするなら、これは充分に成り立つものだと思うからです。SNSが発達した、いかにも現代的な回答であるとも言えますが(笑)

しかしだからこそ「他者からの認識」は意味を持ってくると言えます。個人主義が重視される風潮でありながら、そこには「ボクはここにいる」ということを認識してもらいたい欲求がそこに反映されているとも言えるからです。

結局だれもが誰かとの繋がりを求めているとも言えます。どんなに否定しようとも、やはり人は社会との「繋がり」の中で生きていることを立証付ける話とも言えますね。

というわけで、SF的考証も踏まえながら展開したストーリー。スカっと終わるのがよろしいかと思います。

個人的にはサミュエル・R・ディレイニーの「バベル17」っぽい楽しさも感じましたw

やっぱSFとかロボットとか、カッコよくなくてなんぼ!って感じですね~

今期、お気に入りの物語でした!


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : ID-0

2017/06/26 23:20 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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