「Re:CREATORS(レクリエイターズ)」第11話

【軒下のモンスター】
締め切り間際になると冷や汗ドバドバ出る・・・

かろうじて一命と取り留めたセレジア。しかし同じく戦闘に参加した弥勒寺はその能力を奪われた。メテオラ回復の報を聞くも、それで事態が好転したわけではない。アルタイルはもちろんのこと、どこにも属さず野放図になっている築城院真鍳に対する対策は後手に回る一方。重苦しい雰囲気の中、颯太は真実を話すことを決意する。

こんな状況で締め切りが近いからと言って帰ってしまう原作者さまもいらっしゃるようで(苦笑;)ま、まあ。世界滅亡の次に締め切りが恐ろしいというのは、職業柄致し方ない脊髄反射であると言えましょうかw

この作品の面白いところは、創作物とその創作者が対峙するメタ的構造にあります。ここで交わされるのは本当にぶっちゃけた話であると言えましょうか。自分の作り出したキャラクターに嘘は付けない。それがクリエイターとしての誠意と言いましょうか、ある意味でそれは自分を削り出して生み出したキャラだと言えます。そんな大切なものに対して適当な受け答えなどできるはずもなく・・・

松原氏とセレジアの会話が良かったのです。ファンタジー世界で死に物狂いで戦っているセレジアに向かって「俺も遊びで書いてるわけじゃない」と答える松原氏。「なぜなら物語を書くことがオレの生きた証しだからだ」と言う。

いくら職業作家であったとしても、愛着の湧かない物語などないと思うのです。情熱がなければたったの1話でも書き上げることなどできないはず。ま、まあ。そう思いたいという希望に過ぎませんが(笑)

だからこそ、そこがどんなに過酷でも、ちゃんと自分たちのことを想ってくれる作者によって書かれている。そう思えたら、キャラ冥利に尽きるというものではないでしょうか。まあ私自身が神さまの作り物だったとしたら、せめて死ぬときに一瞬だけでも「生きててよかった」と思えたら、神さまがちゃんと仕事をしていた証拠くらいにはなるでしょう(笑)(神さまに対して手厳しいw

セレジアさんがそんな風に感じてくれていたら我々もなんだかうれしい気がします。ただ彼女の世界には娯楽がないようです。だから「次の巻からは、お前たちが読むような本を用意しようかな。テンポが乱れない程度に・・・」と言った松原氏の優しさにちょっと和みましたw

実際に何かの作品に関わるスタッフの心情を反映したかのような発言の数々。これらには本当に実感がこもっているように感じます。その辺りが作品に引き込ませる理由になっている気がします。

それはそうと、遂に颯太が真実を話す決断をしました。やはり彼は亡くなったシマザキセツナと友達だったようで、先ずは彼女と知り合う経緯が語られました。

お互い絵を描く者同士。ということでSNSで知り合い、次第に交流が深まって行った・・・この辺り、リアルで会うようになってラッキースケベ的な展開が訪れる等々、しばしリア充爆ぜろ的な感情を押し殺しての視聴となりましたがw

それはともかく!

やがてシマザキセツナがSNS上で好評を博すにつれ、颯太は置いてけぼりを食った気持ちに陥ってしまう。それは他の絵師も同じようで、彼女に嫉妬する者がアンチの掲示板を立ち上げたり、その誹謗中傷は日増しに過激さを増して行ったと。

この事態を受けてなんとかしなければと思った颯太ですが、自分が一枚噛むことで更に炎上する危険を危惧・・・したと同時に、このままシマザキセツナが批判されつづけることで、置いてけぼり感が薄らいで行く感覚を覚えた颯太がここにいたと。

従って何もできなかった。否、何もしなかった!

このことで結局、シマザキセツナを自殺に追いやってしまったという罪悪感に、颯太は苛まれることとなったようです。

ある意味では颯太の弱い心が作り出した悲劇と言えるでしょうが、ただこうしたことは誰の身にも起こることだし、誰しもが当事者として経験したことがある話のように思えます。別にSNSに限らず、例えば学校や会社でのイジメと言った形でね。

ただもう起こってしまった事実を変えることは出来ない。颯太が向き合うべきはこれからのこと。彼が真実を話すことでアルタイルの動向をつかむことが出来たら・・・。あとは颯太の勇気に懸かっていると言ったところでしょうか。


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : Re:CREATORS(レクリエイターズ)

2017/06/18 21:19 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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