「ID-0」第10話

【縮退履歴 COMPRESSED SIN】
何が「人」と呼べるものなのか

イド対マスクマン。その戦いの中で明らかにされる2人の過去とは。

なんと彼らはMTシステムの共同開発者であったようです。つまり2人は旧知。ケイン有栖川とアダムス・フォルテ・シュヴァリエ。しかし2人の間にはひとつの因縁があった模様。

どうやらオリハルト及びラジーブを巡る問題について意見の相違があり、そのことでアダムスが有栖川を抹殺するに至ったという。

まだ実験段階のIマシンに有栖川の意識を転送。この不完全なシステムよって記憶を失くしてしまったイド、つまり有栖川ですが、彼はとても傲慢なヤツであったことから自業自得とも言えますが。

2人の確執というのはしかし、ある意味では才能あふれる有栖川に対するアダムスの羨望とも言えるものも含んでいたわけで、これは見方によってはBLっぽい雰囲気すら漂っていて個人的には嫌いじゃありません(笑)

それはともかく。

これまでアダムスが意識を乗せていた肉体は、実は有栖川のクローン体でした。いつまでも記憶の戻らない有栖川に業を煮やしたアダムスが無理矢理イドの意識を転送。クローンとは言え久しぶりに自分の身体に戻ったイドはそこで過去を思い出したようです。

なんと彼は自分の娘を実験体にしようとした卑劣漢でありました。ただしそれは病気の娘、つまりアリスを治そうと思ってのことだったのですね。ところが実験の最中に事故が起こり、娘はオリハルトによって次元ジャンプさせられてしまったと。

さて記憶を取り戻したイドがまた再び野心に駆られ、今度こそ横暴を利かせて世界経済を一手に握ろうというのか。そうではありませんでした。彼がこだわっていたのはあくまで娘のこと。行方知れずの娘を探し出すという思いは記憶を失ってなお深層意識に残っていたのですね。

「ID」こそ失えど、イドは自らのアイデンティティまでは失くしていなかったのです!

イドの反撃はアダムスのIマシンを打ち倒しました。しかし勝利に酔ったのも束の間、背後から現れたアダムスの本体によってイドは凶弾に倒れてしまいます。

アリスはアダムスによって連れ去られました。追うマヤでしたが、ミゲルジャンプによって姿をくらましたアダムスを捕えることは出来ませんでした。

ようやく探し出せた娘をまたしても失ってしまったイド。命と共に、そのアイデンティティもまた風前の灯火となって消えてしまうのか!?

果たして「人」とはいったい何を定義して成り立つものなのでしょうか。遺伝子?それとも肉体を構成する原子か?コピーされた人格は本人と呼べるのか?

否!

それは「人」を「人」として結びつける「心意気」である!

イドにとっては娘を想う気持ちでありました。SFにおける永遠の命題であるこの問題に、この作品はひとつの答えを見出そうとしているようです。


@ムハンホウちぇっそ@
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2017/06/13 23:06 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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