「ZOMBIO/死霊のしたたり」

死者を甦らせる研究。スイスの新進気鋭の科学者がその試験に成功するが。結果もたらされたものは希望か、それとも絶望か?

言わずと知れたゾンビ映画の古典?スタンダード作品ですが、最近我が家にBlu-rayレコーダーとフルハイビジョンテレビを導入したので、色んな作品を見てみたいなとのことでレンタルして来た内の1本です。

「蘇生テーマ」は古今にいとまがなく、これもまたその王道を踏襲した作風のひとつであると言えましょう。それが例えば人体丸ごとかあるいは部分的になのか?この辺りの描写の違いによってそれはSFとなり得たり、お馬鹿ホラーとなったりする分岐点となってくる。

弱冠のネタバレになりますが(今さらイイですよね?)、「首だけ蘇生」なんてのもよく見かける話で、およそ現実にはあり得ないことになった時点でそれは「お笑い」に転じるものであったりします。エロとグロ。恐怖と笑いは紙一重であると言えます。

ただこれだけならウンゲロで喜ぶ小学生と変わりがない(すいません。小学生に失礼ですね。一応謝罪しておかないと今どきの親はゾンビやモンスターより怖いですから!)。

「死霊のしたたり」で描かれるのは人の業であり、そこに「人間であること」の意義が色濃く反映されているからこそ、現代まで語り継がれる作品となったのではないでしょうか(え?そんなに語り継がれてないですって?)。

愛しい人にもう一度会いたい。そう思うのが人情であり、それが例え幽霊であっても良い!人が抱く強い想いは媒体など気にせず、どんな形であれ再会を望む気持ちが先に立つと言うものであります。

「死んでもあなたが好き!」そう。ここには確かに絆があり、それを実現する為には手段を選んでいる場合ではないとする切実さがある。悪魔の研究?マッドサイエンティスト?今はそれらのなんにでもすがりたい!何故なら・・・

「あなたが好きだから!」

この映画が伝えるもの、それは人間賛歌である。人が好き。例え死人でも生き返らせるほどに!

「死」は人を奪うのと同時に、その人のことがどれだけ好きであったかを再認識させてくれるイニシエーションであると言えます。

失くしてしまったことで確認される愛情。それがこの物語から汲み取れるメッセージであったと感じた次第。基本的にはお馬鹿ホラーなんだけど、なんかいい時代だったなと思いました。

「人」を描くのがホラーである。それを改めて感じさせてくれる名作でございました。でもほとんどは大爆笑出来ますw


@ちぇっそ@
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タグ : ZOMBIO/死霊のしたたり

2017/05/20 23:47 | 映画/DVDCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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