「Re:CREATORS(レクリエイターズ)」第4話

【そのときは彼によろしく】
メテオラの憂鬱

セレジアに続き自らの物語の創造主に会いに向かったメテオラ。しかし彼女が登場するゲームのプロデューサーを務めた人は亡くなっていて・・・

メテオラが提唱する「大崩壊」とは。

「衝突した世界」が現出したこの世界では「世界が辻褄を合わせようとしている」という。しかしそれはいずれ破たんを向かえる。無理が生じた世界がリセットを図ると言うのですね。

なるほど。なかなか面白い論理ではあります。「世界が辻褄を合わせようとしている」という話は、実はオーストラリアSFの嚆矢グレッグ・イーガンも提唱しており、それこそ「神」ではないですが、この宇宙の秩序を司る「何か」がいて世界は均衡を保っているというのですね。

これは数学を突き詰めた結果辿り着くと言われる、哲学や神学、あるいは信仰と言ったものに発展する話とも思えます。まあそれはさておき。

あらゆる物語世界が現出した今、それらが存在できるように世界が改変されているという事態。単純に考えても物理法則を無視した「設定」をこの世界に適用することは、世界の根底を覆す非論理的以外の何物でもないことは分かろうというものです。

もしかしたらエジプト文明が滅んだのもそれだったかも知れないし、メソポタミア文明が現在まで残らなかったのもそこに起因していたとしたら。文明のミッシングリンク、あるいはオーバーテクノロジーの行く末なんてのは過去に既に起こっていたことかも知れない・・・なんてロマンを抱いたりなんかしてみたり。

「自分の物語が真摯に創作されたものでなかったら」

メテオラさんの杞憂はそこにありました。殺戮が繰り返される殺伐とした世界。それが悪意に満ちたものだったり、あるいはいい加減な設定の結果だとしたら。それを知るのは覚悟のいること。しかしメテオラさんはあえてそこに挑戦してみたのですね。

自らの物語をプレイしてみた!

夜通しゲームをしていたようです(笑)いやいや笑い事でなく。

そこから見えて来たもの。それはゲームの作者が確かに愛情をもって制作していたこと。これが何よりメテオラさんには救いとなった模様。これって実はしかし深い意味を持っているような気がします。

言ってみれば、アニメなりゲームなり、その制作スタッフあるいはクリエイターたちにとって最大の褒め言葉になると思うのですよね。つまり自分の作品のキャラクターに自分の作品を褒めてもらうことが。

愛情をもって制作されていないコンテンツなどないと思うのです。いや、願わくばそう思いたいという希望ですが(笑)中には金儲けのための手段でしかないという作品もあるでしょう。

だから逆に言えば、制作スタッフに愛されてない作品がいかに悲惨であるかを問う問題であると。ある意味でこうしたコンテンツを制作する側にとっての戒めとしてのメッセージとも取れるのですよね。

売れなくても良い作品というものはある。これには永遠のジレンマがあるわけで、かなしいかな売れたものが正義!という風潮があるのも確か。だけどそうじゃないと。「お前たちは愛されて生まれて来たんだよ!」というクリエイター側からの慰めのような言葉にも受け止められた次第でございました。

ただまあ「俺たちは売れるためだけじゃない。よく頑張ったんだ!」という自らのエクスキューズになっていることも否定できないでしょうけどね(笑)この辺りちょっと面白い趣向だなと思いました。

さて、軍服の姫君が意図するところ。やはりそれぞれの世界の改変と言ったことをスローガンに、各種物語のキャラたちを懐柔して行ったことが伺えます。ただ彼女が言うことに虚偽はなく、真剣にそう思っている節がある。

既にこれを実践したアリステリアでしたが、しかし自らの物語の創造主を取っ捕まえて物語を改変したところで変化は見られなかった。これはセレジアが以前に試していたことから我々視聴者には周知でありました。

軍服の姫君の目的。そもそも彼女が何の物語の登場人物なのか。それが誰であるのか、そろそろ示唆されて来た感もあります。やはり主人公の颯太である線が濃厚かと。その辺りは追々分かってくるのでしょう。

しかし今回救いだったのは、必ずしもまみかが好戦的ではないということ。彼女はほんとに無垢で、心から正しい世界を夢見ている魔法少女のようです。だから願わくば「みんなで美味しくご飯を食べたい」と思っている。

そんなまみかが戦闘的な性質を持つ軍服の姫君と共にいることが皮肉に思えて来ます。だからこそ、そんなまみかの無邪気さが何かを変えるきっかけとなったら良いなと思えるのです。


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : Re:CREATORS(レクリエイターズ)

2017/05/01 22:22 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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