「正解するカド KADO: The Right Answer」第3話

【ワム】
彼は宇宙人か。それとも神か

遂に始まった日本政府との交渉。そこでザシュニナは自らの正体を明かし、そしてその力を示してみせた。それは恐るべきもので、にわかには信じられないものであった。ただ一点「カド」に飲み込まれた乗員乗客が無事であることが確認できたことは、日本政府にとって一先ずの成果であったが。

ザシュニナは「宇宙の外から来た」と言いました。つまり多次元あるいは高次元からの訪問者。ただ彼はその言い方を好まず、あくまで「異方」と言い張るのですね。ある程度は譲歩し人間の言葉に翻訳して話すザシュニナですが、正確に意味を伝えることにこだわるところは少し頑固なものが見られます。

続いて彼が説明したところでは、「カド」とはその異方とこの世界を結ぶ装置のようなもので、ザシュニナはこれを利用してふたつの世界を行き来する。例えば「腕だけを移動」させることもできる。実際にそのようなパフォーマンスを披露したザシュニナはなかなかのエンターテイナーなのかも知れません。

ここで気になったのは、飛行機を飲み込んだ巨大なカドがあり、そしてザシュニナのすぐそばを浮遊する小さなカドがあったこと。この小さなカド、人間でいえば「スマホ」のようなものなのでしょうか。

ザシュニナが日本政府に提示したことは「ワム」と呼ばれる電池のようなものを与えるという申し出でした。これは外宇宙すなわち「異方」に充満するエネルギー、前回のサブタイになっていた「ノヴォ」を供給出来るという。そしてそこには「人間の言葉で無限」のエネルギーが存在するという話。

なぜザシュニナはそのようなことを言い出したのか。彼によれば「この地域にはユノクルが充満している」と。それを例える話として「豊かな人はパンを分け与えることが出来る」と言いました。つまりそれは日本語で言えば「心」。恐らくは慈悲の心、慈愛の精神と言ったものを示したかったのだと思います。

これはザシュニナが裕福で、日本人に施しをしようと言うのでしょうか。気になるのはそこに「見返り」があるのかということ。おりしも「交渉」と銘打った会合であり、だからこそ「ワム」のような美味しいものを無条件で差し出すとは思えないのです。

しかしザシュニナが望むのはどうやらそう言ったものではないらしい感じがします。

「人間の進歩」

またしてもザシュニナは人間に「考えること」を促しました。そこにはいったいどのような意図があるのか。無限のエネルギーを得た人間はもう争う必要がなくなることでより文化的な暮らしを営むようになり、精神を磨き高尚な生物へと進化するとでも言うのでしょうか。

それらは古今のSF作品が考察・検証してきた命題であり、しかしどれも結局は人間の愚かさを描くに過ぎないという歴史があるのも事実。ただ作品としてのSFは歴史のパロディであることが少なくなく、純粋な意味で未来の人間を描いてはいないという意見もあるでしょうが。

この話「お前が落としたのは金の斧か、それとも銀の斧か」という童話に似ている気がするのは私だけでしょうか。人間が選択を誤ったとき、恐ろしい災厄が見舞うなんてことがないとも限らない。

ところで「別次元からエネルギーを供給する」という話で言ったら「Dimension W」なんて作品もありましたね。これは研究の過程で発見されたものでした。変わって「正解するカド」ではまるで神のような存在から一方的に与えられるものとなっている。

この違いが物語にどのように影響するかも見物かも知れませんが、まああまり関係ないかも知れませんが(笑)

日本政府側の交渉人である徭沙羅花(つかい さらか)が上手く機能してないように見えます。今のところ状況を分析するだけの狂言回しと言った立ち位置でしょうか。これからの展開の中で彼女の役割が見えて来たら良いですね。


@ムハンホウちぇっそ@
にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

タグ : 正解するカドKADO:TheRightAnswer

2017/04/22 17:56 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP | 
FC2 Blog Ranking