「亜人ちゃんは語りたい」第11話

【亜人ちゃんは支えたい】
がんばる?がんばりすぎ?

亜人に一生懸命になるあまり、他の生徒たちのことがおざなりになってないですか?本来、亜人たちはもっと多くの人と接して、その中で問題を解決すべき。高橋先生ひとりに頼りっきりなのは健全ではありません。

教頭から突きつけられたこの言葉。実に痛烈でありました。かくいうワタクシも、亜人ちゃんと高橋先生中心に進む物語の中で、この事実にまったく気が付きませんでした。

亜人ちゃんとどこまで関わって良いのか。その節度、境界線はどこにあるのか。

当初は興味本位、自分の趣味の研究対象のようなところが高橋先生にはあったと思います。しかし亜人ちゃんたちを知るにしたがって、そこで彼女らが抱えている悩みに直面することになった。

果たして亜人ちゃんと社会とのギャップをどのように解消するのか。亜人ちゃんと高橋先生との出会いはこうした倫理の問題へと発展していたと言えます。

しかしながらあくまで教師が本分。教育の立場から教頭は前述の苦言を呈したと言えます。これもまた正論。教師が教育の範疇を超えて特定の生徒と関わること、それは不公平であるというわけです。

その一方で、このやり取りを聞いていた生徒たちが、果たして自分たちもまたきちんと亜人ちゃんたちと付き合っているのか?と疑問を抱くこととなり、ちょっとした意見交換のようなものを開いたのですね。

人とはちょっと違うのが亜人。でも人はみんなそれぞれ違うのだからいいじゃない。

一見正しいように見える理屈ではあります。ところがそれはただ「亜人であることの特徴」を見て見ぬふりをしているだけで、普通と違っているところを無視して「みんなと同じ」と思いこんでいるだけなのではないか。という意見が飛び出したのですね。

なんだかすごい話になって来た(笑)倫理と言うか哲学的なレベルのテーマと言えるかも知れませんが、人の真理として物事を「分かりやすく」とらえようとする傾向があるように思います。

理解を超えたものをなんとか自分の脳内で処理できるレベルにグレードダウンさせる。それは生理的な面から仕方のないことなのかも知れません。脳は疲れることを嫌うからです。

「違っていること」そこに触れるのは怖い。そんなストレスをわざわざ感じたくないというのが人情。ただそこを無視して本当の触れ合いが成立しないのも事実である。

このギャップは一体どのようにすれば解消出来るのでしょう。やはりそれには相手にもう一歩踏み込んでみるしかないような気がします。

「違っている」部分にあえて踏み込み、実際に目で見て触って、「こんな風に違うのだ」と理解すること。頭の中でいろいろ想像するより身体で接してみる。それは単純だけど、正直で具体的な感覚を得られると思うからです。

亜人に関してはまだまだ分からないことが数多くある。その「分からない」部分が人々に畏怖を与えてしまっていると言えます。ということは、そこが解明されればもっと人と亜人ちゃんの距離が縮まるかも知れない。

亜人より分かりやすく、人に更に近い存在へともってゆくことが出来れば。となると、以前登場した高橋先生と同級生だった相馬教授の出番ということになりますね。科学の目で亜人の秘密を解明して頂くとしましょうか。ただまあ、あんな変人に亜人の将来を任せると思うと気が気でないところがあるのは確かですが(笑)

さて、先の教頭の言葉を受けて以来、亜人ちゃんたちとの関係がギクシャクしてしまった高橋先生。自分はがんばり過ぎなのだろうか、出過ぎた真似をしたのか?とお悩み中。そんな先生に励ましの動画を送信したのはひかりでした。

「がんばることにやり過ぎなんてないよ!」

というメッセージ・・・は結局、ひかり本人が高橋先生を見つけて目の前で伝えたのですけどね(笑)夕暮れの山中から浜辺にいる高橋先生を発見するなんて、さすがヴァンパイア夜目が効きますなw

高橋先生の頑張りに亜人ちゃんたちは感謝しているのです。それを知った高橋先生、涙目ですw

今回の件を受けて、生徒たちもまた亜人ちゃんたちに積極的にかかわるようになったみたいですね。そして教頭先生との誤解も解けて、これでまあひと段落とw

ただ良い話だけでは済まない。高橋先生の行動であったり、生徒たち自身の在り方であったり。亜人ちゃんを釣り巻く環境について、アンチも含めてあらゆる面から検証を続けるこの作品は実に誠実な物語であると言えます。

いやはや。ここまで深いとは思わなんだw


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : 亜人ちゃんは語りたい

2017/03/20 17:45 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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