「昭和元禄落語心中 ~助六再び篇~」第2話

【第二話】
消せない古傷

人生にはどうにもままならねぇときってぇのがある。

今の助六がそれにはまってやぁがる。

スキャンダルが発覚した上に、本業がスランプとくらぁ、そりゃ目も当てらんねぇ。

遂にゃ、思い余って高座の途中で裸になりやがった!背中の彫り物を晒して、おいらは気にしてねぇ・・・なんて意思表明だったんだろうけどサ。

それが悪かったわけじゃねぇ。問題は助六自身にあるって寸法さ。

師匠がいたうちは良かった。てめぇの高座の後で師匠が始末をつけてくれるんだからサ。

だけど真打となった今じゃ勝手が違う。てめぇの後ろにゃ誰もいねぇ。いるのはどこまでも、てめぇただひとり。

ところが助六にはその「てめぇ」ってヤツがねぇ。結局、後ろにゃ「八雲」だの「先代助六」だのがいるばかり。

三代目は未だに「てめぇ」の落語が出来ねぇんでさぁ。

樋口先生に招かれて寄った料亭で、たまたま八雲と出くわした助六。

この度の失態を詫びる助六だが、それを諌めるでもなく「過去を背負っていけ」と師匠は声をかけたのでやんす。

「師弟の愛、良いものを見せてもらいました」

と言ったのは、樋口先生。

助六と共に新作落語に挑みたいと打ち明ける先生。

それと同時に、落語家「八雲」の全てを後世に残したいと。ただその中には、高座だけないプライベートな情報が混じっていたのでありやすが。

どうやら八雲もまた、樋口先生がかつて門叩き、それを追い返したあの学生であったことを覚えていたようで。

これは過去の怨恨か。そう言った意味じゃ助六同様、師匠にだって咎められる過去があったということか。

これは樋口先生による宣戦布告か?

「八雲を後世に残したい」むしろ「消したい」の間違いじゃあるめぇか。

落語と心中したいと願う八雲にとっちゃ好機と言っちゃ皮肉に過ぎるか。

古傷ってもんは、「付いた方」も「付けた方」も、生涯背負っていかなきゃなんねぇ代物なのかも知れねぇ。

はてさて、家路についた助六がそこで目にしたもんは?

今度は小夏のスキャンダルぅ!?


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : 昭和元禄落語心中

2017/01/15 00:51 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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