「鬼平-ONIHEI-」第1話

【血頭の丹兵衛】
悪を斬る・・・いや。世の中を斬る!

言わずもがな。池波正太郎大先生による時代劇が驚きのアニメ化!「鬼平」こと長谷川平蔵の捕物帳にてござります。

盗人にもある種の美学や哲学があるわけでして、そこで何が一番大事なのかと言ったら、「貫く」ことにあると存じます。

かつて世話になった頭目がいる。そのおかしらから学んだ三か条。殺さず、犯さず、分捕らず・・・とでも申しましょうか。金は有り余るところから拝借する。ここにある種の美学があったと言えましょう。

それを信じて生きて来たひとりの盗人。ところがその頭目がいつしか変貌していたと来た日には・・・

捜査に協力することになった盗人は、見事そのお役目を果たしたのでございますが、鬼平の問いに答えて曰く。

「あれは本当に『偽物』なのか」

「そうでございやす。あれは『偽物』。本物はこんな姿ではありやせん」と。

ここに「鬼平」という物語の本質があると見たり。

悪であれ正義であれ、そこに一本の「筋」が通ってなければならぬ。

長谷川平蔵はひとりの盗人の言葉を信じた。しかしその盗人は変わり果て地に落ちた頭目の現在の姿を信じられなかった。いや、許せなかった。

何故なら、頭目は自らの言葉を「貫かなかった」からである!

ここで描かれるのは決して「正義」ではないかも知れぬ。

しかし己が道を貫く気高き姿をこそ物語っているのではないか。

「鬼平」とは世の中の欺瞞に立ち向かう、そんなお話ではなかろうかと感じた所存でございました。

これをたった一話で余すことなく伝えてくれた。

誠にあっ晴れ!


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : 鬼平-ONIHEI-

2017/01/11 21:18 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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