「夏目友人帳 伍」第12話 最終回

【儚きものへ】
風邪をひいた夏目。ニャンコ先生、湯たんぽ代わりにw

ようやくテスト期間が終わった夏目を、待ってました!とばかり待ち伏せしていたのは、一つ目と牛の中級妖怪たちでした。

三ツ岳に咲くという白霧花を観に連れて行こうというわけでした。もっとも、夏目をダシに一杯ひっかけようと言うのが、一つ目たちの目的であったわけですが(笑)

咲いている期間が短い白霧花。儚いからこそ、その可憐さがまた際立つというもの。その美しさに夏目もいっとき目を奪われたのでした。

ところが・・・!

高所に咲くその花を見ていたところ、凍える寒さで夏目は風邪をひいてしまったのですね。

心配した塔子さんが卵酒を作ってくれたり、ニャンコ先生は添い寝をしてくれて・・・これって生きた湯たんぽじゃね?w

夏目に風邪をひかせてしまった張本人である一つ目たちは、これは一大事!と、熱冷ましの薬を持っているという大角さまにそれを分けてもらいに行ったり。

学校ではクラスメートたちが夏目を心配し、代表して田沼がお見舞いに来てくれました。

そう。つまり今週のお話はこうして夏目の身を案じ、力になってやろうとする者たちがいるということ。それは人間もあやかしも変わらず、と言ったことでありました。

ではなぜみんなそこまで夏目を慕うのか。それは彼といると楽しかったり、嬉しかったりするからなのだと思います。

もっとも、一つ目たちにとって夏目は格好の暇つぶし相手だと思っているようですが(笑)

でもそれが嬉しいじゃないですか!

特殊な能力を持ってしまった夏目は他人から理解され難い存在であった。だからそれを自覚し、みんなの役に立とうとしていたこと。

それこそ大昔はコミュニケーション不全だった夏目ですが、今ではこうして自ら他人と関わろうとするように変わっている。どこまで彼にその自覚があるか分かりませんが、視聴者の視点から今の夏目はとてもいいヤツだなと思える存在となっているわけですよ。

このアニメを見ているとなんだか心地よい。それがそのまま作中の夏目の性質に繋がっている気がするのです。

それを失いたくないと思うのが人情。だから夏目が困ったときには、今度はみんなが助けてくれるようになっている。夏目がすごく大切にされている証拠ですねw

あやかしの視点から見てもそれは同じ。永遠のときを生きるあやかしから見れば、人間の一生など儚いもの。それを白霧花に例えて語ってみせる一つ目たち。

「儚いものとわかっていながら見とれてしまう」

花より団子とはよく言ったものですが、しかし満開の桜の下に立つと思わず見とれてしまうもの。

あやかしにとって人間とはそのような存在なのかも知れません。特に夏目は自分たちを認識できる人間であること。

それが何より、あやかしたちにとって嬉しいのではないでしょうか。


<総評>
この最終回は正に夏目友人帳という作品の総括だったと言える内容でした。感想の中で全て語ってしまいましたが、夏目の人柄、それに惹かれる者たち。それは人もあやかしも変わらないということ。

夏目の周りに自然と形成されるコミュニティ、それが実に心地よいものであることを示すお話であったと思います。

それが自然だからいい。決して押しつけがましくないからこそ、それを大事にしようと思う気持ちが生まれる。向うから勝手に来るからいいや、ではなく、ときどきふと思いついたときに見に行かないと儚く散ってしまうんじゃないか。そんな感覚にさせてしまう。

夏目というのはそういう風に、さりげなく気になる存在なのではないでしょうか(笑)

途中、中編的な的場のエピソードを挟みつつ、大半は1話完結の小品で構成されていたシリーズ。夏目らしいほんわかしたお話で、この作品独特の魅力を存分に堪能させてくれる作りになっていたと思います。

まあ壮大なストーリーも見てみたい気がしますが、あまり深刻になり過ぎるとこの作品は深度が深くなるので、見ているのが辛くなるところがあるのでほどほどがちょうど良いかも(笑)

というわけで!既に来年には「六」が始まるそうなので、そちらも楽しみにして待ちたいと思います。

夏目はやっぱり面白いな!と、その魅力にどっぷり浸ることが出来たシリーズでありました。


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : 夏目友人帳

2016/12/22 23:43 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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