「装神少女まとい」第12話 最終回

【普通がいちばん】
「シンゴくん」と呼ぶ、その理由

カビダス。次元の穴を埋めるべく超次元へと旅立った、まとい、草薙ゆま、そしてクラルスの3人。

その行く手に立ちふさがるのはクリードキラー・・・!だけではない、次元そのものが彼女らの敵となって進行を拒む。

母への想い、父への想い。願いを叶えるために飛ぶ!

クラルスとクリードキラーによる因縁の対決が勃発しました。ここで彼女は、まといさんたちを先に行かせるため残ることにしたのですね。なんかフラグっぽいですが(笑)、実際クラルスはこの旅で自分の死に場所を求めて来たような節が見られる。

しかしそうじゃない!

「あなたは生きるために行ったのだ」

地上で待つ変態紳士(?)・・・もとい。カリオテの想いが通じたのかどうかは分かりませんが、まといさんを超次元まで届け願いを叶えるという自分の使命を思い出し、クリードキラーを克服した流れがまず秀逸でした。

次元が高くなるほどに負荷が掛かる。だからこそロケットのブースターのように何段階かに分けて、まといさんを送り出さなければならない。ゆまちんとクラルスは自らを犠牲にして、まといさんを援護しました。

これぞまさに努力、友情、勝利・・・まではまだつかんではいないけれど、こうした王道の展開を踏襲してくる辺り、ヒロイックファンタジーの要素が満載で胸を熱くするものがあります。

そしてたどり着いた超次元では、まといさんの母であるしおりが、自らが時空の穴をふさぐ「扉」となって鎮座している光景があったのです。

「向かえに来たよ」その想いは時空を超えて母しおりに届いたようで、かつてしおりが超次元への旅立を前に躊躇していたとき、今のまといさんが現れ「向かえに行くからね」と伝えた。

これがしおりを超次元へ行かせる決定打となっていたのですね。「娘が向かえに来る」それを信じて旅立って行ったとか、なんかすごい。すごい親子の愛を感じさせる話じゃありませんか!

母と娘の再会。それは見事この世界を救ったのでした。


<総評>
素晴らしい最終回でした。そして素晴らしい物語!!!

ストーリーとしてのまとまり、そして過不足なく描かれた家族愛。そして友情。

そのどれもが超次元ならぬ高次元で融合し、どこまでも完成度の高いファンタジーを演出することになったと思います。

特にシンゴくんの存在が利いていたと思います。娘との微妙な距離感。そこには長い間娘をほったらかしにしていたというわだかまりやうしろめたさがある一方で、父としての責任や娘への同情なんかが入り混じるものであったわけです。

そんな非常にセンシティブな役どころを、素晴らしい脚本と見事な演技で描き切ったと言った感があります。しかしそうしたお父さんの気持ちを感じつつ、どこかまだ心を許せないまといさんがいるという構図。

まといさんが実に空気読む子でね、お父さんにすごく気を遣っているのですよね。そしてそれは母であるしおりに対しても同様。父と母の気持ちの両方を汲みたいとするその気持ちは本当に健気なものがあります。

お母さんがね、シンゴくんのことを「シンゴくん」と呼んでいたから、自分もそう呼ぶようになった。これが長い間離れれてたからだけではなかったというのがなんか泣ける。

そしてお母さんが戻ってきたとき、そこには父を「シンゴくん」と呼ぶ母が既にいる。だからまといさんは今度は「お父さん」と呼ぶようになっているのですよね。こんなの号泣するなという方が無理w

こんなに見事に親子愛を描いた作品を私は他に知らないと言ってもいいくらいです。ほんとに。

「普通がいちばん」と言って、日常を取り戻したまといさんが平凡な暮らしを手に入れたと思った矢先、父と母が実はバカップルで、そしていなくなったと思った神様がまだいて、結局またゆまちんと一緒に退魔少女として出動するハメになるエンディングなど、最後にちょっとニヤっとさせる辺りがこれまた憎い演出!

ほろっとさせた後にちょっと笑わせるって、スタッフ分かってらっしゃる!と思わず拍手喝さいでございましたw

もちろんゆまちんとクラルスさんも大好きです!

始めから最後まで文句なしの作品!いよいよラノベが本気出し始めたかw

こういう作品があるからアニメは辞められませんね。素晴らしい傑作でした!


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : 装神少女まとい

2016/12/21 23:40 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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