「舟を編む」第7話

【信頼】
≪仕事≫ 役割を果たす。筋を通すこと(@「ちぇっそもっさのM字大開闢辞苑」より

「大渡海」

壮大なる辞書編纂に注力するあまり、会社としての枠を超え独断専行し過ぎた営業・西岡。その活動の引き換えに、宣伝部への移動が決定している中で起こったトラブル。執筆した先生の原稿に大幅な手直しが入ったことで当該本人よりクレームをたまわることに。そのとき西岡の取った行動とは・・・!

著名な先生あるいは教授などの原稿が採用されること。それは辞書にとってネームバリューとなる。しかし中には気難しい先生もいて・・・というお話。

辞書作りにはコンセプトが必要である。現代語に特化しているだとか、凡例が豊富だとか。文体を揃えるのもまたひとつ。

だけど外部の筆者にそれらをくまなく要求するのは難しいのですね。それぞれの先生には特色があって、そこにこそ意味があるわけですから!

だけど必要ない表現がたくさん入り込んで来たりするものなんですよねぇ。私も短期間ですが編集スタジオにいたことがあって「この先生、述語と形容詞の用法が逆だよ!」とか思ったことが一度や二度じゃなかったり(苦笑

まあ、そのときはたまたま「そちらの意向でいいです」って先生ばかりだったので助かったのですがw

こういうのは辞書や事典、あるいは資料集や統計表だったり、その性質に左右されることも多々あるわけですが。

だけど辞書ってのは特に個人の「思い入れ」で解説が入ることも少なくない。

「ここを削除されたら私が書いた意味がないっ」と憤慨される先生がいることは想像に難くないわけです。

それを「君がそこまで言うなら修正もやぶさかでない」と言わせた営業・西岡は立派な仕事をしていたと思うわけです。

ところがそこからが半ばクレーマーのレベルで、先生がぼそっと「土下座してくれたら・・・」と付け加えたのですね。

うむ。多くの場合それで済むでしょう。当の西岡ですら膝を床に付きかけました。

だけど辞書編集に命を燃やすみんなの顏を思い出した西岡は、自分たちが手掛ける辞書がそんなに「安いもの」じゃないと思いとどまるのですよね。

そこで持ち前の人間観察力と言いましょうか営業力と言いましょうか。それを発揮して御大先生に愛人がいることを探知。そこを突いて形勢逆転へ持っていた手腕は、もはや営業の枠を超えた男気が為せる業だったと思います!

いやぁ、こうい場面って思わず他人のせいにしたくなったりするものなんですよ。「いやウチの新担当が言うには・・・」とかってお茶を濁しちゃう。

でもそこを真っ向から立ち向かった西岡がもうカッコよかったのですw

自分に残された短い時間。その間に何ができるのか?

西尾はそれがしっかりできていたと思います。仕事をするとはなにか?

「仕事」は「仕事」を「する」だけはダメなんです。

「仕事をする」にならなければならない!この辺りのニュアンス、分かるかなぁ(笑)

「仕事」は単体としての単語ではなく「仕事をする」という「動詞」にならなければ意味がないと個人的には思うわけです。

こんな偉大な西岡の後釜を、社会経験の少ないマジメくんが務められるのか?もはや不安でしかないと思う次第ですw

今回、西岡の働きに男泣きです!

そしてちょっとホッとした西岡が、会社の人に自分らが付き合っているとバレてもかまわない!と会社近くのレストランでアワビだかなんか食べに行くか!と彼女にメールした場面に和みましたw

「はい。分かりました」と返した彼女。この子もイイ女だねっ(お?おぅ!

こんなやり取りを見ていたら、実際に「大渡海」って辞書が欲しくなってしまう!そんな気持ちにさせてくれたエピソードでありました!


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : 舟を編む

2016/11/25 22:38 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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