「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」第13話 最終回

【新たなる使命】
魔神復活

念願叶って天刑剣(てんぎょうけん)を手にすることが出来たベツテンガイに向かって、同じく天刑剣を狙った大泥棒のリンセツアが挑む!

剣を究めんとするベツテンガイであったが、その腕前はリンセツアの方が勝っていた。

この事実に落胆するかに思えたベツテンガイであったが、不敵な笑みを浮かべた彼は天刑剣を破壊してしまった。

これはかつて魔神を封じた剣。もしこの魔神が復活すれば世界は破壊され尽くされる。

むしろ落胆したのはリンセツアであった。人間がみな死んでしまえば、悪者どもをからかう楽しみが無くなってしまうからだ。

覚醒を始める魔神。世界は終末を向かえるであろうか。

とそこへ、これに挑む一人の男が現れる。

「万策尽きるまで、やれることをやるまでさ」

それは舞い戻って来たショウフカンであった。

この世の終わりを前にして、たったひとりの男に何が出来ようと言うのか。

……。

リンセツアが大泥棒であったことが判明したのは後半。

ベツテンガイに一泡吹かせるためでありました。リンセツアはこうして悪者どもをからかって遊ぶのを何よりの楽しみにしていたというお話であります。

ここにひとつの正義の在り方を見ることも出来るでしょうか。リンセツアが相手にしているのは悪党だけなので、世直しと言った意味では正しいことをしているように見える。

ただ本当に「趣味で」悪党を懲らしめているだけにも見えるので、その真意は未だ分からずと言ったところが真相でしょうか。

ただ物語の冒頭、ショウフカンと最初に出会ったとき、リンセツアが「その地蔵の傘を盗むのか」と戒めたことを踏まえるなら、基本的にはリンセツアはある種の正義感に基づいて行動していると信じたいところではあります。

そしてそのショウフカン。凄まじい気功の達人であることが分かった終盤。彼が握るのは剣ではなくただの木刀でした。これに気を込めることによってするどい切れ味を発揮する。

何故、彼はそのように強いのか。ショウフカンの正体がようやく分かってきたというのが最終回でありました。

ベツテンガイのように宝具を求める輩がいる。それらを・・・まあ懲らしめて回っていたのがショウフカンであったということになるでしょうか。

その結果、法具をコレクションするような形となり、巻物に「目録」として携帯していたのですね。

この設定にはどこか「fate」におけるギルガメッシュのような雰囲気を感じたのは確か。脚本が虚淵さんだけに、その辺りは少し意識されていたのではないかと推測したり(笑)

剣とは道具である。ショウフカンの言葉であります。

結局、使うのは人間。何を使うかではなく、いかに使うかということが問題。宝具に使われてしまうようでは、まだまだ精進が足りないというわけであります。

だからこれまで木刀だったとは、どれだけ修行を積めばここまで至れるのか、ショウフカンの修練は想像だに出来ない高みにあることが伺えると言うもの。

そんなすごい人だったとは!と驚くと共に、それを鼻にかけず、最後まで明かさなかったショウフカンの男らしさにぐっと来たワタクシがおりました(笑)


<総評>
いやもうとにかくカッコよかった!とにかくこれに尽きるでしょうか。

小難しいこと抜きに楽しめた最高の人形劇でありました。人形の造形もまた美しく、豪華絢爛な装飾と相俟ってエキゾチックな魅力を放っていたと思います。

人形だけに口元が少し動く以外、表情はないと言えますが、演技の仕方によってときに悲しくも、ときには楽しそうに、あるいは不敵な態度と千変万化の感情が表現されていたことに感嘆する次第。

登場人物たちが醸す陰影がかくも豊かに、真に迫って伝わってきたのは、正に職人芸の成せる業であったと痛み入る次第にございました。

ほんと、人形に恋しそうなくらい(笑)ヒロインとなるタンヒさんの可憐さ、こんな魅力的な女性などとても現実の世界では到底いやいない・・・いや失敬!そう思えるほど素敵であったことをここにお伝えしておきましょう!

脚本の素晴らしさ。大きな波に翻弄されるがごとき力強さがあったと共に、張り巡らされた数々の策略、機転を利かせたやり取りなどが実に楽しかったです。実にダイナミックな物語でありました!

CGと組み合わせた映像美もお見事。もうこれは何か説明するのが野暮。とにかく一度観ればその迫力に目を奪われることは必至でしょう。

剣が飛び交い、奇術が繰り出される世界。それは実に妖艶でもありました。本当に幻想の世界に紛れ込んだかの錯覚を覚えるほど、物語に映像にのめりこんでしまったワタクシがおりました。

素晴らしい仕事をありがとう!

といったところでなんと早くも続編の制作が発表されました。これぞ正に狂喜乱舞と言ったところでしょうか(笑)

ショウフカンの素性についてはまだまだ分かっていませんからね、彼がこれまでどんな暮らしをしていたのか、その辺りなど紐解かれれば更にこの物語が好きになれそうな気がします。まあどういった切り口で来るか分かりませんけどねw

では来るべき新章へ向けて首を長くして待つことにします!


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : ThunderboltFantasy東離劍遊紀

2016/10/02 12:24 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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