「マクロスΔ」第25話

【星の歌い手】
一番声が大きいのはいったい誰だ!(違っ

向かえたウィンダミアとの最終決戦。そこで遂にロイドの思惑が明らかとなる!

「星の歌い手」の声は全ての種族をひとつに繋げる。

全ての種族の統合。それはバジュラすら越え、永遠の命すら得る。

そしてウィンダミアはその中心を担って宇宙を支配すると!

短命故の苦悩。ロイドはそれを解消しようとしていたのだ。

しかしそこに種族としてのアイデンティティはあるか?

限りあるからこそ輝く命が、そこにあるはず!

ワルキューレVS風の歌い手VS星の歌い手、正に三つ巴の戦いとなった最終決戦でありました。

ロイドに操られた・・・いやむしろ本来の目的を思い出した美雲さんと、人類と美雲さんを取り戻そうとするワルキューレ、そして民族を守るために声を張るウィンダミアという図式がここにあったわけです。

そこには様々、もちろん政治的な意味での画策などもあったのですが・・・当初はね。しかしそれを超越し、最後には「自分が何を成し遂げたいのか」という点で意地を張り合った熱い展開があったと言えます。

そう言った意味では、美雲さんを取り戻したいとするワルキューレに対し、民族を守るために戦いを終わらせたいとするウィンダミアのハインツ二世は利害が一致したわけで、ハインツ二世がワルキューレと共闘する形となり、ロイドの計画を打ち砕く後ろ盾になったと言えるでしょうか。

全てはロイドの暴走と言えるのか。そうではないと思います。彼は彼でウィンダミアにとって最良の道を模索した結果が、星の歌い手の復活であったという図式。

しかしそれは必ずしもウィンダミア人民の意志を反映していなかった時点で、やはりロイドの暴走であったと捉えることも出来るというものですが・・・。

愛国心が歪んだ形で表出すると、ただの狂気と化してしまうのか。なんともやりきれないものがありました。

盟友であるキースはロイドの暴走を許さず、いや、親友であるが故にその心意気は痛いほど分かっていたことでしょう。だからこそ止めなければと思ったはず。ロイドが災厄の権化となる前に、これを倒して無に帰そうと思ったのかも知れません。

最期の友情。それが悲劇的な結末を生んだと言えます。もっとも、この物語の中で最も美しいシーンであったとも言えますが・・・!
星の歌い手によって浸食されるワルキューレのコーラス。しかしそれを打破したのは、フレイアがハヤテに寄せる想いでした。

そこにはミラージュの後押しもありました。ヴァールに浸食され始めていたフレイア。もはや自分にはハヤテを慕う刺客がない!彼女はそこまで思い詰めていたと言えます。

しかしそこで!

「この腐ったリンゴ娘!」

一足先に「ハヤテが好き」と告白したミラージュ。「私にここまで言わせてあなたは何も言わないの!」と、フレイアに発破を掛けたのですね。

相変わらず行動が独りよがりのミラージュさんですが、ここまで来ると健気過ぎて泣けて来ますよ!言葉のセンスはアレだけどねw

それはともかく!これを受けて美雲さんが歌い出した1クール目の主題歌「一度だけの恋なら」が胸を熱くするのです!

最後、ラグナに返り付いた一行。2人で飛行するハヤテとフレイア。

フレイアの想いを受け止めたハヤテが「ずっと一緒だ」と言う。

それに答えて「覚悟するんと」と言ったフレイヤ。

その翼はどこまでも淀みなく蒼く澄み切った空に軌跡を描いて行くのでした・・・


<総評>
まあ色々ありましたけど、これほどの最終回を見せられて文句を言うのも野暮ってものでしょう(笑)

恋愛面で言えばハヤテはフレイアを選び、これでマクロスシリーズで連綿と継承されて来た「三角関係」が断ち切られた形となりました。これを是とするか非とするかはここまで物語を見て来た人次第。私は・・・まあどっちでもいいんですけど、恋愛的にもキャラの存在証明的にもミラージュさんが可哀そうって思ってしまったわけでして(笑)

報われない恋って確かにある。だけどそれが「スタッフの意図」によってもたらされたものだったとしたら!もっとキャラに優しくしてほしいなwと思ったワタクシがいたのでした。

最終回直前に至っては「レディM」への言及もあり、暗に「リン・ミンメイ」を指していたわけですが、美雲さんの歌うメロディに「愛おぼえていますか」のフレーズが混じるに至ると・・・

これが星の歌い手の力!?

破滅のインビテーションとしてこれがプロトカルチャーの「兵器」であるとの見解へ繋がるものとして導入されたのは、往年のマクロスファンとしてはいささか複雑な心境があったことも否めず。いやもちろん嬉しい気持ちも大いにあったことに違いないですが(笑)

これまでのマクロスシリーズへのオマージュと言った趣きがあったこのシリーズ。いささかその設定というか、縛りにふりまわされたきらいはあったと思います。

そしてそれを払拭しようとする試み、あるいは慣習を覆そうとする意欲が空回りし、物語にメリハリを失した気がしてしまったのも確か。キャラクターの存在感の薄さがそれを示してしまったように思えます。

言い方は悪いですが、特にミラージュなどは恋のライバルとしては「人畜無害」であったと言えます。本来ならば三角関係で生まれるはずの緊張感が生じなかった。これはミラージュが悪い意味で「優等生」であったからだと思います。

いやもちろん、本来的な意味では「いい子」なのですが、「いい子」じゃドラマが生まれないのが物語(笑)もっとしたたかで、フレイアを心底脅かす存在であったと願うのは、これは視聴者としての私のわがままでしょうか(笑)

むしろミラージュのことは応援していたのですけどね。ガンバレ!と。いつまでも「二番手でいるなよ」とね(笑)実際は二番手ですらなかったわけですが(それを言うな

ネタとしてツッコミどころがあったのは逆に楽しかったとは言えます。ロイドさんの謎のメガネコレクションとか(笑)

巷で言われる「曲がイマイチ」という評価に関しても、個人的にはこれまでのマクロスの中でも好きな曲が多かったので、それは趣味の問題ではなかったかと思います。

これは歴史あるアニメの宿命かも知れません。過去の設定をいかに踏襲するか、または逆にそれに囚われてしまうかという問題。

ルパン三世のように基本的に1話完結の作風ならいざ知らず、世界観をひとつにするSF等の場合、その指針の取り方によって評価を二分してしまうリスクは付きものと言えるでしょう。

このマクロスデルタでそれがどう転んだか客観的に判断するのは難しいところですが、ただこれなら「マクロス」でなくても良かったよなあというのが個人的な見解となります。

「マクロス」を冠した別のロボットアニメであったと思えば、それなりに面白い物語であったと思う次第です。

と言ったわけで、弱冠辛口になってしまいましたが!でもフレイアちゃんが可愛いさ、それからフレイアちゃんが可愛いしさ(同じことしか言ってないw

美雲さんのミステリアス感も好きだったのさ。だって小清水さんだもん!オレ大好きな声優さんだもん!演技も文句つけようないし、歌は差し替えだけど、美雲さんパートの歌い手さんの声がとても魅力的でオレ好みだったもん!

という非常に個人的な理由で割と好きで観てましたw

それでもやっぱりマクロスとしての伝統は引き継がれていたと思うので、もしかしたら今後長い目で見て評価されるべき作品となっていた・・・のかも知れません。それはまた別のお話で!(都合のいい言葉だなw

映像的には文句はございません。大変なお仕事、誠にお疲れ様でした!


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : マクロスΔ

2016/09/27 23:50 | アニメ感想COMMENT(4)TRACKBACK(0)  

コメント

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あれ、巷ではワルキューレの楽曲ってイマイチなんだ?!
アルバムけっこう聞いてて気に入ってたんだけど。
サンシャインよりよっぽどいいし、ワルキューレライブ見に行きたい(笑)

No:743 2016/09/29 10:40 | てっしー #- URL [ 編集 ]

>てっしー

> あれ、巷ではワルキューレの楽曲ってイマイチなんだ?!

なんとそうらしいのだ!
天下のマクロスだからね~やっぱ菅野ようことかの豪華作曲陣でないと納得してくれないのかなw

> サンシャインよりよっぽどいいし

そ、そうなのか!?www
サンシャインもイイ曲なんじゃ?ま、まあこれ以上言うと泥沼だからやめとくけどw

ワルキューレだったら2曲もカラオケで歌えるヨ!

No:744 2016/09/29 21:15 | ちぇっそ #- URL [ 編集 ]

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サンシャインもいいのはあるんだけどね、ちょっと玄人好みな気がするw

ワルキューレはサビだけならだいたい歌えるかも(笑)

またカラオケでも行きたいですね~!

No:745 2016/10/01 15:21 | てっしー #- URL [ 編集 ]

>てっしー

カラオケ行きたいねー!

No:746 2016/10/01 20:08 | ちぇっそ #- URL [ 編集 ]

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