「91Days」第11話

【すべてがむだごと】
隠せないほど匂いだした復讐の芳香

ヴィンセント主催の劇場のこけら落としが、シカゴ一帯を仕切るドン・ガラシアを招いて開かれた。ガンゾと計画を立てたアヴィリオは、この機に乗じてヴィンセント殺害を目論むが・・・事態に不測が生じた。バルベロに捉えられたアヴィリオ、復讐の糸はここで断たれるかに思われた。

遂にアヴィリオの正体がヴァネッティファミリーに明らかとなりました。殺害されたかつての幹部テスタの息子。その彼が今ここにいるという事実。それはもはや復讐であると誰もが分かったことでしょう。

復讐相手の名前が書かれた手紙の存在も公になり、今では誰が標的となっているのかが明白。しかしここで計画が崩れるのですよね。だけどそれは決してアヴィリオにとって悪い展開ではない。ある種の因果とも取れる奇妙な偶然の重なりがあったと言えます。

この騒動についてはもう多くは語りません。これでアヴィリオは父と、そして親友であるコルテオの仇をあらかた討ったことになります。とは言え、まだ大事な人物が残っている。これが最も厄介な相手であることは確かでしょう。

しかし肝心のアヴィリオ自身が今や瀕死の状態。これで一体なにをどうできると言うのでしょうか。ですが、既に常軌を逸して見えるアヴィリオがどのような手段に出るのか。それはもう誰にも予想の付かないこと。

間もなく向かえる結末が、恐らくは相当に悲惨なものとなることだけは分かろうかと言うものであります。

かつてテスタの家を襲撃したときのことをヴィンセントが語っていたのが印象的でした。テスタはガラシアと手を結ぼうとしていたのですね。当然これは強力な後ろ盾を求めてのことだったわけですが、ヴィンセントにはそれがファミリーを潰しかねない由々しき事態だと感じた。

ファミリーを守るためにテスタを殺したこと。しかし、もっと別のやり方があったのではないかと言ったヴィンセントの表情が、そこはかとない哀愁を帯びたものであったことが後悔の深さを物語っていたように思えます。

そのヴィンセントが最期に見せた顔もまた象徴的でありました。かつての威厳はなく、そこにあったのは敗北を認めた落ちぶれた男の姿でした。全てを手に入れたマフィアのボスであっても、死ぬときには何も持って行けない。死は全てを奪うものであるという無常。

それは決してかっこいいと言える代物ではなかったかも知れない。ただし散り方としては正しいものであったと思えるのです。


@ムハンホウちぇっそ@
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2016/09/24 19:38 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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