「91Days」第1話

【殺人の夜】
酒がなけりゃ話になんねぇ

マフィアの子供として生まれた兄弟。内部抗争によってドンがやられ、そして彼らの父も殺されてしまった。辛くも逃げおおせたのは兄ひとりだった。時は流れ、親友と二人、酒の密造に携わることになった。とある居酒屋に酒を卸す交渉へ向かった、そのときだった。

世界の国々ではときにあまり描かれない時代がある。ロシアで言えば1930年代だったり、日本だったら大正時代について語った物語は少ないかも知れない。そしてアメリカにおいては禁酒法時代がそれに当たるでしょうか。

ではそれらの時代が暗く混迷したものであったかと言うとそうでもない。ロシアの場合は革命が成功し情勢が安定した時期であり、人々にはポジティブな思考しかなかった。ところがそんな明るい時代にも暗部は存在し・・・

それは日本の大正時代も同様で、ロシアの30年代と似たような空気に包まれていたような気がします。もちろん私が実際に知っているわけではありませんが。

禁酒法時代もそう。確かに厳しい法律によって国民の間に不満が高まっていたかも知れない。だけど同時に活気に満ちていた時期で、ちょうどマグマが爆発する直前のような熱が発散されていたようにも思えます。

と言っておきながら私もあまり知らないのです、この時代のアメリカについては(笑)

知っていることと言えば、禁酒法時代、人気バーボンブランドであるジム・ビームもまた漏れなく操業停止を余儀なくされたのですが、法が改定された後、真っ先に再開したということでしょうか。

法は絶対に変わる!そう信じて酒を造れない時代でも味が損なわれないよう、下準備に余念がなかったとか。この時代にはきっとそう言った話がゴロゴロしているのではないでしょうか。

ただこのアニメの始まりはどこまでも暗い。マフィアの話から始まったわけなので不穏であることは否めないでしょう。両親を殺された子供が復讐するまでを描くサスペンスという名目。

それこそゴッドファーザーのテーマのようなオーケストレーションに彩られた劇伴。雰囲気を盛り上げる演出で当時のアメリカの空気を再現して見せる。うむ。実に芳醇なアニメであることがお分かり頂けるでしょう。

アメリカを別の角度から描いて見せる。実に興味をそそる作風は、初回から既に年代物のオーク樽で熟成されたバーボンのように薫り高く芳香を放っておりました。


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : 91Days

2016/07/09 23:45 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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