「うしおととら」第39話 最終回

【うしおととらの縁】
やっぱり、この二人でなくっちゃ!

白面の者との最終決戦。うしおととらがこれに立ち向かう!固唾を飲んで見守るその結末とは・・・

獣の槍に対する恐怖。それが引いては光あるものをうらやむ気持ちだと見抜いたトラの言葉が痛快だったのですね。

白面の者の真実。

それは自らの境遇を嘆いて輝かしい世界に対して常に恐れを抱き続ける臆病者でしかなかったことを!

これを認めざるを得ない状況がここにはある。遂に白面の者を追い詰めたかに思われたのですが・・・

白面の者との戦い。それは正に総力戦と言えるものでした。人と獣がひとつになって初めて成し遂げられる大仕事であると言えます。

しかしそこに居たのはそのふたつだけではありませんでした。霊界の門を開いたことから、白面の者に対して思いのある死者たちまでもが駆け付けるというサプライズ!

人と獣と死者が混然一体となって立ち向かう様子は、希望と救いと悲しみや慈しみとか色んな感情が混じったなんとも言えない気分にさせてくれるものがあります。

白面の者とは言わば、世界にとって最大の敵であると言えます。これを前にこの世の全てが結集した光景に胸を熱くしないでいられましょうか。なんとも壮観な図でありました!

いよいよ後がなくなった白面の者は、自らの目を潰すという行動に。見えなくすることで恐怖を拭おうという作戦でした。後は獣の槍の気配だけを頼りに、これを倒すことだけに専念するという覚悟・・・

それならば獣の槍の気配を消せばいい!

これに対してトラが取った行動は、獣の槍を自分に突き刺しその気配を消すことでした。その壮絶な戦いの末・・・

最期、白面の者は赤ちゃんに還り、獣たちは国を支える礎となるために地中へ潜り、そして人の世にはいつもの暮らしが戻ってきた。

これでようやく平和が訪れたわけですが、ここにはいつもいたはずのアイツがいない。

あの傷がもとでトラは絶命してしまったのですね。

なんとも悲しい最後。だがしかし、「獣」とは土となってもまた「戻ってくる存在」であると言う。

最後に聞こえたあのお馴染みの掛け合いは・・・

もしかして!!!


<総評>
いやはや。感動大フィナーレでしたねw

最終決戦に漲るカタルシス。そこへ向かうための過程には正に紆余曲折あったわけで、だからこそ感動もひとしおであったわけです。

映像的にも大迫力で、その戦いの光景には本当に壮大なスケールを感じさせてくれました。

人と獣と死者が混然一体となった戦いは、正に「神話」と言った表現が正しいような気がします。ただここにあるのは、いろんなしがらみを取っ払って白面の者に立ち向かうという意志のみ。

しかしここに至るまでが本当に難しかったのです。人と獣との確執があり、人はまた人同士でエゴを剥き出した争いもまた・・・流兄ちゃんの裏切りなどが正にそう。まさか自分のエゴを満たすために白面の者の側に付くなどという展開を予想しただろうか!

私はずっとこの物語にあるメッセージが込められているのではないかと感じていました。それはごく単純なもので「みんながひとつになる」というものです。

ただの理想だし、口に出して言うのも恥ずかしい言葉であるかも知れない。だけどそれを臆面もなく「みんなひとつに!」と言ってのける。それがこの作品の「熱さ」そのものではないかと思った次第。

そしてその熱さの源こそが、蒼月潮という少年であったというお話。これまでバラバラだったものをうしおが繋ぎ、そして最後はその繋いだ者たちがうしおのもとへ集まってくる。これはひとえに、うしおの人柄が成せる業ではなかったかなぁと思えるのです。

キャスト陣の力のこもった演技にもまた心躍らせるものがありました。特にやはり、うしおととらの二人ですね。まあ主人公だから当たり前っちゃ、当たり前ですが!(笑)

小山さんなんてほんとう、今や完全に私の中で「トラの人」になってますもん。この人以外にトラはないだろうってくらい(笑)あまりにインパクトがあって、小山さんが過去演じたキャラがすっかり霞んじゃいましたね!(失礼な!

そして、うしおを演じた畠中さんも素晴らしかった。始めの頃、声の質が古臭い・・・と言っては失礼ですが、例えば昭和の頃よく聞かれたわゆるガキ大将的な声であったことが意外だったのです。

今どきこういう声でもアニメの仕事で使われるんだ?という驚きと同時に、果たして現代の視聴者に受け入れられるんだろうか?という疑念。私は古い人間なので「懐かしいな」と思って聞いておりましたが、若い人にとってはあまりなじみのない声質でしょうから、少し心配な部分もありました。

しかし技術的な面で言えば昨今の声優のレベルをしっかり満たしており(昔のアニメから比べると今の方が断然滑舌が良くなってるしそれを求められている)全く不安を感じさせるものがないのですよね。

それでいて昭和の時代が持っていたパワーを感じさせるような声。この存在感は他の声優さんではなかなか出せるものではない気がします。今では私の中で一目置く存在になっておりますw

過去の名作を現代の技術で復活させたと言った感のある「うしおととら」、いくらか原作を端折った部分もあるようですが、ちゃんと読んだことのない私には分かりませんでした(笑)この復活あるいは復刻には大いに意味があったと思います。

獣の槍をめぐって繰り広げられた感動巨編。全39話、たっぷり楽しませてもらいました!


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : うしおととら

2016/06/26 11:01 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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