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「Fate/stay night〔UBW〕」第7話

【死闘の報酬】
禁忌を犯す

キャスターと対峙したアーチャーは、彼女から真相を聞くことになる。現在、キャスターと協力関係にあるアサシンこと佐々木小次郎には、実はマスターはいない。これはキャスターが呼び出した手駒であると。魔術こそ一日の長があるものの、剣技ではセイバーやアーチャーを相手にするのが不利と見たキャスターが、自らの弱点を補完するために召喚したサーヴァントであった。

サーヴァントがサーヴァントを召喚する、このこと自体ルール違反となるようですね。自分を知るからこそ、それを補うための戦略に走る。正に策士としてのキャスターらしい戦い方だと思います。

しかしそんな大事なことをアーチャーに話してよいものだろうかと思ったのも事実。もしかしたら自分の手の内を明かして、今度はアーチャーまでも自分の配下に置こうと考えたのかも知れませんね。実際にキャスターは彼をスカウトしようとしていたし。

喰えないキャスターは町中に張り巡らした結界によって、住民らから魔術を吸い取っており今ではかなり貯蓄があるようで、さしものアーチャーもこれに苦戦していました。

とまあアーチャーとキャスターのやり取りの中でひとつ気になったことがあります。それはキャスターがアーチャーに向かって「お前は士郎と似た者同士だ」と言った意味の発言をしたこと。

これはアーチャーが不用意な戦闘を好まず、キャスターに痛み分けを申し出たことに由来します。確かに今アーチャーがここにいるのはマスターである凜の命令によるものではない。しかし他のサーヴァントを倒すまたとないチャンスでもある。これを逃す手はないはずなのに、あえてアーチャーは打って出なかった。

確かに、キャスターが指摘するように、この行為は士郎の「誰も傷つけない」とする姿勢に似たものがあります。それを無意識に感じているとでも言うのか。だからこそアーチャーは士郎にここまで肩入れしているような気がします。これらを踏まえるとキャスターの言っていたことは、案外2人の本質を突いていたのではないでしょうか。

アーチャーの正体が気になるところ。彼がこのような性格になったのには、きっと生前の出来事が関係しているからです。アーチャーの回想の中にあったビジョンには砂漠が映し出されており、これが何らかのヒントになるでしょうか。

さて境内の外側ではセイバーと小次郎が戦っている。剣技に長けた2人の戦いは正に死闘。今回も素晴らしい作画で見せ場を作っております。

しかしその実力は小次郎の方が一歩上。しかも彼の自己申告によれば、アーチャーをあえて「見逃し」境内に招き入れたのはキャスターにいっぱい喰わせるためだったと。小次郎は状況が良く見えており、それを吟味する余裕があると言う事でしょうか。もっとも「いたずら」を仕掛けたことから、自分を呼び出したキャスターに対してはいくらか「含むところ」があるようですが(笑)

アーチャーがキャスターを撃退。しかしここでもまたとどめは刺さず。さまざま理由を挙げ連ねるアーチャーですが、やはりあまり殺し事態に興味がない模様。

ところがそのアーチャー、今度は士郎に刃を向けて来ました。士郎の甘さ、それを責めるようにして彼を切りつけます。士郎とアーチャーは似た者同士でありながら、全てが一致しているわけではない。アーチャーの言う正義には「最大限救うために、最小限の犠牲を強いる」と言ったことが掲げられています。

これは士郎の父である切嗣と趣きを同じにしている。全てを助けたいとする士郎とはここが決定的に違っているわけで、彼にそれを受け入れることは出来ないでしょう。更に言うなら、自分の父と同じことを言うアーチャーに対してまた思うところがあったのではないでしょうか。

いま士郎がこの戦場に立っているのは父・切嗣が成し得なかった「完全な正義のヒーロー」になるためであります。しかしここにまた父と同じことを言う人物が現れたことを考えると、士郎は恐らく父を思い出さずにはいられない気がします。

アーチャーこそは正に切嗣の代わりであり、士郎はそんな彼に「父」の幻影を彼に感じているかも知れない。だとすれば、それは乗り越えなくてはならない障壁であると言えましょうか。それともアーチャーもまた「救われなければならない」対象と見るか。果たして士郎は彼に何を見ているのでしょうね。

瀕死の士郎が脱出してきたことで、セイバーと小次郎の戦闘は水入り。マスターを思うセイバーの志しに共感した小次郎は見逃してくれました。さすがは名だたる武士。粋を好む好感触な漢でありますね。

ところがそこへ無粋な輩が横やりを入れてくる。そう、士郎を追ってアーチャーが攻撃して来たのです。野暮だな、と小次郎が思ったか知れませんが、これと手合わせを始める小次郎でありました。


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タグ : Fate/staynight〔UBW〕

2014/11/23 07:40 | アニメ感想COMMENT(2)TRACKBACK(2)  

コメント

subject

切継ではなく切嗣ですよ。

No:692 2014/11/24 20:35 | 名無しのイヴァン #- URL [ 編集 ]

Re: subject

> 切継ではなく切嗣ですよ。

ご指摘ありがとうございます!
変換間違えておりました。

No:693 2014/11/25 20:45 | ちぇっそ #- URL [ 編集 ]

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