スレイジー画像ありました

2009.01.06 Tue

先日お伝えした、本当にスレイジーな方のロシアンロックバンド「スレイジー(Слезы)」の画像が見つかりました!タイトルは「НЭП "Слезы" NEP "Slezy"」と言うもの。

皆さんもうお気づきですね。ロシア語で<ネップ>と書いてあるのが分かるでしょう(ロシア語が日本で必須科目となるであろうマヤ暦8084年くらいを想定して話を進める)。ご存知の通りこの<ネップ>とは、レーニンによって提案された「新経済政策」のことですね。

もしかしたらこちらの<ネップ>の方がバンド名なのかも知れませんが、いまのところどっちがどっちか良く分かりません。それはともかく、そんな理由もあってかPVも大変プロレタリアートな作りになってます。

ヴォーカルの人が対戦車バズーカを打つ絵はよく意味が分かりません。しかも殴られたときのボブサップみたいに顔が嫌がってる。意外と根性ない。

ドラムの人がちょっとヘタレで、特に間奏部分以降からリズムの乱れが目立ち始めます。ちょっとこれ、プロとしてどうかとは思うところ。今時中学生でも着ないネルシャツと、観音開きしたサングラスがダサい。更に言うなら、私の方がもっといっぱいスティック回せるもん(どんだけダメ出しすんだ?

演奏の方は映画のシーンを引用して編集がなされており、独自の映像表現を伴っています。これこそ「モンタージュ」の手法であり、実際の演奏シーンと映画の場面を同時に進行させることによって、あたかも“バンドが映画の中で演奏している”かのようなトリックが成立していると言えるでしょう。

かつてソヴィエト黎明期の映画スタジオ、クレショフ工房に於けるセルゲイ・コマーロフ監督による<ネップ期>の異色作、「メアリー・ピックフォードの接吻(1927年)」で用いられたモンタージュ実験の成功を思わせるものであります。

PVで使用された映画は、マルレン・フツィエフ監督の「私は20歳」のように見受けられます。その映画はソビエトのユース・カルチャーの先駆的な存在である"スティリャーギ"を通して、いわゆる“雪どけ”期と現代を結ぶ画期となるもの。しかし筆者の記憶が定かでないため、これが「私は20歳」である確信はナッシングー。しかし映像は実にスタイリッシュ!だって女の子が着ているシャツが「ワコール」だから!

とまあ、ついキネ旬の「ロシア・ソヴィエト映画史」や他の記事を受け売りしてしまいました。

つまりはそんなことをしたくなるほど、このスレイジーと言うバンドがいかに「ロシア的魅力に溢れていることか!」サクジツのスレイジーより、私はこっちの方が大好きです。

なんたってメロディが泣けてしょうがありません。こんなしょぼくれた哀愁を漂わすバンドなんて今時いないっす!

ちなみにバンド名をもっとロシアっぽく発音するなら、「スリェーズゥィ」でしょうか。そして意味は「涙」だそうです。なんだ「スレイジー」と全然意味違うじゃん。

こう言うローカルなバンドをもっと大事にして、生きましょう。

НЭП "Слезы" NEP "Slezy"


@ちぇっそ@
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