「今期終了アニメ(9月終了作品)の評価をしてみないかい?22」-アニメ評価編-

毎度お世話になっております。ピッコロさま主催のアニメ評価企画に今回も参加させて頂きます。早速ですが、よろしくお願いいたします!(新人のような気持ちでっ

HP>今期終了アニメ(9月終了作品)の評価をしてみないかい?22

<評価項目について>
・それぞれの評価項目は各5点満点。全6項目あり総合点は30点満点。

ストーリー
キャラクター性

演出
音楽
総合的な評価

<評価の指標>
5:とても良い
4:良い
3:普通(及第点)
2:惜しい。何かが足りないレベル
1:悪い
0:かなり悪い


<今回の評価作品 全30本>
(上から点数の低い順に記事を並べてあります。実質、個人的なランキングだと思って下さい。)

合計11点 ダンガンロンパ
合計12点 戦勇。 第2期
合計12点 BROTHERS CONFLICT
合計13点 ステラ女学院高等科C3部
合計14点 ローゼンメイデン
合計15点 てーきゅう(第2期)
合計15点 八犬伝-東方八犬異聞-(第2期)
合計16点 超次元ゲイム ネプテューヌ
合計17点 きんいろモザイク
合計17点 犬とハサミは使いよう
合計18点 神のみぞ知るセカイ 女神篇
合計18点 銀の匙 Silver Spoon
合計19点 ブラッドラッド
合計19点 戦姫絶唱シンフォギアG
合計19点 宇宙戦艦ヤマト2199
合計21点 銀河機攻隊 マジェスティックプリンス
合計21点 ロウきゅーぶ!SS
合計22点 ファンタジスタドール
合計22点 Free!
合計23点 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
合計24点 とある科学の超電磁砲S
合計25点 幻影ヲ駆ケル太陽
合計25点 げんしけん 二代目
合計26点 君のいる町
合計26点 サーバント×サービス
合計27点 たまゆら ~もあぐれっしぶ~
合計27点 神さまのいない日曜日
合計28点 有頂天家族
合計29点 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
合計29点 進撃の巨人

【未完走アニメ】
「帰宅部活動記録」(ツッコミ下手な主人公がクセになった
「ふたりはミルキィホームズ」(か、かっこいいからミルキィなんて違うんだからねっ
「魔界王子devils and realist」(うーん・・・
「恋愛ラボ」(最終回だけ見逃しやっちまいました


それでは寸評入りの各評価を続きからどうぞ!




【ダンガンロンパ】
ストーリー 1
キャラクター性 1
画 4
演出 1
音楽 3
総合的な評価 1
合計 11

-学級裁判と言う題材から推理や考察を楽しみにしていた。ところがフタを開けてみるや推理に足る情報は後だしで、裁判は機械的に判決まで導かれて行くのみ。視聴する側として完全に意欲を奪われる形となった。更に裁判で負けた生徒が受ける処罰が全くの無意味で、理不尽に行使される暴力に個人的にはひどく不快感を覚えた。ただ奇抜な映像表現には芸術性を感じた。テーマソングから本編までトータルに演出がされていた点は評価できる。個人的な期待と作品の趣旨が合致しなかった。-



【戦勇。 第2期】
ストーリー 1
キャラクター性 2
画 2
演出 2
音楽 3
総合的な評価 2
合計 12

-悪意はないがこんな点数しか付けられなかった。原作は購読していたが、元のストーリーから分岐した自分の知らない方の話だったので思い入れが薄れてしまった。5分でもダレてしまうのは原作のノリ通り。ヤマカンの黒歴史には加えないでおこうと思います。-



【BROTHERS CONFLICT】
ストーリー 1
キャラクター性 1
画 2
演出 2
音楽 3
総合的な評価 3
合計 12

-13人のよりどりみどりな兄弟の中に「色のない女」であるヒロインが紛れ込んだことから巻き起こるコンフリクト(感情の衝突)を描く。ヒロインは決して自分では判断しない。それらを全て男に委ねて勝手に判断・解釈させる。彼女は白とも黒とも言わない。彼女の「色のなさ」はどんな色でも中和してしまう「グレー」なのだ!だからタチが悪い。男たちはもがき、そこで自らの欲望や本性をむき出しにして行く。むしろ人間関係としてはグレーとならず、白か黒かの葛藤を生むことになる。男を惑わすのに口の上手さはいらない。必要なのは、俺色に染まったかな?と思わせる「女の曖昧な態度」なのだ!しかし実のところ「グレー」は何色にも染まることがない。無自覚の内に男を「自分色」に染めて行ったのが本作のヒロインだった。彼女こそ、魔性である。-



【ステラ女学院高等科C3部】
ストーリー 2
キャラクター性 1
画 3
演出 1
音楽 4
総合的な評価 2
合計 13

-自分を変えるためにサバゲー部に入った主人公。しかし気合いを空回りさせて転落してゆく様子があまりに無残で見ていられなかった。主人公の言い草に全く共感を持てなかったのは、ひとえに演出の悪さに掛かっていると思う。他のキャラにも当てはまることで、途中で何話か見逃したのかと思うほどの性格改変があり、ドラマをちぐはぐなものにしてしまっていた。戦闘シーンでの音楽の使い方は秀逸だった。ジャズの調べが銃撃戦をもスウィングさせていた。-



【ローゼンメイデン】
ストーリー 2
キャラクター性 2
画 3
演出 2
音楽 3
総合的な評価 2
合計 14

-今回は「巻かなかった世界」が舞台。主人公が働く図書店で展開したドラマは、前期と切り離してなかなか興味を引くものだった。しかしその後アリスゲームが発生したことの必然性と、それが主人公に何をもたらすのか、その関連性が見えなかったことで主題を曖昧にした感がある。従って、「巻いた世界」とリンクしたときのカタルシスを演出できなかった。全ては前期を説明しようとして逆に分からなくしてしまった圧縮劣化の総集編に原因があるような気がする。スタッフの心意気が立派だっただけに、その親切設計が仇となってしまったことに視聴者として心を痛めている。総集編の代わりに本編を1話割り当てていたら・・・。いや、もう言うまい。-



【てーきゅう(第2期)】

ストーリー 2
キャラクター性 2
画 3
演出 2
音楽 3
総合的な評価 3
合計 15

-なんだかんだで嫌いじゃないんです。でも何が起こっているのかさっぱり分かってないのです。-



【八犬伝-東方八犬異聞-(第2期)】

ストーリー 2
キャラクター性 2
画 3
演出 3
音楽 3
総合的な評価 2
合計 15

-安定の低空飛行。2期まで費やしてやっとプロローグが終わったと言う壮大な展開。正直愕然としている。使い捨てだと思われていたキャラクターたちが再登場し、きちんと伏線として機能していたことには収穫を見た。しかしながらその人材収拾はいつも途中で放り出されてばかりで、最終的にメンバーが揃ったのは、キャラクターの自主性に任せて勝手に集まってくるに任せただけのように見えた。この辺りに演出のまずさを痛感している。前期からずっと大しておもしろくないことは分かっているのだが、しかしここまで付き合ったのだからアニメ化が続く限り最後まで見届けたいとは思う。-



【超次元ゲイム ネプテューヌ】

ストーリー 2
キャラクター性 2
画 3
演出 2
音楽 4
総合的な評価 3
合計 16

-期待しなかった通り・・・と言った意味では期待通りだった。神話にあるような神々の攻防・・・などと言うものは一切なく、仲間内でドタバタを繰り返しながら共通の敵を倒すという定番の流れ。EDの電波ソングは楽しかった。-



【きんいろモザイク】

ストーリー 2
キャラクター性 2
画 3
演出 3
音楽 3
総合的な評価 4
合計 17

-異国情緒を味わう作品かと思ったら一転。普通の日常系学園コメディであったことに面食らった。総じて平凡であったが、変則的な構成で作られた最終話に起死回生を見た。ここで初めてヒロインの過去が回収されたことで全てが許せた。-



【犬とハサミは使いよう】

ストーリー 2
キャラクター性 2
画 3
演出 3
音楽 4
総合的な評価 3
合計 17

-DQNなヒロインに向かって全編ツッコミ倒した桜井さんに先ずはねぎらいの言葉を。あまりストーリーを云々するアニメではない気がするのでそれは省くが、ところどころに仕込まれた文学ネタからは多少のアカデミックさを感じられて楽しかった。「わんわんわんわん!」と連呼するOPソングが大好き。-



【神のみぞ知るセカイ 女神篇】

ストーリー 3
キャラクター性 3
画 3
演出 3
音楽 3
総合的な評価 3
合計 18

-数多の美少女攻略がひとりの少女の救済と、世界の敵の打倒へと繋がる物語へ。一度攻略した女子を再度落とすと言う、一見ただの繰り返しに見えた構造はしかし、シチュエーションを変えることによってキャラの新たな魅力を引き出すことに成功していた。これは繰り返しプレイでルート制覇するギャルゲーの醍醐味を体現していたとも言える。主人公の言動からは相変わらず人間性を覚えないが、以前より少しはマシになったような気はする。原作未読者には不親切な設計だったが、それなりに楽しむことは出来た。-



【銀の匙 Silver Spoon】

ストーリー 3
キャラクター性 3
画 3
演出 3
音楽 3
総合的な評価 3
合計 18

-農業または畜産アニメとして期待するポイントはくまなく押さえられていたと思う。ただ期待通り過ぎてさほど意外性は感じられなかった。手堅いと言えばそうだが、しかしきちんと丁寧な作りで楽しませてくれたことは確か。これ以上を要求するのは贅沢と言うものだろう。題材のへヴィさに比べると作劇がライトな印象だが、これくらいが今風で良いのかも知れない。ギャグに入るとき「ここは笑うところですよ」と言われると普通は興ざめするところだが、この作品に限って嫌味は感じなかった。元々の作風に救われた感がある。-



【ブラッドラッド】

ストーリー 2
キャラクター性 4
画 4
演出 2
音楽 4
総合的な評価 3
合計 19

-全10話しかなかったことが評価を難しくしている。初回のおもしろさは抜群だった。その後は良くも悪くも普通のアニメとなってしまったが、手堅い作りで安心して見ることが出来た。しかし最後がぶつ切れで何のカタルシスも得られなかった。キャラも好きだったので、何故こういう企画になったのかが悔やまれる。-



【戦姫絶唱シンフォギアG】

ストーリー 3
キャラクター性 3
画 4
演出 3
音楽 3
総合的な評価 3
合計 19

-正直なところ一期ほどのめり込んで観ることが出来なかった。一期で到達した「正義の有り方」を更に奥深く推し進める内容ではあったが、結局たどり着いたのは同じ答えだったのではなかろうか。もちろんそれは繰り返し問い続けなければならない問題であり、今回の話も充分に意味のあるものだったとは思っている。しかしやはり蛇足な感は否めず。よく言えば一期へのオマージュだったかも知れないが、悪い言い方をすれば一期の「パロディ」でしかなかったとも取れる。しかしシンフォギアと言う作品は好きだし、勢いではそこいらのアニメを遥かに凌駕していた。一期で起こったことは文字通り「奇跡」だったのである。二期は充分健闘したと思う。-



【宇宙戦艦ヤマト2199】

ストーリー 3
キャラクター性 4
画 4
演出 3
音楽 2
総合的な評価 3
合計 19

-ビッグタイトルと言うことで、義務感からくる消化試合として視聴を続けたことを最初に告白しておく。劇場公開からテレビ放映までのタイムラグがどうにも視聴意欲を削いでしまった。気にしなければ良いだけの話なのだが・・・。そんな事情を抜きにしても、ひとつひとつのエピソードがあっさりめで物足りない印象だった。元々劇場版なので、テレビ用としての演出に効果的ではなかったということがあるかも知れない(そう感じられた)。ヤマトと言えば主題歌の印象が強い。ところが一流アーチストを起用した楽曲にはストーリーとの関連性が見えず、そのせいで更に作品全体の印象を薄くしてしまった。とは言え、リメイクすることの意義は確かにあったと思う。やはり日本人としてヤマトには胸を熱くするものがあるからだ。しかしつくづく思う。ヤマトとは、沖田艦長のためにある物語なのだなあと。-



【銀河機攻隊 マジェスティックプリンス】

ストーリー 3
キャラクター性 3
画 5
演出 3
音楽 4
総合的な評価 3
合計 21

-ガンダムから受け継がれてきた伝統を踏襲した、正しいロボットアニメであったと評価することは出来る。ただ個人的にはさほどのめり込めなかった。世代の差によるのか、キャラに共感し辛かったこと。そして何より、いつまでも葛藤を引きずる主人公が最後まで答えを得たようには見えなかった。途中経過でも良いから何か到達したビジョンを見せて欲しかった。もっともこの辺りもガンダム的と言え、となると実はマクロスの方が好きだった筆者には水が合わなかっただけなのかも知れない。しかしクオリティは総じて高く、目で捉えられるギリギリの速さで再現された壮絶なバトルには、作画の粋が込められていたように感じた。-



【ロウきゅーぶ!SS】

ストーリー 2
キャラクター性 3
画 4
演出 3
音楽 5
総合的な評価 4
合計 21

-なんだロリ、こんなロリ!主人公とヒロインの恋愛模様はもはや犯罪レベル。いやもう完全犯罪。だって親御さん公認なんだもん!小学校時代の集大成だったと思います。バスケシーンの作画もよくがんばった。だけどラストの卒業シーン・・・みんな中学生(おばさん)になっちゃうの!?でもがんばってこれからも応援します。おばさんになってもみんなはサイコーだぜっ!-



【ファンタジスタドール】

ストーリー 4
キャラクター性 3
画 3
演出 5
音楽 3
総合的な評価 4
合計 22

-カードゲームのキャラたちが戯れあうただの生ぬるいアニメかと思っていたら最終回で足元をすくわれた。ラスボスとなった少女が語った「唯一希望理論」(と名付けてしまう)に愕然した。「欲張りはいけない。ひとつの希望だけを願う気持ちこそが最強」と言う論理。全てを救済したいと考えるヒロインたちとは対極にある正義と言える。いやどちらも正義であるのだが、理屈の上で説得力を見せたのはラスボス少女の方であった。最終回において、元は電子的であるドールたちがネットの世界を巡って失われた絆を見つけに行く場面から、実はしっかりとしたSFの基盤があったことが分かる。敵となった少女を打ち倒すのではなく、救う方向に向かったことで溜飲を下げた。-



【Free!】

ストーリー 3
キャラクター性 5
画 5
演出 3
音楽 3
総合的な評価 3
合計 22

-「肉食系男子」ならぬ「筋肉系男子」を打ち立てた禁断のアニメーション。京アニの作画力をもって描かれる緻密な筋肉描写によって、私の中の何かがどんどん侵食されて行った。いつしか「筋肉」のこと以外考えれなくなってる自分に気が付いた。これを本当の「脳筋」と言うのだろう。今や筋肉無しではいられない「筋」断症状に見舞われている。筋肉の中に顔を埋めて溺死することが出来たら本望である。この筋肉の中であなたの「ア”ー」は聞こえない・・・。清々しい青春ドラマですって?そんなの吐いて捨てちまってください。-



【Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】

ストーリー 4
キャラクター性 3
画 4
演出 4
音楽 4
総合的な評価 4
合計 23

-fateシリーズの単なるパロディかと思いきや、いざシリアスバトルに突入すれば本家もかくやと思わせる迫力に満ちていた。ヒロインの成長がしっかりと描かれ、視聴者を納得させるだけのストーリー作りに余念がない。決して萌えだけではなかった。これは楽しみなシリーズの誕生である。-



【とある科学の超電磁砲S】

ストーリー 4
キャラクター性 4
画 4
演出 4
音楽 4
総合的な評価 4
合計 24

-科学サイドから描かれる学園都市。御坂美琴のクローン計画に始まり、それを元に派生した別の能力者製造計画と言う2本柱によって構成されたシリーズは、葛藤するキャラクターたちと奇妙にリンクしながら2つのエピソードを見事にシンクロしてみせた。終盤のロボットバトルは視聴者サービスのご愛嬌として受け取っておくが(いや素直に楽しかった)、とにかく今期も女の子たちが元気であることに安心した。やっぱりレールガンはおもしろい!-



【幻影ヲ駆ケル太陽】

ストーリー 5
キャラクター性 3
画 4
演出 4
音楽 4
総合的な評価 5
合計 25

-作風としてはいかにも「まどかマギカ」以降と言った魔法少女バトルが展開し、作品のテーマにも類似する点が見られた。しかし途中からまどマギとは違った視点が展開し、少女たちの戦いがより壮絶なものとなって行ったことに刮目した。それがなんなのか実はまだ答えが出せないでいるが、これほど悲壮感のあるアニメも他に類を見るものではなかったと思う。独特の絵柄が見る人を選ぶだろうが、作品の異様さを引き出す上では効果を発揮している。-



【げんしけん 二代目】

ストーリー 4
キャラクター性 5
画 3
演出 4
音楽 4
総合的な評価 5
合計 25

-こんな元祖オタク賛歌たる作品が、いまの世の中に受入れられるものか?と当初は戦々恐々としていた自分がいた。全体の流れとしては新入部員の「オトコの娘」を巡るエピソードに終始。そこに卒業生である斑目先輩のもろもろが絡んでくる。オタクであることの苦悩、そして「オタクからの卒業」を意識させる作りでもって、今の若者たちが抱える問題と遜色のないテーマを描いていたと思う。時代が流れ人が入れ代わっても、このような話は普遍であることを示した。ただいささか「人の良さ」を贔屓目に見ているいる節があり、やはりどこか前時代的な印象を残す。それでも「ああ良い時代だったなぁ」と郷愁に耽るくらいは出来る。とっくに達観してしまったおっさんのオタクたちにはノスタルジーでしかないかも知れないが、でもいいじゃねぇか。たまには後ろ向きでいこうや。-



【君のいる町】

ストーリー 5
キャラクター性 4
画 4
演出 5
音楽 4
総合的な評価 4
合計 26

-ラヴストーリーで恋愛に決着を付けた点を高く評価したい。オスとメスの臭いがぷんぷん漂う生々しいドラマだった。「クズ」な結末を選んだ主人公カップルからは「他人を蹴散らしてでも幸せになりたい」と願う激しい情念を覚えた。彼らの人間らしい決断に拍手。生ぬるいラブストーリーに飽きた向きにお贈りする、これぞ本物の恋愛賛歌である。-



【サーバント×サービス】

ストーリー 4
キャラクター性 5
画 3
演出 4
音楽 5
総合的な評価 5
合計 26

-区役所でお仕事。一見堅苦しくて融通の利かなさそうな職場をライトでポップに描いていた。そこに奇妙にぶっ飛んだキャラクターが入り込んで不条理なギャグを披露する。WORKING!で培った手練と言うべきか、このバランス感覚がもはや職人芸であった。恋愛物語としても良く出来ていて、お目当てのヒロインへモーレツアタックするも、華麗にスルーされる男性社員の悲哀には何か熱いものが込み上げてくるようだった。OPの出来が素晴らしい。スタイリッシュな映像と音楽のリンクが見事だった。全体的にとにかくセンス良くまとめられていたこと。視聴に疲れない、むしろリフレッシュさせてくれるアニメだった。-



【たまゆら ~もあぐれっしぶ~】

ストーリー 5
キャラクター性 4
画 4
演出 4
音楽 5
総合的な評価 5
合計 27

-ヒロインと父との絆を主題に、主人公の自立を促す副次的なテーマを据えて描かれたシリーズであった。ことさら情緒的に描き出された数々のドラマには、どれも胸にこみ上げてくるものがあった。「癒し系」という言葉があまり使われることがなくなり、代わりに「日常系」が台頭してきた昨今。これぞ正当派「癒し系」と呼べる久しぶりのアニメだった気がする。作品の素晴らしさ、物語から受けた感動とは別に、こうしたカテゴリの線引きについて個人的には考えさせられるものがあった。-



【神さまのいない日曜日】

ストーリー 5
キャラクター性 4
画 4
演出 4
音楽 5
総合的な評価 5
合計 27

-久しぶりに見たシリアスなファンタジーだった。神様が見捨てた世界、退廃し滅亡へ向けて地上が闇に包まれようとする寸前の、正に黄昏のような光景がここには広がっていた。いわばロードノベル/ロードムービーの形式を取っており、ヒロインたちが旅をする事でこの世界の全容が露となってくる。神が世界を捨てた真相に辿り着くことはなかったが、そもそもここに描かれる世界そのものが魅力的で、そんな答えなどどうでもよくなってしまった。従って明確な結末を求める向きには好まれないかも知れない。当初あまりにあっけらかんとしたヒロインが場違いに感じたが、間もなく彼女こそが絶望に支配された世界の中で真の希望の光であることが見えてくる。夜空に浮かぶ虹のように、はかなくも幽玄に輝くその光があまりにも愛しく感じられた。偶然原作1巻を読んでいたのだが、そのとき思った「この世界がもっと見てみたい」と言う渇望に見事応えてくれる作りとなっていた。あまりに美しい滅びの美学、ここに極まれり。-



【有頂天家族】

ストーリー 5
キャラクター性 5
画 5
演出 4
音楽 4
総合的な評価 5
合計 28

-抱腹絶倒、痛快無比!ドリフのようなコントあり、ジブリのようなノスタルジーあり。まさかタヌキの親子を描いた話がこんなにおもしろいとは思わなかった。テーマは家族愛。しかしそこはタヌキの価値観に従っているので、人間のそれとはちょいと趣きを別にするかも知れない。どこら辺かはわからないけど・・・。ただ「愛しているから喰う」「愛するものに喰われる」の推考にはキッチュでシニカルな哲学を見た。現代の寓話、モダンな御伽噺として文学の新たな可能性を示した。それを可能にしたのが京アニともジブリとも違う、繊細かつ大胆な作画を実現したPAworksの技術に拠るところが大きい。ストーリーと映像のマッチングが神懸かっていた。古典落語に見られるようなテンポの良さと品格、そして少しの下世話さがバランスよく配合されていた。図書館に置いてあっても良いんじゃないかと思わせる名作です。-



【私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!】

ストーリー 4
キャラクター性 5
画 5
演出 5
音楽 5
総合的な評価 5
合計 29

-おもしろうて、やがて悲しきぼっちかな。ソロプレイがデフォルトの少女が世間を蔑みながらも、奇妙にポジティブな思考で苦難を乗り越えて行く。その様子はさながら現代に蘇った「おしん」のようではないか!時に涙し時につばを吐き、そして鼻水を垂らしながら全力で足掻き続ける少女の姿は・・・バ、バっちぃ。「美しくない」のではない、「真のクズ」なのである!誰が共感しろと言った?同情するならリア友になってくれ!・・・ダメだ、泣けてきた。しかし見るも無残な少女には不思議と悲壮感はない。原作のことは知らないが、良改変・良編集だったようである。さらに音楽の素晴らしさも特筆される。すっとぼけた味わいやノスタルジーなメロディがあり、そして時にはデスメタルをかます。薄い灰色から濃い灰色までしか起伏がないであろう少女の人生を表すにはあまりにバラエティ豊かであった。OPとEDは言わずもがな。あんまりにもぼっちにシンパシーし過ぎていてもう涙で前が見えない!愛すべきクズ賛歌である。-



【進撃の巨人】

ストーリー 4
キャラクター性 5
画 5
演出 5
音楽 5
総合的な評価 5
合計 29

-進撃の巨人の本質とは一体何であったのだろうか。それは「巨人への恐怖」に他ならない。では何故巨人が怖いのだろうか。それは巨大だからであり「人を喰らう」からである。綿密に構成された世界があり、数多ある設定が次々と明らかになっても、巨人に対する恐怖は我々視聴者の心から失われることはなかった。巨人の恐ろしさを初期段階において徹底的に描ききったことが見る者の潜在意識に恐怖を植え付け、以後何もにも揺るがぬ物語の本質になったと言えよう。ひとつの謎はまた新たなるいくつかの謎を呼ぶ。この途方もないミステリはまるで我らの前に立ち塞がる「壁」のようではないか。その圧倒的な存在を前にして人は何ができるのか。我らは剥き出しにされ自分自身の醜さを露呈させられる。予め決められた筋書きの中にありながら、登場人物たちはあたかも初めてそこへ足を踏み入れたかのように戸惑い、恐れおののく。彼らの驚きと感情が筋書きを超えたとき、それは画面に釘付けにされた我ら視聴者と合致する。何が起こっているのか分からないと言う脅威は、既に媒体と生身の垣根を越えて共有されているのだ。我々はエレンであり、ミカサである。巨人の物語を見聞きしたのではなく、我々自身が体験した大冒険なのだ!シリーズ構成の見事さ。恐怖を払拭するために用意されているはずの物語の真相が、むしろ巨人への恐怖を煽る道具として活用されている辺りまで実に周到。しかし始めに「巨人は怖いぞ!」と見せたこと。実はこれ以上の説明はいらないのである。完結していないことを考慮し、ストーリーだけ1点マイナスとさせて頂いた。実質、不満な点はひとつもない。-

※「進撃の巨人」の最終回のみ感想をアップしていなかったのでこの期にあげて起きます。
リンク:「進撃の巨人」第25話 最終回


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2013/12/10 21:12 | 今期終了アニメの評価をしてみないかい?COMMENT(2)TRACKBACK(2)  

コメント

こんにちは、「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」の総責任者のピッコロでございます。

このたびはお忙しい中、当ブログの企画に参加して頂きありがとうございました。評価して頂いた結果は集計に加えさせていただきました。 また今回企画の発動が大幅に遅れたことをお詫びいたします。

なお、今回の企画の中間集計結果の発表については、2014年1月24日(金)21時半から放送のネットラジオで行う予定でございますので、お時間がありましたら聞いて頂けると嬉しいです。


そして本日12月31日(火)22時より「年末スペシャル」と題しましてネットラジオを放送いたします。評価企画のデータを基に今年一年のベストアニメを発表!また今年の重大アニメニュースを振り返る予定です。お時間の都合がありました気軽に遊びに来て下さいませ。興味がおありでしたらこちらをご覧下さい↓

http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-7325.html

また次の企画を立ち上げましたら、その時もどうかよろしくお願いいたします。

No:586 2013/12/31 12:30 | ピッコロ #- URL編集 ]

>ピッコロさま

いえいえ、こちらこそ!

結果発表楽しみしております!

No:587 2014/01/02 23:10 | ちぇっそ #- URL [ 編集 ]

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2013/12/17 | 星屑の流星群 |

今期(2013年9月終了)アニメ評価in星屑の流星群

ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人さんのところで 今期(9月終了アニメ評価企画)があるので参加します。 では評価開始!!!!!!

2014/01/23 | ボヘミアンな京都住まい |

「今期終了アニメ(9月終了作品)の評価をしてみないかい?22」に参加させていただきます

「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」のピッコロさんが毎期行なっていらっしゃる企画 「今期終了アニメ(9月終了作品)の評価をしてみないかい?22」 に今回も参加させていただきました。 ・・・期限ギリギリで申し訳ありません>ピッコロさん     今回の中で大いに話題になるであろう『進撃の巨人』『Free!』『戦姫絶唱シンフォギアG』はどれも生理的に受け付けなかったし、禁...

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