「今期終了アニメ(6月終了作品)の評価をしてみないかい?21」-アニメ評価編-

毎度お世話になっております。今回もまたピッコロさま主催によるアニメ評価企画に参加させて頂きます!7割がた記事は用意していたのですが、読み返したら内容がヘボくて全て書き直してたら時間が掛かりました。すいません。話題作も多く、寸評長くなってますがお付き合いくださいませ!


HP>ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人

※ベストキャラクター賞他は切り分けます。


<評価項目について>
・それぞれの評価項目は各5点満点。全6項目あり総合点は30点満点。

ストーリー
キャラクター性

演出
音楽
総合的な評価


<評価の指標>
5:とても良い
4:良い
3:普通(及第点)
2:惜しい。何かが足りないレベル
1:悪い
0:かなり悪い


<今回の評価作品 全25本>
(上から点数の低い順に記事を並べてあります。実質、個人的なランキングだと思って下さい)

合計8点 ハヤテのごとく!Cuties
合計9点 RDG レッドデータガール
合計11点 フォトカノ
合計12点 絶対防衛レヴィアタン
合計16点 アラタカンガタリ~革神語~
合計16点 俺の妹がこんなに可愛いわけがない。(第2期)
合計17点 DD北斗の拳
合計17点 血液型くん
合計18点 カーニヴァル
合計20点 断裁分離のクライムエッジ
合計21点 あいうら
合計21点 よんでますよ、アザゼルさん。Z
合計22点 デート・ア・ライブ
合計22点 百花繚乱 サムライブライド
合計23点 ゆゆ式
合計23点 這いよれ!ニャル子さんW
合計24点 ちはやふる2
合計24点 変態王子と笑わない猫。
合計25点 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
合計25点 革命機ヴァルヴレイヴ
合計26点 はたらく魔王さま!
合計26点 うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%
合計26点 波打際のむろみさん
合計26点 惡の華
合計29点 翠星のガルガンティア

【未完走アニメ】
「DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION」(なんと最終回だけ見逃し。でも見てても高い評価はしてないかな)


それでは続きからどうぞ!



【ハヤテのごとく!Cuties】
ストーリー 1
キャラクター性 1
画 2
演出 2
音楽 1
総合的な評価 1
合計 8

-シリーズを重ねる毎にクオリティの低下が見られる。もはやアニメ化の意義さえないのではないかと思ってしまった。あのおもしろかったハヤテはどこへ行ったのだ?もう安らかに眠らせてあげて欲しい。-



【RDG レッドデータガール】
ストーリー 1
キャラクター性 1
画 2
演出 1
音楽 3
総合的な評価 1
合計 9

-自らの置かれた状況に無自覚過ぎる主人公に感情移入が出来なかった。描き方の問題だと思うだけに残念。それ以上に深刻だったのが、解決したと思われた問題が何度もぶりかえされたこと。何が解決して何がまだ繋がっているのかが分かり辛くて、同じ話を何回も見させられた気分になった。序盤で一瞬だけおもしろそうだと期待させてくれたことだけが救い。-



【フォトカノ】
ストーリー 1
キャラクター性 2
画 1
演出 2
音楽 3
総合的な評価 2
合計 11

-天下のマッドハウスがこのていたらくか!写真をテーマとして掲げているだけあって撮影シーンには力が入っていたと思う。しかし日常パートがおざなり過ぎ。特に気になった箇所は、主人公が一口でハンバーガーを食べるときに口が「ビロ~ン」と伸びたシーン。しかも歯並びが幼稚園児の自画像レベル。とても大人の仕事とは思えなかった。唯一、予告における緑川氏の変態ナレーションだけが楽しみだった。-



【絶対防衛レヴィアタン】
ストーリー 1
キャラクター性 1
画 2
演出 1
音楽 2
総合的な評価 5
合計 12

-すでにクソアニメとしての風格を湛えている。ヒロイン級が軒並み「ゆとり」。誰も空気を読まないのがすごい。すごくひどい。第三話の定食屋破壊の回がショッキングだった。あれだけの狼藉を働きながら謝罪なし。正直、ゆとり恐えと思いました。まさかの第2期やる気まんまんエンド。そうだよね、考えてみれば何も解決していない・・・。ゆとりなのはお前らの方か、スタッフ!でも愛せます。-



【アラタカンガタリ~革神語~】
ストーリー 3
キャラクター性 2
画 3
演出 2
音楽 3
総合的な評価 3
合計 16

-世界観は悪くないし、キャラの対立する構図も明確で期待を寄せるものがあったが、いかせん尺の関係で中途半端に終わってしまったと言う印象。少年漫画原作としては見るべきところがあったと思うので、もっと大事にアニメ化して欲しかった気がする。-



【俺の妹がこんなに可愛いわけがない。(第2期)】

ストーリー 2
キャラクター性 2
画 3
演出 3
音楽 3
総合的な評価 3
合計 16

-原作の最後まで辿り付いたことに先ずはねぎらいの言葉を。ただ第一期の頃からキャラが苦手なのは変わらず。結局最後まで払拭できなかった。作品における良心だったはずの主人公・京介の性格改変(?)にも釈然としないものが残る。終盤に来て単発エピソードが連発したせいか(実際はひと続きのようだが?)、クライマックスのカタルシスを薄くした印象がある。単純に、私個人の肌に合わなかっただけなのかも知れない。ただ黒猫だけは可愛らしいと思った。-



【DD北斗の拳】

ストーリー 1
キャラクター性 2
画 2
演出 3
音楽 5
総合的な評価 4
合計 17

-いわずもがな、かの有名な世紀末救世主伝説のパロディ作品だが、これもなかなかのクソアニメである。果たして笑わせようとする意識があるのかどうか、どうしようもないギャグの応酬に慙死しそうになった。毎週クライマックスは本家「愛を取り戻せ」をパロディしたOP。そこで一番の笑いを誘うが、本編ではクスリともすることはない。「眉ひとつ動かさぬ」ラオウのような気分を味わった。そう言った意味ではおもしろかった。放送期間中に元祖ラオウである内海氏が亡くなったことで、そこからはもう涙なくしては見られなかった。ご冥福をお祈ります。-



【血液型くん】

ストーリー 1
キャラクター性 5
画 1
演出 3
音楽 4
総合的な評価 3
合計 17

-実は血液型性格判断と言うものは根拠のない似非科学に過ぎない。しかしそこにあえて乗っかりデフォルメされたキャラクターを作り上げていた。ネタとしてはありがちであったが、キャラに実際の血液型と同じキャストを配したことで、ある意味で?作品に現実味をもたらしていたような気がする。特にO型を演じた石田さんはこれ以上ないくらいO型で・・(自粛-



【カーニヴァル】

ストーリー 3
キャラクター性 3
画 3
演出 3
音楽 4
総合的な評価 2
合計 18

-能力バトルに秘密結社、そして不思議動物が織り成す一風変わった乙女系作品だった。設定を上手く活かし、状況説明を首尾よくこなせばおもしろくなりそうな雰囲気があったが、もれなく失敗していた。ただそれを感じさせないキャスト陣の演技によって、「なんだかよく分からない」が「なんとなく見れて」しまっていた。褒められたことではないが、そのお陰で「声の力」の大切さを知った気がする。最終回付近の流れは好き。-



【断裁分離のクライムエッジ】

ストーリー 2
キャラクター性 3
画 4
演出 4
音楽 4
総合的な評価 3
合計 20

-新種のフェチアニメだった。主人公の変態的嗜好にはまるで共感を抱かないが、あまりに気持ち悪くて逆に清々いものがあった。ストーリー云々はこの際無視するとして、作中で時折見られた妙にダサい言語センスには本当に脱力させられた。一歩間違えばそれが足を引っぱっていただろうが、あまりに奇抜だったのでむしろ魅力のひとつとなっていた気がする。必ずしも褒めているわけではないが、話題性あるいはネタとして重宝した。残念だったのはバトルシーンに緊張感がなかったこと。-



【あいうら】

ストーリー 3
キャラクター性 3
画 3
演出 4
音楽 4
総合的な評価 4
合計 21

-5分アニメと言う時間制限の中で、女子高生たちの日常が恐ろしくマイペースに描かれていったことに驚かされた。ぜいたくな時間の使い方が独特の雰囲気を作り上げていた。謎の「カニ推し」OPは中毒性のある電波をビンビン発散していた。-



【よんでますよ、アザゼルさん。Z】

ストーリー 3
キャラクター性 4
画 4
演出 3
音楽 3
総合的な評価 4
合計 21

-正直、一期よりはインパクトが薄かったが、中盤からアザゼルさんを見舞う悲惨なエピソードがエスカレートしてゆくと同時に、作品が輝きを増していったことは収穫。アザゼルさん本人としては本意ではないだろうけど・・・。二次元随一のいじられキャラであるアザゼルさんに神の思し召しを。あ、それじゃ悪魔であるアザゼルさんは死んじゃうか。下品が単なる悪ノリでなく、しっかりとおもしろさに繋がっているのが良い。社会的には公序良俗に反するけどね。-



【デート・ア・ライブ】

ストーリー 3
キャラクター性 4
画 3
演出 4
音楽 4
総合的な評価 4
合計 22

-実は結構楽しんで見ていた作品。3話目くらいまで「妖精とは何か?」を巡る問題に考察を深くさせるものがあった。人が概念によって「神」を生んだとするなら、「妖精」もまたある種の思想や哲学を具現化したものなのではないか?・・・そんな風に考えた時代が私にもありました。しかしそ問題がただの設定だと判明した後は、典型的な萌えアニメへと堕落していった。デレる麻里奈嬢を見られたのは久しかった気がする。その点は僥倖。-



【百花繚乱 サムライブライド】

ストーリー 3
キャラクター性 3
画 4
演出 4
音楽 4
総合的な評価 4
合計 22

-独特な画は健在。そして「墨汁アニメ」としての地位もゆるぎないものがあった。「ペイント・イット・ブラック」エロは黒で塗りつぶせ!というアレ(どれ?)。道場がメイド喫茶として再出発しているというオープニングから不安を感じさせたが、新たな敵を配することによってきちんと一本筋の通ったストーリーを紡ぎ上げた。終盤「鎮護石」を巡る展開において各キャラに「ちんご!ちんご!」と呼ばせる趣向はある種のフェチシズムを呼んだ。個人的には女性キャラより男性キャラが発する「ちんご」に萌えた。手堅くまとめたと言った感はあるが、エロとギャグが利いており、古きよき深夜アニメの趣きを湛えていてたと思う。1期と遜色ないおもしろさ。-



【ゆゆ式】

ストーリー 3
キャラクター性 4
画 3
演出 5
音楽 4
総合的な評価 4
合計 23

-ほんとうになんでもない女子高生の日常を描いたアニメだったが、最終回において「今ここにいる友達とでないと実現できないこと」を強烈にアピール出来たことで、凄く良い作品として心に残ることになった。この演出が神懸かっていた。-



【這いよれ!ニャル子さんW】

ストーリー 4
キャラクター性 5
画 3
演出 4
音楽 3
総合的な評価 4
合計 23

-ニャル子さんが個人的にすごいツボなので冷静な判断は出来ません。今期大フィーチャーされたクー子が株を上げた。前期でさんざん叩かれたためか、シリアス展開は控えめに。しかし個人的な意見としては、むしろそんな視聴者のニーズなど無視してシリアスやっちゃえばよかったにと思った。なんでも許されるし、何よりオレが許す。何せニャル子さんはオールタイムペロペロなのだから!-



【ちはやふる2】

ストーリー 4
キャラクター性 4
画 4
演出 4
音楽 4
総合的な評価 4
合計 24

-今期も安定。対戦相手のキャラたちとの出会いは正に一期一会。しかしその短時間でその人となりを描ききる演出はもはやこの作品の十八番と言える。カルタだけでなく、恋の試合も本格始動したところでお預けとなったが、定期的なアニメ化を期待しずっと追っててゆきたい作品である。-



【変態王子と笑わない猫。】

ストーリー 5
キャラクター性 4
画 4
演出 4
音楽 3
総合的な評価 4
合計 24

-終わってみたら、実に良質のノスタルジックSFファンタジー作品となった。序盤はスラップスティックなノリでギャグ中心に進行したが、終盤で時間SFへと以降してからは、なかなかに辛らつなドラマが展開することとなった。ギャグとシリアスのそれぞれのパートにおいて、「願いを叶える猫」の設定がしっかりと効いていた。この「猫」を起点に物語が動いていたため、作品にブレを感じることがなかった。放送開始前のゆるい番宣に油断した。最初からもっときちんと観ておけばよかったと思う。いや、見ていましたともさ!-



【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。】

ストーリー 4
キャラクター性 5
画 3
演出 4
音楽 4
総合的な評価 5
合計 25

-いわば「ぼっち」をテーマとして掲げたアニメだったが、主人公の言動のリアルさに深い共感を覚えるものがあった。主人公が築き上げた視点は、「ひとりよがりなりにグローバル」なものであったと思っている。ただ自己犠牲を伴なう主人公の解決策には、いささか度を越した部分が見られなくもなかった。しかしその心情すら分かってしまうだけに(あるいはやたらと説得力のある主人公の言葉に感化されて?)、やはり憎めないし応援したくなる気持ちでいっぱいになるのだ。逆に主人公に共通項を見出せない方には、感情移入が難しい作品なのかも知れないが。ラノベ作品において今までで一番好感を持てる主人公となった。蛇足ですが、千葉県でも幕張をメインとして描いていたことで、個人的にはとても深い馴染みを覚えたことを記しておきます。-



【革命機ヴァルヴレイヴ】

ストーリー 3
キャラクター性 3
画 5
演出 5
音楽 5
総合的な評価 4
合計 25

-様々意見はあると思う。しかし私自身はこのアニメを評価するものである。ギアスは見てないし、ガンダムも初代くらいしかまともに見てないことを告白しておく。だから「パクリ」か「超展開」かの判断は付けられない。ただ毎週度肝を抜かされ、「なんじゃそりゃ!?」と叫んだことは枚挙にいとまがない。ノリとしてはB級(あるいはZ級か)スプラッタのノリだったと思う。後発の強みと言うか、ずるさ?これまで定番作品の中でやり尽くされて来たことの全てが無造作にぶち込まれている。スプラッタで言えば「ブレインデッド」辺りか。これらが全く整理されていないごった煮の安っぽさこそが、このアニメの魅力なのではないかと思う。リスペクトか冒涜かの判断は各視聴者に委ねられるが、いや・・・私もリスペクトはしないな。良くて「リサイクル」。色んなアニメのネタを集めてクズのような名作(怪作?)を作り上げた。これはいわゆるひとつの「ジャンクアート」なのだと言わせてしまう勢いがある。もちろん、こう言うもの全てを認めてゆくと芸術は真に腐ってしまうのでほどほどにしておくが。どこまで成り下がるか。第2期に期待!-



【はたらく魔王さま!】

ストーリー 4
キャラクター性 5
画 4
演出 4
音楽 4
総合的な評価 5
合計 26

-「ラノベのアニメ化なんてそこそこおもしろければ御の字」そんな風に思っていた自分に「渇!」を入れてくれた作品。初回の掴みはオッケー。人間界に馴染み庶民化してゆく魔王。異文化とのギャップに戸惑うのではなく、それを受入れ適合してゆく。今まで見たことのない魔王の姿が意外であったが、その人柄にはたいへん親しみを覚えるものがあった。魔王を追ってやってきた勇者とも共生関係を結ぶことになったが、その関係性の変化にもまた大いに興味をそそられた。異世界で暴れまわっていた頃と、バイトに明け暮れ質素で堅実な生活を営む現在。そのどちらに魔王の本質があるのか?遂に今期では明かされることがなかったが、次期があることを期待してそれは持ち越すとしよう。かなりの満足感は得たがこれで充分ではない。後半の失速感は否めない。だがラノベの可能性を改めて示してみせたことで溜飲を下げた。ラノベはまだやれる。お前ら、こんなもんじゃないだろ!?と激励の言葉とさせて頂く。-



【うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%】

ストーリー 4
キャラクター性 5
画 4
演出 4
音楽 5
総合的な評価 4
合計 26

-インパクトで話題をさらった一期とは一線を画し、ストーリーの流れで大きな感動を作り上げて行った。死んだ魚のような目をしたヒロインの働きが実に効果的で、イケメンキャラたちをそれぞれとても上手く導いていた。主題歌は弱冠インパクトに欠けたが、その分キャラソンが充実していたように思う。こんなに良い物語になるとは正直予想外だった。うたプリが好きで本当に良かった。-



【波打際のむろみさん】

ストーリー 3
キャラクター性 5
画 5
演出 4
音楽 5
総合的な評価 4
合計 26

-恐るべしタツノコプロ。あの永遠のアイドル声優にこんなにえっちな言葉を言わせる権力がハンパなかった。いろいろごちそうさまでした。あ、いや。作画も素晴らしかったです。正直ギャグはシュールに過ぎおもしろいのかどうか判断しかねるが、ディテールの細かさとテンポの良さには、さすがと思わせるアニメ職人の技が活きていた。ウザくてちょっとエロいのむろみさんが好きになった。-



【惡の華】

ストーリー 5
キャラクター性 5
画 1
演出 5
音楽 5
総合的な評価 5
合計 26

-やはりと言うかなんと言うか、このアニメで導入された「ロトスコープ」と言う技法について、個人的には「アニメとして」はまったく評価はしていない。しかし「惡の華」という作品に限り、この技法がハマっていたということは言える。「変態」と「クソムシ」。このニ語が作品のテーマであり本質を表していると思う。青春とはドロドロした混沌であるとするならば、それらを押し固めて精製したあとに「残ったもの」が大人であると言えまいか。しかしここに登場する二人の主人公らはそれを全面的に否定する。決して精製されず、混沌で「変態のまま」踏みとどまろうとしているのだ。社会の仕組みは「形式的に」子供たちを「大人へ」と承認するシステムになっている。殊に現代ではその傾向が顕著だ。与えられるのではなく、自分で掴みとる未来。自分たちのいる世界が希望に足るものなのか、それとも絶望的なものなのか。彼らがそれを自分たちの目で確かめようとする、イニシエーションの物語であったと今なら思える。若者たちの憤懣と純粋な想いがここには溢れている。無言での長回しなど映画的な手法も取り入れられており、その難解さのせいでアニメファンにはとっつきが悪かったように思える。しかしその物言わぬ風景にこそ登場人物たちの心情が映し出されていたのだ。実は一番雄弁に語っていたのがその無言の時間であったと言える。もっとも具体的になんだと言われると返答に窮するが、要するに「見て、感じろ」というあれ・・・。もはや「アニメ」とはいえなかったかも知れない。これは「ドラマ」である。しかしこのドラマを演じるのに「人」では物足りなかったと思う。「人では表現できないこと」を解消することが出来たのがロトスコープの成果だとすれば、それは「この作品に限り」成功だったと言える。もはやドラマを越えたドラマ。画期的で衝撃的だった。ただし今後全てのアニメがロトスコープに移行したなら、そのときには私はアニメファンを辞めているであろう。-



【翠星のガルガンティア】

ストーリー 5
キャラクター性 4
画 5
演出 5
音楽 5
総合的な評価 5
合計 29

-申し分のない物語であった。昨今、設定とイベントに走るSF作品が多い中、地に足のついたストーリー展開で重厚なドラマを仕立て上げていった。異星人との宇宙戦争から一転、異文化との交流に戸惑いながら、自らの生き方に折り合いをつけて行く主人公の姿がここにはあった。世界を広げ過ぎずコンパクトにまとめたことで成功をもたらした。描かれなかった部分については物語の「余白」として、それが個人的には「余韻」として感じられた。と同時に、裏を返せばこれが本作の弱点にも成りうる点であった。おざなりになった部分も多々ある。さらに登場人物の成長物語としても腑に落ちない点がないことはない。確かにキャラクターに焦点を当てたミクロな視点においての不備は認められよう。ただ「何をもって人たらしめるのか」と言ったような、作品の根幹となるテーマにおいては充分な追求が為されていたと思う。もっとも、最も「人間らしかった」のが人工知能であったという皮肉。ここに脚本家・虚淵氏の性質が見て取れると思う。虚淵研究の一環としても、この作品は大いに興味をそそるものである。生物の盛衰。あるいは長い宇宙の歴史の中で繰り返されてきた物語、その一部を切り取ったかのようなアイロニーがあった。例えばブラッドベリの「火星年代記」のような、古き良きSFの趣きを見るようだ。これは一大叙事詩である。-



@ムハンホウちぇっそ@
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2013/09/01 00:48 | 今期終了アニメの評価をしてみないかい?COMMENT(1)TRACKBACK(1)  

コメント

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こんばんは、ちぇっそさん。「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」の総責任者のピッコロでございます。お久しぶりです!

このたびはお忙しい中、当ブログの企画に参加して頂きありがとうございました。集計に加えさせていただきますね。

なお、今回の企画の中間集計結果の発表については、9月20日(金)21時半から放送のネットラジオで行う予定でございますので、お時間がありましたら聴いて頂けると嬉しいです。

詳しくはこちら→http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-7161.html

評価企画は今後も継続する予定です。また次回企画を立ち上げましたら、どうかよろしくお願いいたします。

No:555 2013/09/20 01:08 | ピッコロ #- URL編集 ]

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2013/09/30 | こいさんの放送中アニメの感想 |

▼記事▼:「今期終了アニメ(6月終了作品)の評価をしてみないかい?21」に参加。

久々に「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」ピッコロさん提案の、・今期終了アニメ(6月終了作品)の評価をしてみないかい?21こちらに参加です。 いつも誘っていただいたにも関わらず、虫食いでの参加ですいません。この場で御礼とお詫びを申し上げておきます。 RDG(レッドデータガール)ストーリー:2キャラクター性:2画:5演出:4音楽:3総合的な評価:3 デート・ア・ライブストーリー:3キャラ...

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