エンジェル・オブ・デス

SLAYERのジェフ・ハンネマンが亡くなりました。

朝、友人からのメールで知ったのですが、肝不全だそうで、享年49歳。

数年前に毒蜘蛛に噛まれて療養中だったり、復帰を期待していましたがそれも適わず。

本当に思い入れのあるバンドだっただけに、ショックを隠しきれません。

私がスレイヤーを好きになったのは、高校生の頃。地元のフェスティバル(苗場スキー場)にXジャパン(当時「X」とのみ表記)がやって来ると言って盛り上がっていたときでした。

エックスには私の妹もはまっていたのですが、クラスでは「世界一速いバンドだ」と話題になっておりました。

しかし私はあんなツンツンヘアーのお化粧バンドが世界一だなんて認めたくなかったので、「世界にはもっと速いバンドがいるはずだ」と思って、海外のバンドを漁っていたのです。

HELLOWEENを聴いたり、TESTAMENTが気に入ったり、カナダのVOIVODなんかに手を出したりしていました。

しかしそれらのバンドでもエックスにはスピードで適わなかったのです。

そこで意を決して触手を伸ばしたのがSLAYERでありました。当時でも名前は伝え聞いていたのですが、恐くて手が出せなかった。かつて80年代初期、VENOMが恐怖の対象として恐れられていたのと同様、あの頃のスレイヤーもまた本当に恐かったのです。

初めて買ったのが「Seasons In The Abyss」正にリアルタイム。当時の最新アルバムをCDのトレイに乗っけた瞬間、「これだ!」と思いました。

1曲目「War Ensemble」が流れたとき、その余りの速さに「これは人間じゃない!」とまで思ったものです。

それからはスピード一辺倒。「速くなければ音楽じゃない!」これぞ若気の至り。それまで好きで聴いていたポップミュージックも歌謡曲も全部否定して、私の音楽人生がスラッシュメタル一色に染められた瞬間でした。

ライヴを観たのは2回。いずれも「Divine Intervention」のツアーだった気がします。

中野サンプラザと、今はたぶんもうない横浜のスタンディングのライブハウス。ステージ前にある柱が邪魔なところです。そこはメガデスでも1回観に行っています。

どちらもドラムがボスタフで、従って実はオリジナルのSLAYERは観ていません。それが今となっては悔やまれます。

横浜のライブハウスのときは3曲目の「Evil Has No Boundaries」で体力使い果たして気分が悪くなってしまい、その邪魔な柱に寄りかかって吐きそうになりながら最後まで観覧した苦い思い出があります。観るのには邪魔なのだけれど、そのときはその柱にちょっと感謝しました。

当時私がバイトしていた職場の先輩で、自称「オレはマッド大内さんの舎弟だ!」と言っていた方がいらっしゃるのですが、その人がいつもジェフのギター物真似をしてくれるのですね。

「ジェフはなあ、あんなに激しくギターをかきむしっている最中に、スイッチを『ちょこん』とつまんで丁寧に切り替えるんだよ。そこがお茶目なんだ!」と、酒の席で何百回も同じ話を聞かされました。

ジェフはまともにインタヴューに答えないことでも有名でした。私はそんなジェフに影響を受けて、それ以来アンケートの類いにはまともに答えたことがありません。

例えばこんな具合。
「好きな食べ物は?」「女」
「嫌いな食べ物は?」「フライパン(パンはパンでも硬いだろ)」

こう言うジェフのユーモアがとっても好きでした。ジェフのセンスは私の感性に響くものだったのですね。

SLAYERが好きな人でジェフが嫌いな人なんていませんよね、きっと。本当にジェフは愛されていたと思います。

生前のジェフに感謝の気持ちを伝えられなかったのは辛いことです。

死はジェフを連れ去ってしまった。私の心は今、悲しみの血の雨で満たされているようです。

死の天使が召される先が穏やかならんことを。




@ちぇっそ@
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2013/05/04 00:12 | ナイス・メタルCOMMENT(1)TRACKBACK(0)  

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No:512 2013/05/04 03:54 | # [ 編集 ]

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