「たまこまーけっと」第10話

【あの子のバトンに花が咲く】
なんか、出た！


文化祭です。

たまこたちはバトン部なのですね。当日の出演順がくじ引きされ、見事バトン部はお昼の一番良い時間帯に決定しました。

そうとなれば、あとは本番に向けて準備を重ねるのみ！そこで先ずは演目を考えようとなったのですが。

去年はマジックショーで使われる曲にあわせて踊ったところ、「ハト出ないの？」と言われてしまったそうです。

そこで、たまこが提案します。

「おもちの一生ってのはどうかな」

うんうん。これはモーパッサンの「女の一生」に引っ掛けた文学的なドラマってことですね。わかる、わかるぞ～！

って、そんなことでもなかったみたい。まあそれは私の冗談です。

それぞれ役割分担して、衣装を考えたり振り付けを考えたりすることになりました。

部長である、みどりは振り付け担当。ところが何も思いつかないのですね。

切羽詰まった彼女は学校のトイレで「なんか出ろ！なんか出ろ！」とおまじないのように唱えます。

部長の様子が変だと気付いたたまこたちが、気遣ってみどりをお見舞いに行くと（実際、熱を出して休んでいたのだ）、そこで振り付けが完成していないことを暴露。

そのとき大粒の涙がポロロポロロと流れ落ちました。悲しくって涙が出ちゃったんだね。

思いつめていたことを告白したときって、こうなったりしますよねぇ。とくに若いときは（大人になったら泣いても許されない

それをフォローするたまこたちが優しい。もちろんデラさんのフォローもありました。

この一連の流れにおける描写がこまかくて、それぞれの女の子たちをとても愛しく見せてくれるのですよね。

京アニの表現力はほんと研ぎ澄まされています。恐ろしい子です。

で、結局振り付けはみんなで考えることになって、当日は良い演技が出来たようです。（ただ部長のみどりだけはニコニコ顔で「及第点かな」と厳しいことを言っていましたが多分意味を間違えていて恐らくは「十点満点中の九台点」くらい素晴らしいステージだったことを言いたかったのだと思います

ステージでは最後にデラさんも登場してサプライズ。今年はほんとに鳥が出ました。

そんな調子で、今回は学園模様が描かれたわけですが、一方で王子のお妃探しが佳境に入って来ました。

チョイちゃんがついにお妃候補を見つけたのです！

それはなんと、たまこ！？

首のホクロがお妃の印のようで、たまこにそれがあるのを見つけたチョイちゃんは確信したのですね。

「あなたが王子のお妃さまです」

突然こんなことを言われて、たまこ「へ？」です。

いやぁ、どうなるんでしょうね。たまこを連れて帰れば任務完了？チョイちゃんも南国へ帰ってもう戻ってこないの？

でも本当は王子のことが好きなチョイちゃんの気持ちはどうなっちゃうのか、そしてたまこは移住することになってしまうのか、今後の展開が気になるところですね。



追記：
ところで先週辺りから京アニのCMで見られるようになった、筋肉ムキムキの男子たちの姿。あれは何なんでしょうね？

例えばラノベとか、少女漫画風な作品においては嫌われるタイプの肉体美ですよね。たまこはほのぼの日常アニメですが、そう言った作品にもネタでなくてマジで登場することは少ないと思われます。

CMとは言え、それをあえて描いて一体なにをアピールしようとしているのか、京アニは？と思うところなのです。

妥当なところではやはり、表現力の拡大を目指してそれの成果を提示していると言ったことでしょうか。筋肉を描くのは大変ですからね。

例えば、北斗の拳みたいな劇画調であれば違和感ありませんが、今時の絵でどのように筋肉を馴染ませるかの実験なのかも知れません。

世界不思議発見の司会者である草野さんがボディビルをやっているのは有名な話。やさしげなお顔立ちから、一見するとスーツの下にものすごい筋肉が隠されていることが想像し難いところがある。

だけど脱いだらすごいんです！

そう言ったギャップはリアルでも起きる現象ではあります。

もしかしてこれからの作品の中でガチムチの肉体が描かれることがあるのかも知れません。京アニ発の世紀末覇者伝説的なバトル作品の登場を期待しても良いのでしょうかね。

それとも単に、ガチムチ好きのスタッフが入社してその趣味を爆発させただけって可能性もなきにしも。

その意図は分かりかねますが、ある意味おもしろい映像なのでちょっと気になった次第です。

べ、べつに私がガチムチ好きってわけじゃないんだからねっ


＠ムハンホウちぇっそ＠

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