FC2ブログ

「PSYCHO-PASS(サイコパス)」第19話

【透明な影】
狡噛執行官の孤独な戦いが始まる。


いよいよ狡噛が単独行動を開始。彼が先ず向かった先は、以前に少し登場した臨床心理学の元教授、雑賀先生のところでした。目的としては、填島の心理分析をしてその行動を予測すると言ったもの。ついでに今生の別れの挨拶も兼ねていたことは言うまでもないでしょう。

ここで2人の交わした会話の内容はあまりに衒学的に過ぎるので、あまり勉強してこなかった私にはそれらを踏まえた意見を述べることは出来ません。こう言った演出は以前に填島が厚生省タワーを襲撃する際にも見られたもので、そのときは小難しいコンピュータ用語の羅列でうんざりさせられたものです。

でもこのような場面はあまり需要ではなくて、「ネタ」として笑い飛ばして良い部分だと思っています。製作側の遊びですよね。小説でもときどきあるのですけど、ストーリーを破綻させるほど薀蓄が脱線してしまうのがそれですが、それをあえて持ち込んで読者なり視聴者を翻弄させる手法。特にマイケル・スレイドって言う作家の作品に顕著ですが。

これらが全て伏線に掛かってくるのかと言うと、このアニメに関してはさほどではないと思います。とは言え、作品に込められたメッセージ性を示す部分ではあると思うので、この辺りを少なからず理解できることが、このアニメが描くテーマを見出しやすくさせるかも知れませんね。

もしくはこれらの問答を繰り返すことで、登場人物たちが自分たちの関わっている事件にどのようなテーマ性があるのかを見出そうとしているようにも見えます。事件そのものよりも、事件が起こった背景の方が気になっていると言いましょうかね。もちろん填島は捕まえなきゃならんですが。

で、雑賀先生がひとつヒントをくれました。なんと海外のサイトに匿名の巨大掲示板があり、そこでシビュラ・システムの是非についていくつもスレッドが立っていたのですね。もともとシステムを開発した技術者(後に追放された?)などが立ち上げたと言った話になっています。

あのね。ここなんですわ。知りたかったのは!

この世界は一応、一度破滅しかかったのちに再構築された社会と言う設定になっています。日本が一番成功していて、これまではその日本だけが舞台となって描かれていたため、海外からの視点、あるいは交易があったのかどうかが全く見えてこなかったわけです。

てっきり海外は未だ破滅的な状況から脱していなくて、実質日本だけが復興できたものだと思いかけていたところだったのですが・・・。

ところが海外にだってネットに接続できる設備があるんじゃないか!

海外だってそれなりに復興出来てたんでしょ?この事実が開示されていない状態で一体どうやって健全な考察ができるのか。プンスカ!

その掲示板によると、どうやらシビュラシステムは不備があり過ぎるとして批判の対象になっている模様。

ちょっと前の感想で書いたことなのですが、「もしかしたらシビュラシステムに不備があることも織り込み済みで、この突っ込みどころ満載の脚本が書かれているんじゃないか」、そして「実はシビュラシステムってグダグダでしたぁ~テヘペロ」そんなどんでん返しがあるんじゃないかと嫌な予感がしていたのですよ。

まったく、そのまんまやないけ~!

填島がシビュラシステムの不備に気付いたのは、海外と密に接触していたからかどうかまでは分かりませんが、何かしらの情報を得て気付いた可能性はありますよね。日本にいたままだったら気付かなかったかも知れない。

今回、心理分析によって、填島は自分が免罪体質であることに疎外感を覚えていたと検証されました。つまりシステムに認知されないことが「人間として認められない」と脳内で転換されてしまったわけです。

填島の心情を、とある有名な哲学の言葉風に表現してみるなら、「我、人間としてある故に人間である」と言ったところでしょうか。

確かに填島は確かに人間であります。ところが人間である自分を認知出来ないシステムとはなんぞや?そう填島が考えたのは不思議ではありません。そこから彼のテロ活動が始まったと見て間違いないでしょう。ここに彼の動機があるわけです。

で一方、藤間の方へ目を向けてみると、彼もやはり免罪体質で、恐らく填島と同じような胸中に至ったのではないかと考えられます。彼もまた疎外感を感じており、シビュラシステムに疑問を持つひとりであった。

そんなとき検挙され、警察内部でどういったやり取りがあったかは分かりませんが、「君もシステムの一部にならないか」と誘われ、藤間の場合はそれに乗っかったと言うことになります。

そうなると、シビュラシステムを構成している多数の脳もまた、同じような境遇の元に集められたのではないかと考えることが出来るでしょう。それが示すところはつまり・・・。

「友達づくり!」

出た~!

これも実は以前の感想に冗談交じりで書いたことなのですが、シビュラシステムって実は「ぼっちの集まり」なんじゃないかと。特殊な人間とは孤独なものであります。その寂しさから寄り集まって、同じ種類の人間集めに興じているのではないかと思ったわけです。

だとしたら、もしかしてビンゴじゃね?

いやだなぁ。そうなると、とてつもなく嫌なシステムですね。「ぼっち」に社会が管理・支配されているんですか?サイコパスの判定もその辺りを基準に下されるんですかね?

もしシステムの成り立ちが私の仮定したそのものだったなら、その理由が嫌だ。嫌過ぎる。これはもうなんだかすごい茶番になって来た気がする。

免罪体質の気配がある朱ちゃんも局長に目を付けられちゃった。今回の任務が終わったらシビュラシステムのお仲間入りしちゃうのかなぁ?

負けるな狡噛!がんばれ朱ちゃん!そして填島も散りぎわ良くね!

いやーサイコパスっておもしろいなー(ある意味ほんとうに


@ムハンホウちぇっそ@
にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト




タグ : PSYCHO-PASS(サイコパス)

2013/03/01 12:41 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(1)  

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

2013/03/07 | ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人 |

(アニメ感想) PSYCHO-PASS サイコパス 第19話 「透明な影」

投稿者・ピッコロ PSYCHO-PASS サイコパス VOL.1【Blu-ray】(2012/12/21)関智一、花澤香菜 他商品詳細を見る ついに公安局から逃亡し、一人槙島を追う狡噛。槙島の音声を手がかりに彼の足取

 | BLOG TOP | 
FC2 Blog Ranking