「エウレカセブンAO」第22話 最終回（仮）

【ギャラクシー・トゥ・ギャラクシー】
ひとまず。


最終回（仮）となっているのは、実はオリンピックなどで全話放送できなかったからだそうで？

完結編は11月頃に放送予定（それとも映画か？）とか聞いてますが、テレビ局側の配慮が足りないんじゃないかなぁ。

それはともかくとして！

1話以降全く感想書いてませんでした。で、終盤の話題と言えば、トゥルースの出生の秘密がずっと語られていますね。今回もまたおさらいのような形でトゥルースのことが繰り返されたわけですが、更に踏み込んで、彼が病んでしまっている状態が明らかにされました。

今や完全に暴走してしまっているトゥルースを止めるために、アオが立ちふさがると言ったところで、舞台は一気にワープしまして（戻ったのか進んだのかすら分からないけど）、第一期の主人公だったレントンがすっかりスカブコーラルに飲み込まれたNYを訪れたところで終わりました。

レントン成長してました。渋すぎ。

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＜総評＞
完結してないので総評もなにもないのですが、ざっと印象だけ語っておきますか。

沖縄の問題などを絡めた実験的な要素は興味深かったのですが、いかんせんそれらが上手く機能していたとは言い難いところはありました。

ここから沖縄について新たな発見がもたらされればよかったのでしょうが、沖縄に対する視点が所詮は「本土から見た沖縄」の姿でしか描かれていなかったため、実際の現地との温度差を生じさせていた。

もっとも私も沖縄についてそれほど詳しいわけではありませんが、沖縄在住の方の意見を見る限り、米軍基地の問題や沖縄独立云々と言った話は、そこまで深刻に受け止められてないと言った意見もあったのでね。

作中では「沖縄独立」みたいな話になっていたのですが、個人的な印象だと、こう言った民族の独自性を押し出す形で、逆に「愛国心」を煽るような演出に見えて鼻についてしまった部分があるのです。

メッセージを打ち出す方向がちょっと間違っている気がしました。このようなポリティカルな問題はただでさえ扱いが難しいですから、ここは沖縄を出すより、無難に架空の都市を設定すればよかったと思います。その設定において、沖縄を想起させれば充分伝わったのではないでしょうか。

この記事に対して偏見や情報不足な点があったら申し訳ないです。

そして何より問題だったのが、沖縄の設定に引っ張られる形で、ストーリーがよく分からなくなってしまった点です。ストーリーを進めたいのか、メッセージを推したいのかその指針がはっきりしなかった。

そもそも第１シリーズで完全に完結していただけに、そこから更に話を広げること自体に無理があったように見えました。なんだか急に「沖縄と絡めた設定を思いついちゃった！」みたいなノリが感じられたと言うか（笑

それからシリアスなのに、ときどき挟み込まれるコメディなシーンも、ちょっと浮いてるかなと思われた節があります。エレナの厨ニ発言とか、地域性を出したいのか急に挟まれるお茶の間的シーンとか？

まあ緊張緩和する場面なのでとやかく言うことじゃないのかも知れませんが、作中での遊びがちょっと下手だったかなと感じました。

力入れて製作しているのは感じ取られるのですが、少し空回りしてるかなと思いました。

そんなわけで、近いうちに完結編が公開されることをお祈り致します。


＠ムハンホウちぇっそ＠

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