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「ココロコネクト」第7話

【バラバラと崩れる】
ひゃっはー!(違っ


小テスト中に欲求に駆られた伊織は、「ヒャッホーイ!」と叫んでしまった。教室は騒然。「寝ぼけてました」と言うことでごまかした伊織だが、恥ずかしいことには変わりないのだった。

うむ。無邪気な欲求でよかったと一安心といったところ。その頃、二度寝をむさぼり遅刻して来た太一は、ある意味で深刻でした。

睡眠中に「寝たい」と言う欲求がつのり、そのまま還らぬ人に・・・じゃなかった!

人が一番無防備になる寝ている最中でも欲望解放が発動するとは実に厄介。それが自分に起こったなら、私も衝動を抑える自信がないです。

それにしても、太一を起こしに来た妹がエロかった。お兄ちゃんに馬乗りになって往復ビンタとかって萌えアニメの定番と言えますが、まさかこの作品で見られるとは思わなかった。これぞ正しい妹の有り方です。太一の妹ちゃん、もっと出演増えないかな。

それはともかく。

前回、クラスメートを助けるために暴力沙汰を起こして補導された唯が不登校となってしまいました。また同じ事件を起こさないとも限らないと、外出するのが恐くなってしまったのですね。

当然、文化研究部のみんなは唯を救おうと手を尽くすわけですが、逆に事態はこじれてしまう。

問題を解決するには真剣にならなければならない。真剣になると言うことはそこに欲求が生まれる。生まれた欲求は解放されなければならない。すると「欲望解放」が発動してしまうと言う悪循環。

この状況はある程度は予測できたことだと思います。衝動に駆られると抑えが効かなくなり、必要以上に強い口調で本音を吐露してしまうことになる。この威圧的な態度はときに相手を萎縮させ、相手次第によっては反感を生む結果を招くことになるでしょう。

こうして衝突が起こり、みんながバラバラになってしまうと言う危険性は、欲望解放の現象が始まった頃から予期されたことであり、今はその流れに従うように分裂が始まっている状態と言えます。

しかし何より辛いのは、いくら衝動に駆られたからと言っても、相手への強い叱責が自分の中から出てきたことである点。

普段なら理性が働いて言動にオブラートをかけることをしますが、今の彼らのように理性が吹っ飛んだ状態ではそれもままならない。自分の言動が誹謗中傷を含んだ酷いものであることに、自分自身で強いショックを受けてしまうことが想像されます。

個人的にこの状況を分析してみるなら、例えば「車に乗ると人格が変わる」とか「ネットへの誹謗中傷の書き込み」と言った感覚に近いものなのかなと思いました。

車と言うのはある種の密閉空間であるし、ネットならばモニターの向こうへ意見を発信するだけのこと。要するにここには「守られた状況」があり、自分自身は傷つかない(と思い込んでいる)からこそ、強い主張をすることに躊躇しなくなる。

この守られた状況は人に「安心感」を与え、それが「自分はどんなことでも言って良いんだ」と言う<権利>を得たと錯覚させてしまっているのではないでしょうか。

このように考えてみてはどうでしょう。人は普段、自分自身を守るために「理性」と言う名の「外壁」を置いている。それは人が人であることを保つための境界線とも言えるもので、それが自分自身を守ることに繋がっている。

車に乗っている状況と言うのは、「目に見える外壁」に囲まれた状況でもあるわけで、それは確かに肉体的には自分を守ってくれるものになっている。しかし人は都合の良い生き物で、目に見える外壁に理性そのものを投影してしまい、本来の理性を放棄して自制心を置き去りにする。

そこで起こるのは、つまりある種の「欲望解放」であると。

ところが実際は、それは単なる「理性の代替物」でしかなく、倫理的には何の意味も持っておりません。責任の所在を他者に譲り(この場合は「物」ですけど)、自分に非はないと思い込んでしまう。そう「思いたがる」と言葉を換えてもいいかも知れない。

ここに倒錯した心理を見ることが出来ますが、人とは往々にして分かりやすいものを求める種族なので、目に見えるものに飛びついてしまうのも致し方ないところはあります。

現在、太一たちが陥っているのはこう言った状況で、つまりは「車に乗ってないのに、車に乗ったかのように豹変してしまう」と考えることも出来るでしょう。ただしここは車の中ではなく、太一たちは生身のまま。つまり守られるものがない状況で欲望を発散しているわけですね。これは殻のないヤドカリみたいに危険な状況であります。

自分を守ることはすなわち理性を保つことである。そして理性によって「他人を傷つけないように」しているのだとしたら、自制心の欠如した彼らが更に大きな事件を引き起こす危険性をはらんでいると言えます。他者を巻き込むの最悪の状況が予想されるわけですね。ってか、既にやっちまってますが。

「車に乗ると豹変する」のは、特にストレスの多い方に見られるような気がします。普段と代わり映えのない人は気晴らしするのが上手いのかも知れないし、普段から口汚い人は普段どおり口汚なかったり(笑)

とは言え、車や部屋の中と言った何かに囲まれていると安心感を得られるのも事実。その中で自分を解放し、ストレスを発散させる行動に移るのは当然の成り行きとも言えます。要はそれが他愛のない範囲で収まるかどうかと言った程度の問題。どこで、どのように建設的に発散させるかが大事ですね。

しかし必ずしもストレスは溜まったままにしておけないと言うわけでもない。歳を重ねてくるとですね、自分の中で無理やり折り合いを付けることもありますが、そのまま忘れてしまうこともある(笑)何かしら耐性が付いて来るものですが、それでも!ってときももちろんありまっせ。

そんなわけで、独断でもってハンドル握ると「ヒャッハー!」してしまう人を例えに出しながら、今回も小難しいことばかり読み辛くて申し訳ないです。それもこれも私の中の欲望解放が・・・(という言い訳

さて、今の太一たちを見ていると、何か機械的にストレスが溜まり、そのパラメーターが満杯になると有無を言わさず欲望解放が発動しているように見えますね。

この状況がちとタチが悪いですね。フウセンカズラの思惑は恐らくはその辺も含んだものでしょうが、まったくこの悪意に満ちた実験と観察には嫌悪を覚えてしまいますな。

このような試練に負けず、ポジティヴな解決を望みます。


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : ココロコネクト

2012/08/21 12:06 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(7)  

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