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「ココロコネクト」第3話

【ジョバーとローブロー】
む?むむむ!?俄然面白くなってきた!


今週は色んなことがあったので、少し整理してみましょう。先ずは時系列に沿って話を進めてみるとしますか。

冒頭、太一と姫子の対話がありました。どうやら太一はポジティヴシンキングの持ち主らしく、「人類皆兄弟」と思っているらしい節がある。しかし姫子がそれをたしなめました。「人間なんてみんな敵だ!」と言う強い口調でもって。

これは前回の伊織のときにも感じたことなのですが、まるで別人が乗り移ったかのように、突然人格が変わったような雰囲気がありました。わたし個人の見解としては、これは実際に誰か別の第三者が介入したものだと前回の感想で結論付けました。ところが今回のケースを見ていて、どうやらこれは本人の口から出た本音である可能性が出てきました。

いま彼らは人格が入れ替わることで、精神的なレベルでお互いを理解し始めています。他人がより「自分に近づいている」段階と言っても良いでしょう。だとしたら、わざわざ自分に嘘を付く必要があるでしょうか。それがないから、本音をぶつけ易い状況が生まれていると考えることが出来ます。

姫子はまた、太一が伊織のことを好きだと言い当てます。これは彼の生活の中から見出せることでしょう。そこで姫子は更に、伊織もまた太一のことが好きであることを暴露します。これに関しては、親友だから分かる空気感から察したに違いない。だからこの件に関しては人格入れ替わりとは関係ないものとしますがw

さて今回起こった最大の事件は、唯が「男性恐怖症」であることが判明したことです。これもまた人格入れ替わりによって、男の子である青木が気付いたことから発覚した事実であります。

女の子同士の付き合いの中で本人から予め聞かされていた姫子はともかく、「男性恐怖症」と言うコンプレックスを当の男子に気付かれてしまったのは、唯にとって屈辱と言うか、弱みを握られたに等しい出来事だったでしょう。特に彼女は、自分のそんな一面をこれまで上手く隠し通して来たのですからね。

先ほども言ったとおり、この人格入れ替わりによってもはや「隠し事」が出来ない状況になっています。これはある意味で恐怖だと思うのです。唯のようなコンプレックスを抱いている人にとっては「人間不信」にさえ陥りかねない事態。

今回は、太一が自らの自己犠牲によって唯の問題を解決しました。人格が入れ替わった状態でもって、男である太一を蹴り倒したのです。フィジカルな面は入れ替わることがないので、男は男の体力を有したまま。ただし唯は空手経験者なのでで、勝とうと思えば男にだって勝てたはずなのです。

それを太一が身を持って示したことで、唯ほどのポテンシャルがあるなら、男を制することが可能であることを証明した。それが彼女にとっての自信に繋がったわけです。

入れ替わりの状況がこうした問題解決の糸口になることは予想していましたが、先ず最初に解消されたのが唯のコンプレックスであったと。唯の問題は決して単純なものではありませんでしたが、ただ格闘技少女だけあって「本当は誰が強いのか」を確信できたことがスピード解決に至った要因でしょう。意外と分かりやすいところに糸口が見つかったのが救いでしたw

しかしながら、彼らを取り巻く人間模様は更に複雑化の一途を辿っております。それぞれのキャラクターの「真の人間性」が次第に浮き彫りとなり、ひいてはそれが各々の抱える問題の根幹となっている節が見られて来ました。

太一は「自己犠牲」と言う性質を持ち、ある意味お節介で偽善的な部分を感じさせます。まあ今回はそんな彼の文字通り身体を張った自己犠牲により、唯を救うことにつながりましたが。

太一が何故自らに犠牲を強いるのか、その辺りの原因が気になるところであります。それがただの「自己満足」から来るものなのか、それともなんらかの引き金となる事件があったのか。彼がどのような問題を勃発させるか、今後の展開に注目すべきでしょう。

伊織は気丈な態度を見せていますが、やはり前回の意味深な発言が気になります。彼女の心のどこかにある歪な部分が、あのような不可解な言動を起こさせたことは想像に難くありません。人は本当に恐怖したとき、自らをごまかすような思考を実践することがあるからです。

そして普段はチャラい青木の、意外にもナイーブな面も見られました。彼は唯のことが好きなのですが、今回、不可抗力とは言え配慮が足らず彼女を傷つけてしまった。そこでおちゃらけて見せるかと思ったら、真摯な態度で謝罪をするに至ったのですね。

空気を読む良いヤツだったことが判明したのは何より。しかしこう言う、普段ノーテンキなヤツほど、落ち込んだときにタチが悪いぞ。と言うのもあながちなくはないw さあ、彼は最後までブレずに生き残れるかな。でも今回、すごく株を上げました。

で、最後のシーンでちょっとしゃれにならないくらい深刻な事態に陥ったのが、精神的に一番強そうだった姫子ですね。

何が起こったのか全く分かりませんが、突如意識を失ってしまいました。何らかの精神的なプレッシャーに耐えかねて、張り詰めていた糸がぷっつり切れてしまったように見えました。

まあメンタルの強そうなキャラと言うのは、往々にして自分の弱さを隠すためにポーズを取っていたりするもの。姫子もそう言った類の性質なのかと予想することは出来ます。

こう言った形で次々と、しかも思いがけないところで誰かが闇落ちすることがあるのかと思うと、これはちょっと怖いなとw

何か困ったことが起こると、すぐに癲癇を起こして卒倒してしまうドストエフスキーの一連の長編を見ているかのごときサスペンスですよ!(ドスト氏の場合はそれがギャグの域にまで昇華されてますがw

それはともかく、当初とは随分印象が変わり、かなり思索的な内容になって来た雰囲気がありますね。すっかり油断させられました。早くも今期一番気になるアニメになっています。


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : ココロコネクト

2012/07/23 23:22 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(4)  

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