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「ココロコネクト」第2話

【なかなか面白い人間達】
人格が入れ替わるのって、とてもよい性教育になるんじゃないかなぁ。


トイレの問題がありますからね。その際に異性の身体のことを知っておくのは将来の役に立ちそう。

第一話の感想で何気なく「これはCIAの実験なんじゃないか?」と書いたことが、あながち間違ってなかったような雰囲気を見せ始めた第2話でございました。

今回、担任の後藤さんに乗り移った何者かが、黒幕がいることを示唆して行きました。ってか、黒幕本人が乗り出して来て注意事項と簡単な説明を述べて行ったわけですが。

それが言うには、とにかくこの入れ替わりの状況を観察しているのだと。何が目的かは全く分かりませんが、作為的なものがここにあったことだけは分かりました。思春期の少年少女たちの不安定な精神状態が生み出した超常現象とかではなかったと言うことです。

さあ、これはとんでもないことになって来ましたね。ただの青春物語ではなく、結構ハードなSFの様相を呈して来ました。それと言うのも、これに加えて入れ替わっているときの伊織ちゃんが何やら啓示めいたことを語ったことが、事態を更に厄介なものとしたからです。

伊織ちゃんが語ったのはつまりこう言うこと。「何を持って自分が自分であることを定義するか」哲学の初歩の初歩にして、最も証明が難しいと言ってもよいアイデンティティの問題を提示して来たわけです。

例えば告白の場面で「顔じゃない。君の心の美しさに惚れたんだ!」などといくら主張しても、その大半は「見た目」で判断されていることは誰しも思うところ。これは致し方ない。見た目が「その人」でなければ、我々にはその人を「その人である」と知るすべがないからです。そして「その人だ」と分かるから魅力を覚えるわけでしょ。

だとすれば逆に「見た目がその人」でありさえすれば、その人が「俺が自分だ」と主張しなくても「その人がその人であること」を証明できるのではないでしょうか。

えーすいません。いきなり難しい問答を出してしまいましたねw

アニメでなんかでよくあるのは、その人が本物であるかどうか確認するために、その人しか知らないことを尋ねたりしますよね。「見た目がその人でなかった」場合、これはそうするしか方法はないのです。肉体が違えばDNA鑑定も出来ないわけですから。

しかし「見た目がその人」であったなら、そもそも誰も疑ったりしないのです。そのような状況で、入れ替わった本人が知らないことを訊かれたからと言って、すぐさまその人を疑うことにもならないでしょう。人間って違和感のあることを脳内で補正する機能があって、「今日は調子悪いのかな」と勝手に解釈してしまうことがある。こうして見過ごされることは日常的に多いのではないかと思います。

話ついでなのでスケールを広げてみると、自分が今このような人間であることは、生活環境から受ける影響や教育の賜物であると、普通ならば考えるでしょう。また宗教的に考えるならば、どこか他のところにあった魂が今の肉体に宿ったのだとすることだって出来る。「魂」と言う存在は未だ証明されてないですから、この説が間違いだと証明することは出来ませんからね。

ではクローンはどうなのか。つまり「遺伝子的にその人であったなら、その人はその人に成り得るのか」と言う問題。言い換えるなら、肉体を構成する細胞が同じなら、同じ思考や感情を持ち合わせるのかどうか?となります。

私個人は、この説はかなりの段階まで真実だと思っています。何故なら、体格が似ていると声なども似ていることが多いし、視線が同じ高さにあったりするので、外的な影響も似てくると考えれるからです。

しかし「条件が同じでも、取り巻く環境はやはり違うのではないか」と思われるかも知れませんが、人間に本来宿っている本能的な何かが「似たような人には似たような接し方をするような気がしているので」と言うことで反論をしておきたいと思います。非常にあいまいで弱い主張で申し訳ないw

人間だって進化の過程がありますから、何万年の間に様々なタイプの同類を見てきていると思うのです。だからDNAに刻まれた経験から、自然に分かるような気がするのですよね。

そしてそれは大体において「見た目」で分かるようになっているはずなのです。人間からしてみたら、動物の雄雌なんてわからないけど、彼らはそれを一発で見分けるわけですから。匂いで分かると言うこともあるかも知れませんが、でも匂いの届かない位置から彼らは既に見分けていると思いますよ。じゃないと発情期にプロポーズの相手を見つけられないじゃないですか。匂い嗅げる位置まで来ないと分からないんじゃ、他の雄に取られちゃうもん。

余談が過ぎましたが、以上の点から、例えば宇宙の塵を集めて原子レベルからクローンを作ったなら、それは「本人になり得る」と私は結論付けるのです。ですが、現在はそれだけの技術がないので証明することは出来ませんが。

ここまで言っておいて何ですが、さすがに今言ったことを本気で信じているわけではありませんよ(だったら何のために?

SFやファンタジーでよく見かける話で、不老不死を実現すると言うのがあります。これにはいくつか方法があって、今の自分の身体を存続させるやり方と、別の肉体に精神だけを乗り移らせるやり方、それから完璧な自分のクローンを作って自分は死んでしまうやり方と言うのが、私が今まで見てきた作品に登場して来ました。

この中で一番最後にある、クローンを作って自分は死ぬってやり方には「これって不老不死なの?」と疑問に感じた方もいらっしゃるでしょう。かく言う私も、このやり方を知ったときには非常に違和感を覚えました。だって自分は死ぬんだよ?って。

でも今ではこれも充分に不老不死に値すると思っています。大事なのは、自分と全く条件の同じ人間が残ることであって、必ずしも「自分が生き残る」必要はないと考えるようになったからです。

いびつな考え方ですけど、この方法ならば「生物学的に」ではなく、「哲学的、あるいは思想的に」不老不死であることが可能となるからです。

さあ、これで余計に問題がややこしくなって来たw

科学が進歩した今だからこそこのような問題にぶつかる。まだ生活がシンプルだった頃の昔の哲学者だったら、こんな面倒なことを考えるのはあきらめてしまって、片田舎に引っ込んで神父にでもなってしまったかも知れない。

何故、自分が自分であることを証明しなければならないのか。またそれは、どう言った意味で自分であることの証明を促されているのか。生物学的にか、それとも哲学的にか?

ここへ来て、自分を証明する事そもそもの土台が揺るがされて来ました。自分を証明することが、実は、その場そのときのシチュエーションによって変化するものであったことがわかったからです。

これは困ったぞと。

先ず我々が考えなければならないことがひとつ。

それは「自分を証明することの証明」を明らかにすること。

どの意味で、自分が自分であることの証明を求められているか、それを見極めることから始めよう。自分が自分であることを証明するのは、それから後の話。

「私はあなたの前で、どう言う意味で私であることを証明して欲しいの?」

と相手に質問して、答えが出ないことでずーっと頭を悩ませることに成功すれば、自分が出さなければならない面倒な答えを先延ばしにすることが出来ます。

あれ。オレ、アニメの感想書いてたんじゃなかったっけ?自分で書いてて論点を見失いそうになりましたが、なんとかこらえることが出来てる?しっかり脱線はしてますがw

最後に、あのときの伊織ちゃんは伊織ちゃんらしくなかったですよね。何やら入れ替わりするあの5人の他に、別の第三者が紛れ込んでいたような気配があります。

だとすると、これからもこうやって小出しに何かヒントが与えられることになるのかな。


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : ココロコネクト

2012/07/16 23:02 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(8)  

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