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「Fate/Zero-2ndシーズン」第25話 最終回

【Fate/Zero】
サブタイトルに偽りなしの内容だが。果たして、これは・・・。


切嗣が令呪を執行し、セイバーは聖杯を破壊した。すると天にある時空のようなものが開き、そこから熱した大量の汚泥のようなものが流れ込んできた。それに飲み込まれた辺り一帯は焼け野原となり、生きとし生けるものを悉く灰と化して行った・・・。

まだ息のあったらしい雁夜が、死の間際で見た走馬灯のような光景はいいとしよう。結局彼は桜を救えなかったが、当の桜は既に彼の助けなど求めていなかった。雁夜の奮闘は空回りであったと言うより、桜を助けるにはもう遅すぎただけだったのでしょう。

切嗣に撃たれたと思った綺礼は生き残った。と言うより、件の汚泥に飲み込まれたお陰で、逆に生を受けたと言ったところか。もっとも、アーチャーの見立てでは彼はとっくに死んでおり、いわばゾンビのような形態でこの世に繋ぎとめられたようであります。

それは誰の、あるいは何の意思によるものなのかは分からないが、何らかの因縁か悪意のようなものが未だ綺礼を手放さずに置いたと言うことになるでしょうか。

聖杯に意味のないことを知り、この度の混乱によって切嗣はすっかり抜け殻となってしまった。切嗣の役割はここで完全に終わったことが分かります。ただ瓦礫の中からただ一人救うことが出来た少年に、自分の意思を託した。いや、その少年が切嗣の意思を引き継ぐと自ら宣言したと言うのが正確なところ。

ウェイバーは新たな旅立ちへの準備を始めました。ライダーと過ごした痕跡が残るあの部屋で、しばし感傷に浸りながら・・・。

時臣の死によって、自動的に遠坂の家督は娘の凛に引き継がれた。雁夜に絞め殺されたと思われた母・葵は生きており、しかし記憶を失ったか、それとも精神を疾患したかで浮世の人となってしまった。実質、家族は崩壊しており、唯一まともに生き残った幼い少女の手に、一族の命運が託された形となりました。果たしてその重荷に耐えられるのだろうか。

このように聖杯戦争後のそれぞれの様子が描かれました。

ところがウェイバー以外はみなロクでもない結末を迎えているようにしか見えませんね。

そんな中でも一番むごたらしかったのがセイバー。友を救えなかった。国を救えなかった。自分は王になる資格もないと自己嫌悪に浸るばかり。ランサーやライダーなど、出会ったことそれ自体が有意義であった人物もいたはずなのに、最後は自分の至らなさに悔恨するばかりで終わってしまった。どれほど過去に囚われているのだろか、セイバーは・・・。

結局、本当にゼロへ向かうだけの物語となってしまいました。スタートラインを敷くための土台作り。あれほどの壮絶な戦闘は全て単なる茶番だったと言うのだろうか。単にマイナスをイーブンにするためだけの準備運動でしかなかったと?

この虚しさ。切嗣どころじゃない、見ているこちらがすっかり気が抜けてしまったよ。

砂で城を作ろうとするかのような無意味さ。なんだろうこの虚脱感は。このカタルシスの無さは、ある意味で最高に裏切ってくれたと言っていい。

正にzeroの気分だよ。「なんだったんだろう、この物語は!」まるで真空に向かって叫んでいるようだ。空気が振動しない、音の出ない空間に向かって叫んでいるような、ね。

<総評>
最終回の無常さに、すっかり語る言葉を失ってしまっています。

虚淵さん、これはやってくれたな。ここまで何も残らない物語にしてくれるとは!

こう言った感覚は初めてではないし、決して嫌いではないのだけれど・・・、でもなぁ~と言う感に堪えないところは否めない。

ある意味でバッドエンドより悪いエンドだと思います。

もし自分が脚本家だったら、一度はやってみたい結末ではあります。正直なところ、むしろ好きです。でも他人に見せられるとやっぱりがっかりしちゃう。

そうか、私はこう言うことをしようとしてたのか。そう思って、自分の残念さに愛想が尽きてしまうようです(自分でFate/Zeroの脚本書いたわけじゃないだろ

虚淵さんはこれを想定して仕組んでいるんだろうな、とは思いますが。

気を取り直して作品として評価してみると、第一期の盛り上がりから比べると、第二期は原作未読者でも分かるほど「ここ端折ったよね」と言うのが分かってしまうほどストーリーを圧縮していて、それが原因で話の筋が見え辛くなっていた部分がありました。

そう言った説明不足のところがいかにも不親切で、視聴する側が一歩引いた姿勢を取らざるを得なくなってしまった。「いま何が起こった?」ってなるから、ストーリーに入り込めなくなっちゃうんだよね。

そして分割2クールだったのも痛恨のミス(と言うかなんつーか)でしたね。クオリティを保つための制作進行の都合だったのかも知れませんが、一旦切れた緊張感を持ち直すには至らず、一期で盛り上がったモチベーションを完全には戻し切れなかった。他の方は分かりませんが、私はそうでした。頑張って一期と同じテンションで視聴しようと思ったけど、やっぱり無理でした。ごめんなさい。

クオリティ自体はハイレベルでしたが、大人の都合と相俟って、なんだか残念な結果を招いたと言った印象があります。

興味が次第に薄れて行って、何か緩慢な失速と言ったものがはびこっていたような気がします。振り返ってみるとね。

しかし凄い好きです。本当におもしろかったです。ここまでのアニメはなかなか見れるもんじゃない。Fate/Zeroと言うアニメを見られたことには本当に感謝しているのですよ。

本当はこのクオリティでstay/nightのリメイクが見てみたいくらい。stay/nightは見たことないんですけどね。どんななんだろ。これを見ていると、fate/zeroの見方も変わってくるでしょうからね。

このままじゃ終わりたくないので、今後何かないんですかね。なんかちょっとそんなことを期待して、書き込みを終わりたいと思います。


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タグ : Fate/Zero

2012/06/26 23:04 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(6)  

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