「LUPIN the Third～峰不二子という女～」第6話

【愛の牢獄】
両刀使いだった峰不二子さん。


今回はとある学者が成し遂げた学術研究の論文を巡って、女教師となった峰不二子が女学園に潜入する。論文の隠し場所の鍵は、その学者の娘が付けているペンダント。不二子は、女子をも惹きつける妖艶さで娘を篭絡したかに見えた。が、しかしそこには罠が仕掛けられていたのだった・・・。

さすがは峰不二子。百合などと言う軽度の形容ではなく、女学生を禁断の道へ誘い込む手順は、もろにレズビアンと呼んでいい倒錯ぶりであった。正にここは愛の牢獄。右を向いても左を向いても、そこには峰不二子を崇拝する憧憬のまなざしがあるばかり！

それはともかく。

今回ターゲットとなったイゾルテと言う娘、実は「男」であった！

これにはインターポールが先んじており、銭形の部下であるオスカーが本物のイゾルテと入れ替わっていたと言う仕掛けがあった。確かにオスカーは顔立ちが中性的な優男ではある。しかし女学生に扮して潜入とは無理があるのではないかと思っていた。

だが！

げに恐ろしきは梶さんの女声（おんなごえ）。最初、本当に女の人かと思った。最初少し低音だなと思ったものの、個人的にものすごく好きな声質だったのこともありすっかりだまされてしまった。

誰かが変装した場合、大抵「声」でバレてしまうものだけれど、それがなかったのは、声はもちろんのことしゃべり方のニュアンスなどがまるで女性だったからである。

女装男子が峰不二子と百合を演じて全く違和感がないと言う脅威！

しかし梶さん演じるこのオスカーと言う人物は、銭形にぞっこんで女には興味を持っていない。なんちゅう、いびつさ・・・。

お前は女になりたいのか。銭形のために女形になりたいとでも言うのか！？

生まれた性別が男であったことが、彼にとっての悲劇であった・・・（まあ、むしろ男として男を愛すると言うことに喜びを覚えていたのなら、今の彼はむしろ最高に幸せであると言えるが

ちなみに私もイゾルテを演じているのが男と分かって、落胆よりむしろ狂喜乱舞した類である。こんなに可愛い声が女の子のわけがない！（また性癖を疑われる発言が・・・

この度の感想ではたまらず冷静さを失っていますが、まあご容赦を。

最終的に峰不二子に出し抜かれる形となったオスカーは、彼女に強い恨みを覚えるようになった。この確執によってやっとオスカーの存在意義が出てきた。

これを踏まえても、やはり「オスカーって一体なんなんだろう。必要なエピソードなのだろか？」と言う疑問は残るが、是非とも上手い具合に絡んで行って欲しいものだと思う。

そういえば、ルパンって毎度ゲストキャラ的な存在があったような。それが1クールのレギュラーで投入されたと言った位置づけってことも考えられるだろうか。

中盤でオスカーに捉えられた峰不二子を救ったのがルパン。この2人の共闘と言う形が出来上がって来た感もある。

そして峰不二子が銭形とセックスしたことが引用され、最後に上手いオチを作ってくれた。アレは完全に仕組まれたことであって、銭形が不二子をヤったのではなく、不二子が銭形を逆レイプしていたことが分かった。

堅物のエリート国際警察も、峰不二子の手に掛かっては「形なし」だ。


＠ムハンホウちぇっそ＠

にほんブログ村