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「LUPIN the Third~峰不二子という女~」第3話

【淑女とサムライ】
子供こそが世界の宝だ。


峰不二子、石川五右衛門と邂逅するの巻。

トランク国王の暗殺を命じられた五右衛門。汽車に乗り合わせたのは峰不二子。国王の子息であるマルコの家庭教師を仰せつかりながら、国王の財宝を狙うのだった。一度はトランクに刃を向けかけた五右衛門だったが、子供らと抱き合う姿を認めその場は鞘を収めた。

間もなく事態は急転を迎える。依頼主から送られた別の刺客が機関士を殺害。列車は暴走することに。裏切りを知った五右衛門は任務を放棄。トランク、及び乗客の救出に奔走する。

客車を切り離すと、動力車と貴重な文化遺産を乗せた貨物車は脱線し崖下へ転落。しかし乗客はみな無事だった。将来を担う子供たちの命も守られた。

生真面目過ぎるが故に、その所作にどこかおかしさを覚えてしまうのが五右衛門と言う男なのだろう。

何事に関しても全身全霊を賭ける姿勢は一見すると潔いが、逆に捉えれば「思い込んだらとことん」まで行ってしまう、非常に極端な性格を示していると思われる。

「情に篤い」こともそう。孤独な盗人と思い込み、その身を哀れんだ末にいきなり愛の告白。一筋なのは結構(きっと浮気はしないだろう)だが、出会ったその日に結婚を受ける女はいない。

自分本位であることにかけては人後に落ちないと言うことか。しかしもっと相手のことを顧みようではないか。

以上のことから導き出される、かどうかは分からないが、峰不二子との出会いによって浮き彫りにされた五右衛門の性質は、漫才で言うところの「落としどころ」のような扱いではないかと思った。要するに「オチ要員」だと。

日本人の原作者によってデフォルメされた侍は、「外国から見た日本人」を見事に体現しているのではないか(それとも失われた日本人魂を体現する存在か)。石川五右衛門と言うのはつまり、我々日本人のパロディなのだよと言う、実に自虐的な笑いがここには含まれているのではないかと思った次第。

「いや、俺たちはそんなんじゃないよ」とわかっている日本人なら、五右衛門のとんちんかんなところを見て笑えるのだ!

でもほとんどの日本人はみんな五右衛門を見て笑えると思う。だから大丈夫。

さて、気になっていた新・五右衛門役の浪川さんについて。

意外やかっこいいので驚いた!若き日の五右衛門と言った風情があり、颯爽としていて、かつ世間ずれしていない純朴な一面がよく表れていたと思います。

これは相当に役作りしていたのではないでしょうかね。実に良くはまっておりました。峰不二子の沢城さんと同様に素晴らしいキャスティングだと思いました。

最後に著しく個人的な趣味の話題としては、トランク国王の息子のマルコ君が実に可愛らしいショタであった点。

最初やんちゃなにはしゃぎ回っていた彼が、お父さんの大事にしていた絵画を守ろうと勇気ある行動を見せる場面では、その健気さに思わず抱きしめたくなってしまいました。マルコ、かわいいよマルコ!

・・・また、つまらぬネタを綴ってしまった。

峰不二子の視点から見ると、それぞれのキャラクターの持ち味が実に明瞭となることに毎度のごとく驚かされるのです。これまでのルパンシリーズにはない画期的な試みに感心しきりであります。


@ムハンホウちぇっそ@
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タグ : LUPINtheThird~峰不二子という女~

2012/04/19 22:43 | アニメ感想COMMENT(0)TRACKBACK(5)  

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