「未来日記」第21話

【暗証番号】
由乃、・・・オレの由乃。・・・やっと会えたね。この2週間がまるで1万年と2千年前から待っていたようだったぜぃ！


先週は未来日記はお休みでした。

2週間ぶりの由乃は相変わらず残虐で素晴らしかった。日本刀を振り回して迫る追っ手を一刀両断。

こりゃもうお赤飯炊かなきゃね。もちろん、お米を赤く染めるのは切り捨てた人間の血で！（そーゆーカンニバルな発言禁止―！

市長である11thジョン・バックスの秘策とは、頑健な金庫の中へ閉じこもることでした。

そしてユッキーの秘策とは、マスコミを利用することでした。

ユッキーの作戦は確かに功を奏し、ジョン・バックスの行動を制限するに至ったけど、逆にバックスは自ら亀のようにほとぼりが冷めるまで金庫の中で静観する姿勢。

やっぱり喰えないヤツだね、ジョンってば！

そんな風に事態が停滞した状況で、今度はユッキーとみねねさんの間で攻防が繰り広げられることになってしまう。

みねねさんは失血多量で、今や自分の最期を覚悟している。だからこそ本音が出たのでしょう。ユッキーが許せない！と

「神になって両親を生き返らせる。世界をリセットするんだ！」

ユッキーの大義名分など所詮かなわぬ夢。まだ希望があると思い込んでいる弱者の戯言。空中に煙で描いたようにすぐに消えてしまう、ただの絵空事なんだよ！

それが分かるのは、みねねさん自身がそう言う子供時代を送ってきたから。無様でウザ過ぎる。まるで自分を見ているようで許せなかったと。

しかしだからこそ、みねねさんはユッキーに共感を覚えてもいたのですね。

とは言え、過去の自分を断ち切る意味で、みねねさんはユッキーを殺さなければならなかったのでしょうな。既に瀕死で、これから先がないとわかっていようとも、今の自分が前に進むにはそれしか方法がなかったと言えます。

みねねさんはいつも自分の過去と戦って来たのでしょう。

そんなみねねさんの悲痛なメッセージに、我らがユッキーは相変わらずのヘタレ発言で応えてくれます。

「だったらボクはどうしたら良かったんだよ～！」

氏ね、おまえ！

ちょっくら死んでほしいくらいステキな発言にしびれました。ユッキーってほんと心が不細工だよね。

でもそこが好き！

由乃と言うお似合いの彼女がいなければ、もし私が美少女でヤンデレだったら（ヤンデレはいらないと思うが）ユッキーのお嫁さんになりたいくらいだ！

結局この残念なユッキーにみねねさんは撃たれてしまうわけですが、どっこい生きてたメイドテロリスト！（第2話くらいの頃のコスプレだね

最後の力を振り絞って、ユッキーのために道を開けてやろうと、ジョン・バックスが立て篭もる金庫の扉の前で自爆いたしました・・・。

そのとき、みねねさんの目には亡き両親に手を引かれ、旅立って行く少女時代の自分の姿を見ていたのですね。

ユッキーたちと出会い、それから色んなことがあって、みねねさんは自分自身を救うことが出来たのだね。

まるで天国へ連れて行かれるようにも見えた一場面でありました。

でも、もうちょっと積み重ねて丁寧な描写あれば、もっと感動できたんだけどな。みねねさんのためにならオレは号泣したかったんだけどね。でもそうさせてくれなかった。最近はちょっとやばいくらいの駆け足展開で残念なところのある未来日記です。

しかし、そんなみねねさんの自爆にもびくともしない金庫の扉。耐火性なのだろう（当たり前だ

この扉を開けるには、この銀行の経営者であった我妻夫妻と、その娘でなければロックが解けないことになっていたのです。指紋とかそう言うのを認証して解除されるんだろう。

って、ん？「我妻銀行」？

そうです。銀行は由乃の両親が運営していたのですね！

ユッキーの危機を聞きつけて（洒落ではない）やって来た由乃。しかし彼女は以前に「偽者の由乃である」と証明されている。

これでは認証されないではないか！と危惧したのですが・・・。

なんとあの眼球を認証するヤツ（なんて言うか度忘れ）で、認証されちゃった！？

ってことは由乃ってば、実は本物？

ここでまた由乃に対する謎が深まってしまった。由乃って何者？何をたくらんでいるのか？

事態は急を要している。デウスの命が残りわずかで、世界が存在の危機に瀕しているです。

なんかブラックホールを思わせる謎の黒い球体が市内を飲み込み始めている！？

なんちゅー超展開！

もともと神と会話したりとファンタジーの要素はあったものの、ここへ来て一気に現実世界にファンタジーが噴出して来た様相。

一気に畳み掛けて来るなぁ。

世界は大丈夫なのか？このままで大丈夫なのか、未来日記！？


＠ムハンホウちぇっそ＠

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