「モーレツ宇宙海賊（パイレーツ）」第2話

【私の力、海賊の力】
「司法が力を行使するとき、そこには意見も思想ない。ただ命令に従っているだけ。一方で海賊が力を行使するのは、それは自分の意思を示すとき」


2話目も変わらず面白い宇宙海賊です。

梨理香さんは言う、「海賊が敵の船に乗り込むのはどうしてか？それは『見栄え』のためさ」と。

つまりその時点で既に勝負は決しており、後は海賊としてのプライドを賭けて「かっこよく見せる」ことの重要性を茉莉香に示しました。

そう言った意味では茉莉香は既に海賊船船長としての資格を得ており（血族だからね）、これからどう見得を切るかはお前に掛かっているのだよ、と諭したわけですね。

海賊船の船長になるかどうかを決めろと言っているのではなく、海賊船の船長になったらどうしたいか、あるいはどんな船長になりたいのか！その決断を促している。

だから自分で納得の行くビジョンが見つからなければ、あえて船長になる必要はないと言うことも同時に語っているのですね。

これはもう現代企業のあり方的にも正しい。

めんどくさいので詳しくは説明しませんが、目的が最終ではなく、目的の先に何があるかを考えることが健全な企業のあり方であると。とにかく形骸化してしまってはいかんと言うこと。しかしながら長いものに巻かれる環境の方が楽ではある。かく言う私がすでに形骸化し切ってますｗ

それはともかく。元からある強大な権力を頼ってそれに従うのではなく、自ら選択してその責任は自分で追うと言うこと。やるべきことは何かを、自分で決めて行動できるか。

拡大解釈をすれば「自分が理想とするかっこいいヤツになれるかどうかは、お前に掛かっている」そしていま、海賊船船長になると言うチャンスを茉莉香は得ている。

さあ、変われるチャンスはここにある。お前はどうする？と、梨理香さんは茉莉香の可能性を示しているわけですな。

いやぁ、これほど達観したビジョンをお持ちだったとは、さすがはイケメン！梨理香さんは茉莉香にとってのよき先導役となってくれておりますね。

もっとも、女子高生にそこまでの決断力と責任能力があるかどうかは疑問ですが（リアルで言ったらねｗ）、そこはそう言う設定と言うことで、梨理香さんが茉莉香をどれほど信用しているかを示したエピソードとなっております。

しかしまあ終盤のエピソードで、練習船をハッキングされたことが分かったときの茉莉香は、「現状じゃ無理ね」と事態を保留にしようとしたクリハラを押し留め、「今やらなきゃダメ！」と、電子戦で反撃することを決めました。

これはやはり海賊としての血がなせる業か。その感の良さで、戦うべきときを悟ったような印象であります。
これはもう船長になるしかないなｗ

ちなみにこないだ、モーレツ宇宙海賊のOPテーマにはマーティ・フリードマンが参加していると言う話を聞きました。

これだけメタルな曲だからさもありなんと言った感じ。マーティさん、ついにアニソン参戦ですかｗ


＠ムハンホウちぇっそ＠

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