「妖狐×僕SS」第1話

【いぬとぼく】
どこまで行っても褒め殺しｗ

メゾン・ド・章樫（あやかし）。通称、妖館（あやかしかん）へと入居することになった白鬼院凜々蝶（しらきいんりりちよ）。周囲との関係を絶とうとやって来たはずだったが、そこには彼女に無心で仕えようと待ち構えていたシークレットサービス（以下SS）がいた！？

名家の出であるだけに孤独となってしまい、今やすっかりわかり易いツンデレになってしまった凜々蝶さまが主人公。

そんな彼女にイケメン執事である御狐神双熾（みけつかみそうし）がかしずいて「ボクをあなたの犬にしてください」と訴えるの図。

自ら下僕宣言。従順すぎるSSはときにありがた迷惑だと思うのだけれどｗ

まあ我々のような下賎な人間にはプライベートの邪魔になるだけですが、予ねてより人の上に立つ人種には馴れたものなのでしょう。

自らツンデレ告白するヒロインに、やたらとへりくだったSS。この過剰な設定が興味を引きました。初回のツカミとしてはなかなかおもしろかったと思います。

このマンションに暮らす住民はみな妖怪の「先祖返り」だそうで、つまりわけありの人たちがひとつところで安全に暮らすために建設された場所のようです。だから凜々蝶さま自身も妖怪の類みたいです。

今回、強盗が入りましたが、彼らにとって人間など恐れるに足らぬもの。問題とするのは、「人でない」ものに対する防衛になります。

ってことは、何かすごいラスボス的なものがいるんでしょうかね。

しかし作品のキャッチコピーは「主従マンションラブコメディ」とあり、これはツンデレお嬢様がお人よしのSSに次第に心開いて行く展開が期待されますね。ここら辺が初回からかなり情緒的に描かれていて、結構ぐっと入れ込んじゃったｗ

ところで気になることは、このSSである御狐神が昔から凜々蝶さまのことを知っていると言っていたことです。

彼は恩返しみたいなことを語っていましたが、それは果たして現代の出来事なのか、それとも前世にまでさかのぼることなのか。そこら辺の遍歴も気になるところです。

実は壮大な歴史ロマンが・・・。とまでは行かなくとも、御伽噺的な今昔物語の域まで発展したりってことはあり得るかな？


＠ムハンホウちぇっそ＠

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