「ギルティクラウン」第1話

【発生：genesis】
あらすじをまとめようと思ったが、あまりに色んなことが進展したため簡潔に書けない。

未曾有のパンデミックに見舞われ、体力的にも経済的にも疲弊し切った日本が舞台とな。一瞬、先の震災を思い起こしたのだけれど、どっちかと言えば「9.11」に繋がる、「全権vsレジスタンス」の抗争と言った趣旨のようです。

何かのウィルスの入ったシリンダーを持って逃げる少女・楪いのり（ゆずりはいのり）がいる。怪我をして身を潜めていた彼女とであったのが、主人公の桜馬集（おうましゅう）だったと。

集ははいりからそのシリンダーを託され、恙神涯（つつがみがい）に渡してくれと言われるのですね。しかし彼女は全権であるGHQに捕らえられてしまう。

涯と出会った集はしかし、またシリンダーを渡されはいりの元へ走らさせる（まあそう見えたのだな）。爆風に飛ばされ、敵ロボットの襲撃を受けそうになっていたその瞬間、集ははいりを助けた。

だけどそのときシリンダーが割れて、密閉されていたなんらかのウィルス的なものが噴出して、それに当てられて集は奇妙な能力を宿してしまうと。それは、はいりを武器にして戦うことだった。

普通の学生が、ある日突然超絶能力に目覚めると言う厨ニ的な展開に唖然としてしまった部分は否めない（笑）

でも映像も迫力あるし、はいりちゃんが可愛いのが良い。

涯は初めて集と出会ったとき、既に彼の名前を知っていたのは何故だろう。レジスタンスと言う立場上、情報戦にも長けていないと戦闘には勝てないですから。もしくは市民の安全を守るために全ての住民の氏名を把握しているとか。そんな設定があるのかも知れない。

それよりも何故彼が政府に楯突くのか、その辺りの指針とそして勝算のある戦いなのかと言うことが気になりますな。結局レジスタンス行動と言うのは勝てないと意味がない。いや、少なくとも世間にショックをもたらすことが出来ないとやっている価値がないのです。

しかしパンデミックのせいで人々はよほどのことでないと驚きはしないでしょうね。となると、本気で政府を転覆させないことには、涯たちの運動は無益しはもたらさないことになってしまう。

そのための起死回生の兵器があのシリンダーの中の物質であり、はいりと契りを交わして「最強」になるための切り札であったと想定することが出来ますかね。

ノイタミナでは初の２クール作品として期待が寄せられるところ。確かに、ごった煮てんこ盛りでびっくりすることだらけで第1話は楽しませてもらいましたがね。

しかし意外な方向へストーリーが進行しそうで、今後の展開に弱冠の不安を残したことも否めない。話はもう少し落ち着いて来てからでないと、冷静な判断は下せないかな。

ヒロインがアイドルであるっぽいので、なんとなくマクロス的な雰囲気も漂わしており、スケールの大きな作品になってくれることを期待しましょうか。


＠ムハンホウちぇっそ＠

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