「うさぎドロップ」第1話

【りんどうの女の子】
祖父の葬儀のため、久しぶりに実家へと帰った河地大吉。そこには亡くなった祖父の子供だと言うまだ小さな女の子がいた。誰が彼女を引き取るかで親族会議を立てるが、誰も乗り気ではない。業を煮やした大吉が名乗りをあげ、即席親子の生活が始まることになる。


主人公は30歳で独身のサラリーマン。幼い女の子があまりに不憫だと思っても、子供を育てると言うのは一代事業なわけで、啖呵を切った手前とは言えよくぞ踏み切ったと思うものであります。

俺なら上手くやれるんじゃないかと言う、根拠のない自信があったのかも知れないし、見て見ぬ不利の出来ないお人よしなだけだったかも知れない（笑）

でも確かにこの子は可愛いね。幼いながらに凛とした佇まいがあり、純真で透明感のある美しさをも湛えている。社会生活に疲弊した一人身のおじさんには、彼女のひとみの輝きがざっくりと胸に刺さるよう。なんか分かるぜ、その気持ち。

確かに人情に訴える作品ではあるけれど、主人公と同世代である私はこの物語で泣いてはいけない気がする。主人公に強く共感できるだけにむしろ、自分も強くあらねば！と発奮させられるところがある。

「子供一人くらい面倒見てやらぁ！」これくらいのことを私も言ってみたいものだ。30代のおっさんにもカッコ付けさせてくれよ。そんなファンタジーがここで実現されて行ったらいいな。

OPが歌っているのはPUFFYだけど、作詞作曲は鈴木祥子。日本の女性シンガーソングライターで一番好きな人です。30代の女の気分を歌わせたらこの人の右に出る者はいないですね。普段はとっても痛い歌詞を書きまっせ（笑）このアニメにはうってつけのアーチストです。


＠ムハンホウちぇっそ＠

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