「STEINS;GATE（シュタインズ・ゲート）」第14話

【形而下のネクローシス】
まゆりを救うための光明が見え始めた！？


いや正確には、タイムリープを繰り返すことだけでは埒が明かないことを察した倫太郎が、新たなアプローチを取り始めたことによって、事態が少し進展したと言った程度なのですが。それでもこの一歩は大きかったのではないかな。

先ずは萌郁と接触した倫太郎。ここでは彼女の正体を知ることが出来たものの、まゆしぃの運命を変えることは出来なかった。

萌郁が何者であったかについては、彼女はラウンダーと言う執行部隊であり（SERNの下部組織か？それとも関係ない別の組織か良く分からなかったが）、IBN5100の入手を目的として任務が課せられ、それは「FB」と言ばれる上層部からの命令であると言うことが分かりました。現時点で「FB」が何かは判明しませんでしたが、萌郁が絶対的に支持している機関であるみたいですね。

それから倫太郎は、過去の紅莉栖に未来で起こることを話しましたね。彼女は頭脳明晰なのですぐに理解し、機転を利かせてくれたのですが、それが結果的に鈴羽の協力を得る方向へと向かうことになった。

随分と事情通で色んなことを説明してくれましたが、中でも「ダイバージェンス１％の壁を越えて、β世界線へ移行する」って辺りが今後の命題となってくるのでしょう。

要するに世界線は紐の束になっており、その中でいくら紐を移り変わっても行く先は同じ。いま倫太郎たちがいるのが「α」だとしたら、別の「β」と呼ばれる世界線の束へ移行する必要があると言うことですね。

そして鈴羽は、ある基準となる世界線からどれだけの離れているかを示すメーターを持っていた。これは未来の倫太郎から渡されたものだと言う。ってことは？

そう。鈴羽はやはり未来人でした。しかもかの「ジョン・タイター」であった！倫太郎が完成させたタイムマシンによって未来からやって来たのだそう。鈴羽がジョン・タイターその人であるかも知れないと予想したことがあって、その後の展開でやっぱり違うかな。と思い直した経緯があるので、見事に逆を突かれてしましました（笑）

静かに進行しつつも、毎度提示される情報量は多い。現段階で別の世界線の束に移行する方法はまるで見えませんが、鈴羽の介入が、この無限ループ地獄から抜け出す一筋の光明となってくれると祈る。しかし彼女は何ゆえ紅莉栖をここまで憎んでいるのか。この辺りがまた別の波乱を呼び起こしそうで、怖い。


＠ムハンホウちぇっそ＠

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