「夏目友人帳 参」第1話

【妖しきものの名】
学校の帰り、道端にへたり込むおばあさんを助けた夏目。ところがそれは人ではなく、社に住まう神格の類だった。しっかりと夏目を掴んで話さず、「あたしの手伝いをしておくれ」と迫る。

始まりました。夏ですねぇ。夏目ですねぇ～。

第三期の第一話は、おばあさん（以下、おばば）の人探しを手伝うことによって、偶然にも祖母レイコの跡を辿るエピソードとなりました。

かつてレイコに鏡を借りたおばばは、それを返そうと探すのだけれども見つけることが出来なかった。レイコは亡くなっているのだから当然なのだけど、名も知らずに探し続けていたわけです。

基本的に妖に関わるのはめんどくさいので、夏目は最初断るのですけどね。だけどおばばは彼の後を付いて来て、部屋の窓を叩き「来ちゃった！」と顔を出す。

どこの押し掛け女房ですか！って思わず吹き出しちゃったよ（笑）

そんなんで人探しを手伝うことになった夏目は、後日おばばと待ち合わせをするのですが、そのときおばばは髪に花を挿しておめかししていたと言う・・・。

おばば、すっかり女に戻っちゃったな（笑）

こんな風に、枯れ木にも花を咲かせてしまう夏目には、どうにも惹き付けて止まない魅力があるのですね。妖怪にだけはモテモテ。

この他、夏目を喰ってしまおうと追いかける危険な妖や、家に災いが起こりそうになると身代わりになってくれる茶碗の妖だののエピソードが絡んで、モノノケたちが織り成す世界の一端が垣間見える。こう言うのを何気なく描いてしまう辺りが素晴らしいんだな。

夏目のモノローグによるこれまでのお話の説明があり、彼の祖母であったレイコのエピソードが入り、この作品を初めて見る人にも優しい設計でしたね。

夏目による説明がうざくないのは、やっぱりCV神谷氏が上手いからだと思いますねぇ。声も良いし。むしろ心地よくていつまでも聞いていたいくらいだ。

夏目が見れる夏はやっぱりいいもんだ～


＠ムハンホウちぇっそ＠

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